小松エメルのレビュー一覧

  • 一鬼夜行

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    鬼のような強面の古道具屋、喜蔵の庭に落ちてきたのは、百鬼夜行からはぐれた童のような小鬼、小春 。妖怪らしくない妖怪と、人間らしくない人間の奇妙な共同生活が始まる。

    わんさか出てくる妖怪も、周りの人たちも優しくて、小春がかわいすぎて、怪奇もののはずなのに、ほんわかするお話でした。

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    2013年09月29日
  • 一鬼夜行 枯れずの鬼灯

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    ネタバレ

    今回のお話は思いがけない人がメインで意外だった。多門一味は敵というには憎めない不思議な魅力がある。しかし、ここで猫又の長者という分かりやすい「敵」が登場しそうなので、盛大な序章と言った感じか。連判状を集める喜蔵には目頭が熱くなった。本当に人間らしくなったなぁ。

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    2013年07月31日
  • 一鬼夜行 枯れずの鬼灯

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    テンポは良かったと思うけど、なんかあっという間に読み終わってました。
    面白くてというよりは、「あれ?終わっちゃった」って、いう感覚でした。
    次巻への繋ぎの感じだったので、次はジックリ愉しみたいです。

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    2013年05月23日
  • 一鬼夜行

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    思いっきりグッとは来なかったけど、よくまとまった良作。
    小さく積み上げて、最後にドンっと来るのかと思ったけれど、比較的軽め。
    でも、設定の作り方は丁寧で好ましい。

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    2013年03月12日
  • 一鬼夜行

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    「俺は百鬼夜行に欠かせない・・・・・鬼だ」
    「百鬼夜行のくせに一鬼しかいないではないか」
    喜蔵と小春の掛け合いに親しみを感じます。
    優しく鋭い物語。

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    2013年03月03日
  • 一鬼夜行 枯れずの鬼灯

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    千代乃という老女とアマビエという不思議な生き物をめぐる騒動が複雑に入り込んだストーリー。

    またもや多聞一行がからんできて、喜蔵も小春も心穏やかにいられるはずもなく…。

    千代乃と永遠の命にまつわる話は、切なくて悲しいが、同時に人を思い続けることのすばらしさを教えてくれる。

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    2013年02月15日
  • 一鬼夜行 花守り鬼

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    綾子の秘密や、深雪の抱えるものを知ることができる話。
    喜蔵とその周りにいる人間は本当に妖怪に好かれる。
    そのお陰なのかはわからないが、人付き合いの苦手だという喜蔵を中心にコミュニティができつつあるな、とそう感じた巻でした。
    最後は、想像していた通りでやはりほんのり寂しい終わり方だが次があると楽しみになった。

    難をいうと、誰がどの台詞を言っているのか少し判りにくいシーンがいくつかあった。

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    2013年02月12日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    硯の精の話は、それだけでひとつの話としてもいいくらい。
    温かくて切なくて、ほろりとした。

    前作ではその他大勢だった付喪神たちが、ひとりひとり個性的に描かれていて親しみがわく。
    前差櫛姫と喜蔵のやりとりが面白くて読み返してしまった。

    最後、夕餉くらい一緒に食べて行けば良かったのに・・・と思ってしまうのは、人間的思考回路だろうか。
    多聞についても決着がついたようなついていないような・・・すっきりしない部分が残るが、続きに期待ということで。

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    2013年02月09日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    硯の精が小道具屋に来るまでの話から始まる下巻。
    語られる話を聞くことで、私たちもおそらく喜蔵も、店にいる道具がぐっと近く感じるようになります。
    そしてほんの少しずつ、妖怪達と回りの人間に押されて前を向くようになる喜蔵がほほえましい。
    これでキャラクターが揃った感じがします、次の話も楽しみです。

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    2013年01月21日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    ネタバレ

    続きものである、ことの魅力がふんだんに鏤められた2作目!

    1作目で、おそらく最強の人物だろうと見受けられた深雪。
    今作でもまさに「無双」といった風の強さで素晴しかった。
    彼女の同僚は、彼女を「強いばかりじゃない」と言った。
    それは、そうだ。
    しかし彼女は、そんな面も含めてやっぱり強いのだ。
    次作からの活躍も楽しみだ。

    ちなみに彼女をひっそり見守る天狗殿は、
    主人公である兄よりも彼女を助けるべきポイントをおさえていたと思う。
    今回、兄は本当にがんばったのだけれど
    一番のおいしいところは奪われてしまったね。

    ……と、主人公以外の人物の感想から書いてしまったけれど
    このシリーズ、主人公以外の人物がとても魅力的なのだもの。
    今作で言ったら、多聞、そして硯だ。

    硯の辿って来た数奇な年月、
    硯の想い、
    さらには
    墨をすられ硯として使われる感覚にすら、
    ひきこまれ、同調し、感じ入ってしまった。

    もちろん、主人公も好きだ。
    ツンどころか、けっこう酷いことズケズケ言うし、
    そのくせ臆病だし、
    臆病かと思えば妙なところで思い切りがいいし、
    そして、最後まで全くデレない。
    ラストでやっとちょっと、といった程度。
    そこがいい。

    今作、また彼は一歩進んだというか、殻を剥いた感じ。
    前作での「奇跡のような成長」の効果を
    永続的なものとして描いていないところはとても魅力だった。

    主人公の幼なじみは、相変わらずの残念っぷりだったけれど
    相変わらずイケメンだった。
    彼は本当に残念な人なのだけれど
    大事なものを大事にする、
    まっすぐさや芯のしっかりしたところを持っている。
    魅力的だ。
    彼の家族もまた魅力的でいい。
    次巻以降、どこかでじっくり読めることがあるだろうか……
    ぜひ、期待したい。

    彼の馴染みの岡場所のメンツも、
    主人公のじいさん・ひいじいさんについても、ぜひ!!


    そして今回、キーパーソンになるのが多聞だ。
    今作以降、しばらくはメイン登場人物の1人になってくれそう。
    彼もまた、魅力的なのだ。
    誰よりも謎。
    誰よりもカオス。
    けれどちらっと見せる一面は誰よりも「人間らしい」ような気もするのだ。

    彼が秘密を抱えていてくれることで
    読者としては「あ、この作品また続きが出てくれるのね☆」と
    安心できる。
    多聞、GJ!!!!

    小春については、
    もう、何も言うことはない。
    実は主人公以上に不器用で素直じゃないヤツなのではないかと思うのだけれど。
    小春にはもう、魅力しかなく
    感想を述べたくなる、よりは
    ひたすら見守っていたい存在。
    愛おしい。


    さて。

    登場人物が増えたことで、物語に広がりができた。
    と、いうこともあるけれど……。

    もともとこのシリーズは、とても多面的だ。
    人間の世界と妖怪の世界。
    主人公の生きる時代・主人公の祖父や曾祖父の生きる時代。

    今作から、それに加えて多聞の登場で
    現実・幻、という軸まで出来てしまった。
    読みながら「これはどっち…?」と、私も惑ってしまったし
    むしろ多聞の見せるそれは「どちらも本物」でさえある。

    このシリーズはそんな、
    いろいろな軸が交差して、重なり合って、混じり合って、
    そうして滲んでしまうような場所が舞台となっているのだ。
    舞台上の人物たちも、巻がすすみ
    より深く・鋭く、個性がエッジをきかせてきている。

    みんなの感情も思惑も広がって、どこまでも多層構造な物語だ。

    また、2作目の今作の特徴としては
    「振れ幅がより広がった」こともあげられると思う。
    もっとやさしく、
    もっとせつなく、
    もっとエグく、
    もっとおどろおどろしく、
    もっと気楽で、
    もっと楽しく、
    もっと鋭く、
    もっとおもしろい。
    ……次巻以降、本当にどうなってしまうのだろう。

    この作品とは、これからも末永く付き合って行きたい。

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    2012年11月24日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    喜蔵不器用すぎる。
    不器用な癖に真っ直ぐで、捻くれてる癖に素直で。人間らしく、どこまでも人間臭く。
    妖怪が妖怪らしくそこにあるように、人間も人間らしくここにあって、交わっても混じらない。
    境を見極められないうちは人間でいられるのかなぁ

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    2012年11月09日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    喜蔵はどんどんと人間らしさが増すなぁ。強くて臆病で寂しがり屋で一人が好きで、本当に面倒くさい人間。彼の周りは妖怪ばかりで、人じゃないからこそ彼のことを分かってくれて、でも人じゃないなら認められなくてぶつかって。
    更に人間味を増して行くんだろうな。

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    2012年11月07日
  • 一鬼夜行 花守り鬼

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    深雪ちゃんのあれこれ。
    この子頑張り屋さんで、気遣い屋さんで、やさしい子で、いい子なんだけどもうちょっと兄に甘えてやればいいのにと思う。甘えさせてはくれないかもしれないけど、それに気付けば喜蔵だとて無下にしまい。
    兄弟メイン+サブメンバーのこもごもでした。

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    2012年10月24日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    バックトゥザフューチャーという映画がありましたが、それと同じくらいの強さで次の作品へのつなぎをしてくれているように思いました。
    飲み口はあっさりしていて決してベトベトせず、クイッと喉を通っていくけれど、気がつくとガツーンときているカクテルのような雰囲気を味わいました。そして、次の一杯、お代わりを所望します。
    登場人物の造形が前作よりもはっきりしてきて、各々の動き方が得心できるものだからでしょう。
    皆が皆、らしい活躍をします。だから、読んでいて楽しい時間を過ごせます。
    綺羅星なんていう語句の使い方におや?と思わないでもありませんが、まあ、些細なことです。この下巻があれば、上巻の冗長な感じも気になりません。
    青鬼ってあちらの世界では実力者なんだね〜、天狗の活躍が見たいな〜、なんて思いながら星四つで。

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    2012年10月22日
  • 一鬼夜行 花守り鬼

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    ネタバレ

    一鬼夜行のときからだけど、このシリーズは読むと胸を締め付けられるような切なさがある。「切なさ」とは決して正の感情ではないのだけど、喜蔵や小春たちに感じる「切なさ」は心地よささえある。みんな、不器用だね。

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    2012年10月21日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    続編の今回も楽しく読んでいます。まだ、読んでいる途中ですが、一ページ毎に期待が膨らむ感じ。ちゃんとしたレビューは読後に入れるとして、「墨をするしか脳のない硯」160ページ、はよいのでしょうか?能のない?前作でも、あれ?と思う記述がありましたが、細かいことだけが気になっちゃうんですよ。

    上は途中までで書いたレビューでした。
    今、読み終えました。上巻はわりと予想の通り展開していくなーという感じで、安心感を持って読み終えました。登場人物の能力も洗練されてきたな〜、後半に期待の展開、愛すべきあいつはどうなるのかなー?
    ただ、211ページに「ひとつ返事」なる言葉が出てくる。ところどころに抵抗感のある言葉遣いをするんだよな〜、それが星一つのマイナスとしました。

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    2012年09月29日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    喜蔵が最後色々いわれてだけど、やっと動いてくれたのが嬉しいよ。
    なんだかんだといいながら皆に助けてもらってるんだなあと思いました。あと深雪ちゃんの肝の太さが半端じゃないなと思いました。料理はお兄ちゃんに習えばいいよ。
    最後の別れはちょっと寂しいけれど、また小春に会えるのを楽しみにしてる。

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    2012年09月08日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    ネタバレ

    なんだかんだと優しい喜蔵さんが幸せになれて良かった。付喪神たちを回収して歩く喜蔵さん無双が楽しかったです!(笑)

    今後多聞さんはまだまだ出てくるのかな・・・?時間も是非読みたいです

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    2012年09月02日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    ネタバレ

    一鬼夜行二作目。
    上巻なので、まだ解決はしてないのですが、小春がとってもよいですね。かわいい。
    何より小春が出てくる前と出てきた後のテンポがまるで違います。これから敵の手中に向かいところ。がんばれー!

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    2012年08月26日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    ネタバレ

    前回よりも人間らしい喜蔵さんがかわいらしい!
    ストーリーは弱冠予想がつきやすいかんじでしたが下巻でのどんでん返しに期待。

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    2012年08月20日