高山正之のレビュー一覧
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民主党が政権を握ると世界の平和が脅かされるイメージしかないし、とにかくやることなすことが酷いと感じた。
日本のメディアも酷く、きちんとした報道をしてほしいものだと思う。
トランプの退任演説の箇所で馬渕氏が自分の歴史を尊重し敬意を払い、日本の価値を大切にし、生まれた日本の文化を守り育てていくとおしゃっていてとても共感したし、腑に落ちた。
自分たちの国の歴史や文化のことを知り大切にできなければ、自信や誇りが生まれないのかなと思った。
日本には問題が山積みであり、それを解決する立場にいる人がわかっていないのも問題である。
馬渕氏が対談の最後に言っているが我々日本人とはというところを理解して一人一人が -
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住民投票により、ウクライナ領であったクリミアがロシアへ併合された。アメリカはロシアを盗人と罵り、19世紀の帝国主義的センスだと非難した。しかし、歴史的にみると、スターリン時代の粛清と大飢饉で酷い目にあったウクライナに対して、フルシチョフがその償いとクリミアを贈ったらしい。だから今回の再併合は、もとの鞘に収まっただけ。それを盗人呼ばわりするとはあきれる。メキシコやハワイやパナマを強引に奪っておいて、何様だ!盗人猛々しいとはアメリカ!お前のことだ! と著者は言いたいらしい。短いコラムだけど、その歴史的経緯もまあまあ分かり易く書いてある。
沖縄密約に関するコラムも面白い。かつて毎日新聞の -
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朝日新聞が形成した近代日本史、昭和史は、歴史に関してまったくの門外漢であるわたしでも、なにかおかしいと感じる。なぜ、あそこまで中国に卑屈にならなければならないのか、なぜあそこまで、日本国を攻撃しなければならないのか。こいつら、もしかして中国のスパイか?などと思わざるを得ないような報道を平気で行い、間違っていても訂正記事は、紙面の片隅、なんて事がよくある。また今年(2007年)の流行語にノミネートされた「朝日る」なんてことをいわれるようでは、東スポ以下の4流新聞なんだろうなあ。それとも、もしかして、朝日は私が知らない間にゴシップしになってしまったのか?こういうような感想を持つのは私だけではないこ
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長らく積読でしたが、スーチー女史の来日で思い出してさらっと。
痛快かつ爽快で、なんとも小気味の良い一冊でした。
元は週刊新潮で連載されているコラムを集めたもので、
こちらには2005-2006年のものが入っています、ちょい古めですね。
文中ではよく、朝日新聞がやり玉に挙がっていますが、、
ジャーナリストの方から見ても、彼らの在り様は「変」なのかなと。
といっても、アサヒに限らず、変に思ったことには徹底的にかみつきます。
言い様は辛口ですが、内容は非常にわかりやすく筋が通っています。
言いたいことをわかりやすく伝える、見習わないとなぁ。。
ちなみに、本のタイトルにも入っているスーチー女 -
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高山正之氏のコラム集。
タイトルの「スーチー女史は善人か」は、やや挑発的な印象をもたれる方もいらっしゃると思うが、スーチー女史を揶揄した内容ではない。
高山氏の肩をもつわけではないが、内容的には一方的な価値観に対する批判を込めた比喩である。
例えばアウンサンスーチーの条では、ミャンマーの国情から解説。
ビルマ人の国であったビルマ(現ミャンマー)は、19世紀にイギリスに征服される。イギリスは大量のインド人と華僑を入れて商売をさせる。さらに周辺の山岳民族をキリスト教に改宗させて警察と軍隊を構成。
単一民族国家だったビルマは多民族国家に改造させられたという。そして主権者であったビルマ人は農奴に転落 -
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マスコミで大騒ぎになり世間を騒がせ不安を掻立てられた事柄や事件が、実は歪められた報道で違う側面を持つことがこんなにあるのか!と驚く。
或いは、そんなことがあったのかということを知る。
超辛口コラムニストと言われるだけあり、読後感は良くない。が、これは日本人として、知らされてなければおかしいことばかり。日本人必読書です。
また著者の著作レビューには右系だからといい記載のあるものがあるが、右系だから敬遠して読まないというのはもったいない。むしろ、読んでみて、これが右系なの?と考えたほうがいいかもしれない。
自分の国について憂えるのは当り前だ。なにしろ、そこで暮らし生きている。だから、そのた -
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◆アメリカの独立宣言を起草したトーマス・ジェファーソンは、サリー・へミングスという黒人奴隷を所有し、子を孕ませていた。その本人が一方で「人類は等しくつくられた」と語る偽善ぶり。P23→P138に詳述
◆アメリカ人は、黒人は奴隷にしたがインディアンは即殺戮した。ピルグリム・ファーザーズは、メイフラワー号でアメリカに着いたのち、ワンパイアグ族のマサソイト酋長らに命を救われて冬を腰、感謝祭を祝った。しかしマサソイトの子どもの代になると跡をついだ長男がニュー・プリマスという白人の町に呼び出されて殺される。さらに次男も殺して、その首を自分たちの街に20年間、晒しつづけ、その妻や子、部族のすべてをカリブ -
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変見自在、著者の造語だが、時の権力者により報道も歪められる、市井の人はどのように真実を見抜くのか?
逆に、すべてにおいて信じられなくなった。
何が真実か、分からなくなってしまった。
見ようによれば、著者の言う通りの部分もあるだろうが、
関東大震災の流言飛語により、朝鮮人虐殺は事実だし、朝鮮人以外にも、中国人や日本人も虐殺された。
関東大震災による朝鮮人虐殺、少し調べたら分かる様なことをまるで無かったように書くから、何が真実か偽りか、分からなくなってしまったのだ。
著者の思い込みや感情が見え隠れし、本当に調べて書かれたことか、分からなくなってしまったのだ。 -
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産経の論客二人のよる対談本。
2022年3月刊と比較的新しく、取り上げる話題も、新しい。
菅、岸田総理評と日本を取り巻く「リベラル全体主義」。
日本を破壊すると言うか、国際秩序を破壊するんだよな。
そもそもが反すると思われる「リベラル」と「全体主義」が日本では見事に和している。
俺の言うことは正しい、なぜなら俺は正しいことをいっているからだ。伝統や社会など、俺が何も苦労しないで生きていくためにしたくもない考慮を強いるものは間違っているのだ。それは、「俺と言う多様性」を否定するものであり、正しくないのだから破却されるべきものなのだ。
単なる厨二と、マジに社会を破壊したい人間との区別がつか