土井善晴の作品一覧
「土井善晴」の「土井善晴のレシピ100 料理がわかれば楽しくなる、おいしくなる」「一汁一菜でよいと至るまで(新潮新書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「土井善晴」の「土井善晴のレシピ100 料理がわかれば楽しくなる、おいしくなる」「一汁一菜でよいと至るまで(新潮新書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書を読んでまず驚いたのは、「ただの食事」と思っていたものが、暮らしそのもの、生き方そのものとこんなに深くつながっていたのか、ということでした。土井先生が紹介する、家庭料理を作ってきたお母さんたちの「救われた」という声や、さまざまなシーンで料理に関わってきた人たちの価値観が変わっていく様子に、「料理の捉え方が変わると、暮らしの向きも変わるんだ」と実感させられました。
一汁一菜は、流行りの“丁寧な暮らし”のファッション的なムーブメントではなく、日本の「晴れと褻」の感覚や、民藝、縄文文化までさかのぼるような、文化の根っこの部分から提示されている暮らしの哲学だと感じました。足し算・掛け算で「何品も