土井善晴のレビュー一覧

  • 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

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    無理におかずを作ろうとしたり、バランスを色々考えたりせずに、とりあえず味噌汁にしてしまえばいいんだ。季節のものをもっと味わってみよう。味だけじゃなくて食感や匂いも楽しんでみよう。食事に対する考え方が変わった。

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    2025年11月10日
  • 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

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    土井善晴先生が一汁一菜に辿り着くルーツを日本の歴史から紐解いてご説明されていました。
    また一汁一菜というシンプルなスタイルでありながらも無限の可能性があり、深みがあるのだと学んだ。

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    2025年10月06日
  • 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

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    「作る人が食べる人のことを考えている。料理することは、すでに愛している。食べる人はすでに愛されています。」
     著者と同じ世代なので、昭和30~40年代の家庭での放課後の子どもの遊びや生活、家族で食べる食事のしつけなど懐かしく、そうそう同じだったなあと思った。この時代が著者の食を考える原点なんだろうな。何にも考えずにただ食べるだけの毎日を送ってきた私には、上記の文章が心にしみた。
     おいしいものが大好きな私だが、脳が喜ぶ食事だけではなく、一つ一つの細胞が喜ぶ食事にシフトチェンジしようと思った。

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    2025年08月08日
  • くらしのための料理学

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    すごい。もはや哲学の域。

    実家を出て料理を始めて28年。この間、基本の料理、カリスマ主婦の料理、時短料理、ズボラ料理、本格料理、世界の料理、⚪︎⚪︎幼稚園の人気メニュー、絵本に出てくる料理。。。ヨシケイ、オイシックス、家事代行。。。色々なものを試したけれど、決して満たされることはなかった。料理はいつもプレッシャーだった。

    特に、子どもを持ってからの料理は大変だったし、末っ子が食べ盛りになった今も大変。あぁ、私は孤独に責任を負って、自分自身は食べることを楽しめずに、辛かったのだなと振り返る。

    目の前の素材としっかり向き合って、命をいただく。生きていくことの基本かなと。

    金言 料理は南無阿

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    2025年07月19日
  • 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

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    実家にあって、パラパラめくるだけで幸せな気分になれた。
    自炊するようになって思い出したので自分でも購入。とてもためになる……
    わたしの料理バイブルです。

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    2025年06月23日
  • 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

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    食に関して考えさせられる一冊であるが、難しい文章ではありません。
    ひとつひとつの考えが端的にまとめられ、ちょっとずつ読み進められました。
    内容はタイトルの通り。
    無理せず気持ち良く『料理』や『食事』をしましょうという話。
    素敵だなと思ったのが、『食事』は「食べる」だけではなく、「食べる」ことは『食事』という営みの中にあるということ。
    すなわち、相手を想い買い物をする、調理する事から始まり、それを頂く、最後に片付けを行って、良い食事とするという流れに感動しました。
    どう暮らすかが大切だということを考えさせられ、日頃の生活を大事にしていこうと思えました。

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    2025年06月16日
  • 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

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    食を通して日本の歴史、文化、風習など日本人としての生き方までも考えさせられました。
    きりりとそして穏やかに生活しなくてはと思わされた1冊でした。
    また何処かのタイミングで読み返したいなと思いました。

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    2025年03月21日
  • 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

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    この本を読み始めた理由は、友人が「土井善晴先生を尊敬している」と言ったからだ。その人は立ち居振る舞いがきれいで、考えも深く、その様に少し憧れもあって、彼女が言うなら私も土井善晴先生について知りたいと思った。
    また、長らく料理に苦手意識を持っていたが、一人暮らしを15年してきて最近やっと日々の料理に抵抗がなくなったところだった。節約と健康のために本腰入れて料理をするようになり、そのスタイルは母が作るものを真似たものだ。
    それで慣れてきて、今は淡々と料理を進められるようになった。
    良いタイミングに読んだ気がする。

    そもそも「美味しいものが食べたい!」という欲求があまりない。だから、食に拘りがある

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    2025年03月01日
  • お味噌知る

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    味噌さえあればどうにかなります!
    味噌汁とご飯で生きていけるもん。
    こんな気持ちにさせてくれる土井先生が好きすぎます。いろいろ複雑なことに頭をいっぱいにしている私たちをすっと助けてくれる良著。

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    2025年02月25日
  • 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

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    読みながら、優しいと易しいとやさしいの違いについて考える。書き綴られる言葉は優しく、ただ姿勢は凛として妥協がなく、読んだだけで同じ生き方ができるかというとそう易しくもないのかなという遠さを感じる。でも、食卓にあがるものは、まぎれもなくやさしさ。すぐに全てを実践できるわけではないけれど、読む前と後で何か変わればいいな。
    なお、やさしいの使い分けは本に書いてあったことではなく、きちんと辞書で調べたわけでもなく、単なる私の感想です あしからず。

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    2025年02月26日
  • 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

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    再読。
    「どんどん本質からずれて、時代や流行に流されるのはもうたくさん。」
    そう思って読書旅をしてきた2024年の締めくくりに滋味深い一冊。

    ここ数年、一汁一菜を実践してみてちゃんと基礎ができてる自分を再確認できた。
    一汁一菜は私のルーツだから、ここから茎や葉を伸ばすように大切にしていきたい。
    また読み返すだろうな。

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    2024年12月30日
  • 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

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    日々家族の料理を整えるものとして、日常の料理は一汁一菜で良い、という考え方に惹かれて読み始めた。所々の、飾り気がないのに、美味しさに満ちた味噌汁の写真にワクワクしながら読み進め、結果的に、一汁一菜の提案の背景にある日本人観や人生観、世界観がとても心に残った。もう次世代に何を残すか考えていきたい年になり、自分の中に何となく培われていたものはこれかと、言語化された気がする。自分の中の要として、意識して残し深めていきたいと思った。エッセイに止まらない哲学の本だった。

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    2024年10月13日
  • 一汁一菜でよいと至るまで(新潮新書)

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    おもしろかった。仕事への向き合い方から、地に足をつけて生活することについてまで。ごはんを味わうことだけでなく、目の前の現実をどう捉え、咀嚼し、自分のものにしていけるかということが軽快な語り口で綴られている。背筋が伸びて、心が軽くなって、お腹が空いてくる。生きてることを実感できる1冊。

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    2024年10月07日
  • 一汁一菜でよいと至るまで(新潮新書)

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    土井さんがご自身の半生を振り返りつつ、なぜ「一汁一菜でよい」と提案するに至ったのかを記述されている。

    私は食べることに目がなく、外で美味しいご飯を食べることを楽しみに生きている人間である。
    そんな人間こそ、この土井先生のおっしゃる提案には耳を傾けるべきだと思う。
    そうすれば、より良い食生活を堪能することができると思う。

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    2024年09月02日
  • くらしのための料理学

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    お味噌汁とご飯と1品さえ良ければいい、今の時代色んな食べ物がある中で敢えてそのスタイルになるのは身の回りの事を整えること繋がりそうだと思う。ご飯作りの悩みが尽きない人に。

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    2024年06月22日
  • 一汁一菜でよいと至るまで(新潮新書)

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    先日読んで素晴らしかった「一汁一菜で良いという提案」の後に書かれた、そこに至るまでの料理家・土井善晴さんの経験や哲学をつづった本。本書も同様に良かった。
    有名な料理家の土井勝さんの息子で、子どものころから料理を志すのが当然と考えて育った。フランス料理を学ぶためにスイスやフランスへ修行に行き、帰国し日本料理の道に進む。そこでは繊細な調和のとれた美しさや旬より早い食材が良いとされた。
    テレビの料理番組に出演し、父の料理学校の後を継ぎ、町おこしレストランのコンセプトづくりやレシピ書き、調理指導など、さまざまな仕事をして感性を磨いてきた。その中で気づいたことが印象的である。例えば、
    「食事とは、自分で

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    2024年02月09日
  • おいしいもんには理由がある

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     これほどパンチ力のある本はない。これが感想だった。
     ニューヨークにいて、ここまで食料を無駄にし、捨てている国はないだろう。夜仕事から帰る道すがら、凄まじい量の残飯とホームレスを見る。残飯を減らすという努力は、経済合理性の中でしか正当化されない。誰もが、寄付すればいい、お金を出せばいい、という方向性で考える。これは悪いことではなく、むしろ日本を大きく凌駕して経済発展した所以でもある。6年滞在した中国でも多めに頼んで残す文化はあるが、食材を余すところなく食べる食習慣や、チャーハンのように残り物を美味しく調理する手法もある。
     さて、本書の凄さは、もちろん連載という型にハマっているため、いまいち

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    2023年11月01日
  • おいしいもんには理由がある

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    土井先生の食文化紀行な一冊。実は新幹線のグリーン車内の搭載誌とのことでそんなものがあったのかと初めて知った。
    巻末に取材したお店の一覧があるがどれも行きたい。あと写真がとても良い。

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    2023年09月30日
  • おいしいもんには理由がある

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    土井先生の本、好きだあ。なんてぜいたくな旅。素敵すぎる。取材なのだからスケジュールがとんでもなかったりしたのかもしれませんが、いいなあ!と思ってしまう旅先ばかり。山菜そばおいしそう。山椒やっぱり憧れだ。赤福!本葛もすごい。国産レモンありがたい。うちのレモンもたくさん実がなるといいな。お茶ゆっくり味わいたい。鰹節は職人技の結晶なのだな。長崎また行きたい。本当に、おいしいもんには理由があるのですね。末永く繋いでゆかれますように。いい本なのに、誤植というのかそういうのが多いのが残念。土井先生の本になんてことを。1583年は天保11年ではなくて天正11年だし、他にも気になったとこがあったような…でもカ

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    2023年09月28日
  • くらしのための料理学

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    料理がつらいと常々思っていた。

    家族の好物に合わせれば、自分の胃腸の調子が悪くなり、腹が張り、屁が臭くなり、便秘になり、私の機嫌が悪くなる。
    逆に自分の胃腸に合わせれば、家族の箸が止まる。
    なんで食べてくれないの〜!と、そっちはそっちで私の気分が悪くなる。

    自分で調味料を混ぜた麻婆豆腐より、レトルト方が喜ばれるし、ちゃんとしてない気がして達成感がない。
    旦那は、平日のなんもない日にステーキを食おうとする。
    外食に行くと、食べたいものよりコスパを考えるようになってしまった。

    なんか、料理を作る、料理を食べることについて、色々モヤモヤしてたのだ。

    この本を読み、ケハレの考え方を知り、ちょっ

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    2023年01月15日