土井善晴のレビュー一覧
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料理がつらいと常々思っていた。
家族の好物に合わせれば、自分の胃腸の調子が悪くなり、腹が張り、屁が臭くなり、便秘になり、私の機嫌が悪くなる。
逆に自分の胃腸に合わせれば、家族の箸が止まる。
なんで食べてくれないの〜!と、そっちはそっちで私の気分が悪くなる。
自分で調味料を混ぜた麻婆豆腐より、レトルト方が喜ばれるし、ちゃんとしてない気がして達成感がない。
旦那は、平日のなんもない日にステーキを食おうとする。
外食に行くと、食べたいものよりコスパを考えるようになってしまった。
なんか、料理を作る、料理を食べることについて、色々モヤモヤしてたのだ。
この本を読み、ケハレの考え方を知り、ちょっ -
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土井善晴先生とお嬢さんの光さんの共著。お味噌汁のアイディアがたくさんで参考になる。季節の味噌汁、味噌料理、スペシャルな味噌汁、どれもおいしそう。全部作ってみたい。機会があれば挑戦したいなあ。写真もいい。でも土井先生もたまには「やりすぎました。」みたいなお味噌汁があったりで、微笑ましいです。
味噌ラーメンのところの誤植というか脱字というのか、もったいない〜。私のは第5刷だけど修正されなかったのですね。版が新しくならないと無理なのでしょうか。ぜひ直していただきたいです、出版社さん。
最後の「自分で作って食べることがすべての始まり」です。が、とても好き。先生はお料理する私たちをいつも応援してくれてい -
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ネタバレ肩肘張らず、かしこまらずに読める土井先生の料理本。序盤は日本の食文化の概略、日本に入ってきた諸外国の食文化の分類、ケとハレの概念から見る料理など、いわゆる「日本料理総論」みたいな内容。後半は、前半の内容を踏まえてどのように「料理や食事を整えるか」という、和食の精神性に話が及ぶ。
人はなぜ料理を作るのか。なぜ、家族に料理を出すのか。どうやったら、美味しい料理を楽しく整えることができるのか。
具体的なレシピは何一つ出てこないが、料理を作る楽しさや面白さ、料理をすることが人が生きる中でどれほど大切なのか、ということが、煮物に味を染み込ませるように、ゆっくりと丁寧に書かれている。
土井先生は、いろ -
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料理を負担にしてはいけない。でも力は抜いても手は抜くな、というメッセージを受け取って、早速一汁一菜を試してみた。
これまでおかずを3~5種類出していたが、メインディッシュはもちろん他のおかずも作らないというのは意外と勇気が必要だった。これまで品数を多く用意するのに手一杯で、器の選び方、盛り付け方などあまり意識できていなかったと気がついた。
ご飯と味噌汁とお漬物しかないと、もう少しきちんとご飯を炊いてみたいと思うようになった。
土鍋を買って炊いてみようかな。
◉ハレの日の料理はお祝いの日を前にしてみんなが集まり一緒に準備したものである。手間と時間をかけて料理することに意味があり、そこに喜びを感 -
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【感想】
レシピ本を買うときはどんなときだろうか。
普通の目玉焼きを作るためにわざわざレシピを確認しようという人は少ない。おそらくだが、レシピ本を手に取る人の多くは、「今の自分では作れない、もっとおいしい料理を作りたい」という気持ちがあるのではないだろうか。
その「よりおいしい食事を」に待ったをかけたのが土井善晴氏だ。
料理とはもともと、生きるために「食べられないものを食べられるように変える」行動であったという。古来の文脈において語られる料理とは、栄養素を過不足なく摂取するためのサバイバル術であり、味や風味などは二の次だった。食糧が慢性的に不足していた時代では腹を満たすことが先決であり、「 -
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料理研究家を名乗っているだけあって、詳しい内容は土井先生なりの研究発表とご自身の持つ料理の見解。哲学。
正直回りくどい感じはする(笑)
けど毎日のお味噌汁の具材をランダムにしたって余り野菜をなんとなく適当に入れたって最低限の料理が成立するという考えは面白くて素敵。
仕事で忙しい人こそしたほうが良い自炊の提案。
料理が苦手で失敗が嫌だと思う人にも行動を積み重ねた成功体験を与えてくれる。
掻い摘んでP.65〜の味噌と具材の組み合わせの箇所だけでも読めれば季節の食材の美味しさと楽しみを知ることができると思いますよ。
これが全て!という訳ではなくて、料理そのものが好きにならなくても人生の余白を -
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食における正しさってなんだろう。当たり前ってなんだろう。それはいったい、誰が決めたんだろう。この本は、食事を通してそうした問いを投げかけてくる一冊だった。そして、頑張らなくていいんだ、と心を解放してもらった。
まさに食事哲学。新鮮だった。
私はこれまで、見栄えのよい食事を作るべく、フルタイムで働きながら、おかずを何品も用意し、揚げ物も作って、野菜も取り入れ、栄養バランスも考えて、ちゃんとしたご飯を必死に作ろうとしていた。いま思えば、私は何に取り憑かれていたのだろうと思う。
本書で語られる「ハレの日」と「ケの日」の考え方も、とても参考になった。
よく生きるために必要なのは、映える食事ではなく、ご