土井善晴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
土井先生の家庭料理に対する考え方にとても共感を覚える。
よく雑誌や本などでみる、海外での質素な食事の様子。(でも素敵に見える)
スープとチーズとパン。
簡単でいいなとずっと思っていたが、これを日本に置き換えると一汁一菜。
汁飯香になると納得。
家庭料理にレストランで食べるような食事を期待されるのもおかしなこと。
味噌と食材におまかせでいいそうだ。
まかせておけば不味くなることはない。
出汁も取らなくて良い。
飽食の時代は終わりに向かっている。
家庭料理を見直し、自分の身体にあった必要な食事について考えるきっかけになった。
毎日食べる美味しくて安心なもの。
たまに食べる食べたいもの。
区別す -
Posted by ブクログ
料理について悩んでいる人は多いと思う。
何を作るか。それは毎日の悩み。
手の込んだものを作らないと、手抜きだと思われないか。
もしくは自分が思っているか。
お料理をする満足とは何か。
手をかけることではない。手をかけても美味しいものは作れない。でもまだ手をかけるのが料理だと思っている。
簡単な料理でも場をきれいにする。
きれいにすることで充実感が生まれる。
家庭料理、和食は家族のためにある。
身の回りにある食材を、必要以上に手をかけず、さっと作るのが日常の和食。
それに対応できるのが一汁一菜。
変わったものを食べたいのではなく、安心したものが食べたい。
それでも料理するのは大変だが、料理 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一汁一菜、自分にはこのくらいシンプルな方が合う気がします。
メモ
そこにあるもののすべてが美しく調和し、とても居心地が良く感じます。そのとき私は民藝の意味もまだ知らなかったのですが、河井寛次郎の作品とともに展示されていた、寛次郎の言葉に出会うのです。
「仕事が仕事をしています・・・・・・苦しい事は仕事にまかせさあさ等はたのしみましょう(仕事のうた)」「物買って来る 自分買って来る」「美の正体ありとあらゆる物と事との中から見つけ出した喜」「美を追わない仕事 仕事の後から追ってくる美」「美しいものしか見えない眼」そうした言葉が私の胸には響きました。
美しいものを追いかけると逃げていく、淡々と仕事 -
Posted by ブクログ
ネタバレ毎日食べても飽きない持続可能な食事=日本では一汁一菜、汁飯香、フランスではパンにチーズに野菜スープ。
出汁はなくていい。食材から出るもの。
味付けはテーブルで。塩、故障、七味など。
フランスでmenuは、コース料理のこと、リーズナブルな定食。
味噌汁とご飯でいい。栄養学普及のために、一汁三菜とした。
一汁一菜を基本として、10種類ほどできれば健やかに自炊できる。
汁は、野菜、油揚げ、少しの肉。味噌汁にはなんでもいれていい。トマト、ピーマン、ソーセージなど。
和食にはメインディッシュはない。肉が良いか魚がいいか、は不要。
いいお味噌を使う=昔ながらの製法で醸されたもの。