【感想・ネタバレ】一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁で充分。あれば漬物を添えましょう。無理のない生活のリズムを作り、心身ともに健康であるために「一汁一菜」という生き方をはじめてみませんか――。料理研究家・土井善晴による根源的かつ画期的な提言は、家庭料理に革命をもたらした。一汁一菜の実践法を紹介しながら、食文化の変遷、日本人の心について考察する。著者撮影の食卓風景も数多く掲載。(解説・養老孟司)

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Posted by ブクログ

 今の時代、男も料理くらい作れなくては。そう考えて料理教室に入ったことがある。月1回×12ヶ月のコースだったが、ちゃんと通ったのは最初の2回。残りは月謝だけ払って行かなかった。
 そんな私だが、今では毎晩料理している。いや、毎晩はちょっと盛りすぎた。レトルト食品に頼ることもある。とはいえ、あの頃に比べれば格段の進歩である。料理教室で挫折した私が、なぜ料理できるようになったのか。
 独身時代は仕事から帰ったら缶ビールを1本空け、つまみを一品晩飯代わりにしていた。はじめはスーパーやコンビニで出来合いの惣菜を買っていたが、そうするとだんだん飽きる。それで一品だけ作ることから始めた。
 毎日の料理は続けられることが大事だ。私が料理教室を続けられなかったのは、続けられないくらい私にはハードルの高い料理だったからである。要するに一汁一菜とは、誰でも続けられる料理のシステムのことだ。
 とはいえ、一汁一菜は単なる時短テクニックやライフハックではない。毎日食べるということは、毎日食べても飽きない食事でなくてはならない。テレビのグルメ番組で見るような、一口食べただけで美味しいと感じるようなご馳走は、毎日食べれば必ず飽きる。それは脳が喜ぶ料理で、体が喜ぶ料理ではない。白いご飯にお味噌汁は、毎日食べても飽きない。日本人は体が喜ぶ食事を知っている。
 「素材の味」という言葉があるが、考えてみるとご飯とお味噌汁は素材そのものだ。ご飯はお米を研いで水加減をして炊いただけ。味噌は大豆に麹を混ぜて醗酵させたもの。どちらも人工的な味付けは一切していない。これが自然をいただくということであり、自然とつながる日本人の心だ。和食文化を守るということは、一流の料理人が手間暇かけて作ったご馳走を有り難がることではない。
 ご馳走はたまに食べるから美味しい。日本人はそれをハレとケに分けてきた。そしていつもの食事はいつも同じだからこそ、毎日の、あるいは季節ごとの、ちょっとした変化を感じることができる。一汁一菜には昔の人の知恵が詰まっている。

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2026年09月14日

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今年1番好きだったし、影響された本。
味噌ってすごい。これ読んで具沢山のお味噌汁とご飯という食事が定番になった。

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2026年07月14日

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ネタバレ

◎読む目的

栄養バランスや普段の食事について考えるきっかけにするため

◎学び

忙しさを理由に暮らしがおろそかになりがちな時代だからこそ、食事を大切にしたいと感じた。
食べることは生きることそのものであり、家族と囲む毎日の食卓は人生の土台になる。

これから子どもができれば、食事は次の世代へ健康や習慣を受け継ぐ大切な営みになる。
大切な家族のためにも食に責任を持ち、手軽さだけを優先するのではなく、無理のない範囲で栄養バランスの取れた食事を続けていきたいと思った。
暮らしの基盤が崩れると心身の健康や仕事にも影響するため、まずは日々の生活を整えることが重要だと感じる。

また、SNSやテレビ、広告では刺激的で華やかな食べ物が次々と紹介されるが、そうした情報に流されすぎず、自分で判断することも大切だと思った。
たまに楽しむのは良いが、日常の食事は和食のような地味でも栄養価が高く、長く続けられるものを中心にしたい。

現代は海外の食文化や加工食品が身近になり、意識しなければ簡単に不摂生な生活になってしまう環境でもある。
だからこそ、食べることが自分や家族の未来につながることを忘れず、具だくさんの味噌汁を取り入れることや献立をある程度固定化することなど、栄養バランスを維持しやすい仕組みを作っていきたいと思った。

◎アクション
・献立の型を固定化する
主食、具沢山味噌汁、メイン、缶詰

・以下内容を調べる
和食
味噌
昔の人の食生活

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2026年06月16日

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具沢山のお味噌汁にしちゃえばいいのよという母の言葉は本当だった。
好きな器とお盆を使って、お漬物も切らさないようにしてみる。

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2026年06月03日

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この本を読んでから味噌汁が大好きになり、
週に3回以上、味噌汁を作るようになりました。

味噌汁を作るようになると、
以下の良いことがあります。

①何を入れても美味しいから、
 野菜を選んで買うのが楽しい。
(今日は何の野菜にしようかな〜、と。)
②様々な野菜の栄養が摂れて、ヘルシー。
③作るのが簡単。
 (具材を切って入れて味噌を溶かすだけ。)

特に寒い季節は、
温かい味噌汁が嬉しいですね。

土井先生、ありがとうございます!

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2026年05月02日

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一汁一菜でいい、毎日の食事は生きるためにあるのだから、苦痛になってはいけない、
無理のない生活を続けることで、周りが見えてくる。
確かに毎日食事を作る側としては沢山作ったり食べた時の家族の顔色を伺ったり、気を使って疲れてが知らないうちにあったんだろうと思った。
お祝いの時だけ、または心に余裕が生まれた時に、基本スタイルに何か添えればいい。
秩序を作って生活をまもる。
当たり前だけどいつの間にか忘れていたことがあるよ、と教えてくれたような本でした

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2026年05月01日

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なんだか毎日のご飯作り、日々献立は考えるもののなんだかモヤモヤしてた。
けれど土井先生の一汁一菜の勧め、そして優しい語り口調に、すごく凝り固まった私の頭を溶かしてくれたような気がした。

早速取り入れてみたところ、本作にも書かれてる通り、お味噌汁と一言で言っても具材やらお味噌だけでも多種多様なことに今さら気付き、今もなお継続し、お味噌汁にハマってます。

本来食事ってお腹も心も満たすことなのに、そんなに難しく考えることなくない?って思えるようになりました。ありがとう土井先生!

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2026年04月18日

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味噌汁をつくるということ、そして毎日料理を作ることへの考え方を見直すきっかけになった一冊。
この本を読んでから、味噌汁をよく作るようになったし、あまり深く考えずに味噌汁を作ることができるようになった。味噌汁は構えるものではなく、習慣である。

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2026年04月17日

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料理家である土井先生が、とてもシンプルな提案をしてくれて、読んでとても気が楽になった。
家庭料理にご馳走は必要ない。
たまの記念日に、ちょっと手をかけて作ればいい。
いつものご飯で毎日、食べれれば十分。
野菜不足を感じるなら、具沢山の味噌汁を作ればいい。

大事なのは、一生懸命、生きること。
その中に、いつもの料理が含まれる。
家族のために、または自分のために料理をする。
そして、笑顔で食べて健康でいれたら、何て幸せなんだろう。

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2026年03月21日

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家庭料理はもっと力を抜いていいんです。
季節の新鮮な食材を丁寧に処理して上品なお味に仕上げてきれいな器に盛り、大切な人とあらゆることに感謝しながらいただくのがいいんです。
オッ意外とハードル高……でもワイは都合のいいところだけを採用します。味噌汁作っときゃセーフだし、味噌汁の具はショートケーキとかはダメですが基本的になんでもいいらしいです。

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2026年03月08日

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確かに具沢山の味噌汁で栄養取れればそれでいいと思った。美味しいし、季節のお野菜いただけるし。
その浮いた時間を趣味に使って心身ともに健康に過ごしたい

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2026年03月04日

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一人暮らしで寂しい時に読んで刺さりまくった
親への感謝を一人暮らしで実感するとともに、この本を読んで今まで実家で愛情をたくさん注がれてきたことを感じた。
そしてこの本はずっと優しい。これに気づけたのも一人暮らしを始めたからかも。

具沢山味噌汁なら毎日簡単に作れるからいいね。一汁一菜でええんやって思うだけで全然ハードル低いし、味噌汁も自炊初心者にもめちゃくちゃイージー

完全に救われた

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2026年01月26日

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今年のベスト本かもしれない。食に対する価値観が変わった本。毎日の自炊ってとても大切で、尊い行為なんだな。
ご飯と味噌汁とあれば漬物だけでいい、しっかりと自分の手で食事を毎日紡いでいこうと思えた。

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2025年12月14日

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本書を読んでまず驚いたのは、「ただの食事」と思っていたものが、暮らしそのもの、生き方そのものとこんなに深くつながっていたのか、ということでした。土井先生が紹介する、家庭料理を作ってきたお母さんたちの「救われた」という声や、さまざまなシーンで料理に関わってきた人たちの価値観が変わっていく様子に、「料理の捉え方が変わると、暮らしの向きも変わるんだ」と実感させられました。

一汁一菜は、流行りの“丁寧な暮らし”のファッション的なムーブメントではなく、日本の「晴れと褻」の感覚や、民藝、縄文文化までさかのぼるような、文化の根っこの部分から提示されている暮らしの哲学だと感じました。足し算・掛け算で「何品も作らなきゃ」と力んでいた自分に対して、「味噌汁に旬の野菜や少しの肉を入れて、きちんとご飯を炊けば、それで十分」という引き算の提案は、とても優しく、しかし芯の通ったメッセージでした。

結婚してから、自分が作りたいもの・食べさせたいものに意識が向きすぎて、結局コンビニや外食に頼ってしまう日も多くありました。作り手の顔が見えない食事から同じように栄養を摂るのか、それとも味噌汁一つでも、自分や家族のために台所に立つのか。その違いは、健康面だけでなく、暮らしへの肯定感にもつながるのだと教えられました。

また、ここ数十年のファストフードやチェーン店化の広がりと、糖質・脂質の過剰摂取といった現代の食事情への視点も興味深かったです。ジャンクフードの「その場の快楽」も知っている30代半ばだからこそ、日々の軸足は一汁一菜のような、心身ともに心地よい食に置きたいと思うようになりました。

料理が苦手な人や、毎日のごはん作りに疲れている人はもちろん、「自分にとっての心地よい暮らしとは何か」を考えたい人にもすすめたい一冊です。いい食事を通して、いい人生を少しずつ編み直していく。その入り口に、この本は静かに、けれど確かに立っていると感じました。

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2025年12月12日

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養老先生が解説を書いている。先生のお仲間が毎年集まる「野蛮人の会」には、土井さんも何年か前から招かれているようだ。料理に興味なさそうな養老先生がどこで土井さんと知り合ったのか。僕の想像だが、デザイナーの佐藤卓さん繋がりではないか。この本を読んでそんなことを考えるのは自分くらいかもしれない。

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2026年09月14日

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もっと早く出会いたかったという気持ちと料理をそこそこするようになった今だからちょうどよかったという気持ち。まだ料理したい!が今は強いけど心や体がしんどそうな時は提案にのってみたいと思う

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2026年09月07日

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日本の食事文化をより深く理解ができたと同時に、何も意気込むことはない、あるもので感謝をしていただく。それだけで十分に毎日のご馳走になる。
本当に毎日の料理を気負わなくなり、楽になった。料理に対する概念が変わった。

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2026年08月09日

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料理は、ただ食べ物をおいしく安全に食べるだけの行為ではなく、特に子供に安心感を持たせるための行為でもあるんだなぁと気づいた。たしかに、家に帰ってカレーや焼き魚のにおいがすると、すごくワクワクした。家に帰ってきたという気持ちにもなった。
特別何かご馳走よりも、日々の食事が安心を作るんだ。それならば一汁一菜でいいんだ、そう言いたい本なのかなと思った。

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2026年08月08日

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土井善晴の有名な語り口調が世に広まった一次情報という認識。

一汁一菜という提案を契機に、著者の思索に富む話題が述べられていく。夫婦共働きが当たり前になった昨今、家事負担の不均衡に苦しむ女性に寄り添う論旨かと思いきや、著者の関心はさらに広がり和食中心の家庭料理から日本古来の情緒性へと接続していく。

度々家庭料理を通した親と子どもの関係性への言及がある。素朴な料理を無理なく供し続けるだけで、親の一生懸命生活している姿勢を子どもは学び取るものであるという主張に、救われる読者は多いだろう。

妻が調子が悪い時に自己評価で”手抜き”料理を用意してしまい自己嫌悪を抱いている姿を見ることがある。毎日違う献立を考える苦労は多少なりとも理解しているつもりである。その苦労を引き受けてくれていることだけで感謝であり、妻の作る料理は豪勢な外食よりおいしいのだ。それは外食には生まれない情緒的な相互関係を感じ取る瞬間だからなのだろう、と本書を読んで理由の一片が見つかった。

しかし、話題が日本古来美しい暮らしの礼賛に偏ってるように感じた。旬のものを食卓に取り入れるには、精神的にも経済的にも一定の余裕がいる。その余裕や教養を当然のものとして語ってしまうところには、少し戸惑いがあった。

総じて、理想論気味な印象を受けてしまうが本旨である一汁一菜という提案は画期的である。私も読み始めてすぐに取り入れてみた。本書は共感できる部分と引っかかる部分が両立しており読者ごとの感想はばらつくだろう。それでも、私にとって読んでよかったと思える一冊であった。

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

料理家ならきっと、こうやって作りましょう、ああやって作りましょうとあらゆる調理法をオススメすると思います。

土井さんは逆ですね。
そんなに作らなくていいんです、と言い切る潔さ。
家庭料理とは何か、家族の反応すら大事にしていて、だからこそ一汁一菜を基本とすれば良いという考え。
それぞれの家庭で求められるものは違うと思うので、自信に合わせて作ればいいと思いますが、一汁一菜を軸とすることで応用もしやすいと思いました。

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

料理研究家を名乗っているだけあって、詳しい内容は土井先生なりの研究発表とご自身の持つ料理の見解。哲学。

正直回りくどい感じはする(笑)
けど毎日のお味噌汁の具材をランダムにしたって余り野菜をなんとなく適当に入れたって最低限の料理が成立するという考えは面白くて素敵。

仕事で忙しい人こそしたほうが良い自炊の提案。
料理が苦手で失敗が嫌だと思う人にも行動を積み重ねた成功体験を与えてくれる。

掻い摘んでP.65〜の味噌と具材の組み合わせの箇所だけでも読めれば季節の食材の美味しさと楽しみを知ることができると思いますよ。

これが全て!という訳ではなくて、料理そのものが好きにならなくても人生の余白を作るコツと知るための参考書として活きる。

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2026年03月06日

Posted by ブクログ

食における正しさってなんだろう。当たり前ってなんだろう。それはいったい、誰が決めたんだろう。この本は、食事を通してそうした問いを投げかけてくる一冊だった。そして、頑張らなくていいんだ、と心を解放してもらった。
まさに食事哲学。新鮮だった。
私はこれまで、見栄えのよい食事を作るべく、フルタイムで働きながら、おかずを何品も用意し、揚げ物も作って、野菜も取り入れ、栄養バランスも考えて、ちゃんとしたご飯を必死に作ろうとしていた。いま思えば、私は何に取り憑かれていたのだろうと思う。
本書で語られる「ハレの日」と「ケの日」の考え方も、とても参考になった。
よく生きるために必要なのは、映える食事ではなく、ご飯と具沢山の味噌汁、そして漬物があれば十分なのかもしれない、と。
私たちは豪華な食事に慣れすぎているし、SNSで綺麗な食事を見すぎている。知らないうちに、身の丈以上の正しさを自分に課しているのだと思う。

背伸びをせず、身の程を知って、それでもちゃんと満たされて、静かに、幸せに生きていきたい。

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2026年02月23日

Posted by ブクログ

優しい本。一汁一菜でいいんだ、と気持ちが楽になった。
情報過多な時代、自分で考えて行動できる基準をきちんと持たなければいけないと思った。小さな頃から、食を通じて学んできたこと、受け継いでもらったことを風化させることなく、よりアンテナを張って吸収し、口に出していこうと思う。

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

一汁一菜でよいという提案を採用して、一時期具入りの味噌汁とご飯だけで過ごしていました。
味噌汁がおいしくなって自炊が軽くなる本。

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2026年01月30日

Posted by ブクログ

題名通りだが、途中から和食の歴史みたいな話もあり、なかなか読み応えがありました。
料理だけでなく、日本人としての和に対する価値観や、五感を研ぎ澄まして生活をしていくことの大事さなどに気付かされます。
時々読み返しても良いな、と思える本でした。

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

まさにタイトル通り「一汁一菜でよい」という哲学を教えてくれる。
ハレとケの概念など、日本人の精神性にも言及しつつ、優しくあたたかく理路整然とその哲学を説明してくれて、心が軽くなった。
全然料理をしない生活から、せめて味噌汁だけ作ろう、そしてだからこそ味噌汁に旬や季節を感じる食材、栄養素の多い具をたくさん入れて一汁を大事にしようと思って作り始めている。

米の炊き方から季節の味噌汁のアイディア(洋風食材を入れていいのか!)など実践的な一面もある。将来子供をもって一人暮らしに送り出す時があれば、荷物に添えてあげたい。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

私は毎日料理をする夫だが、『晴れの日の食事と褻の日の食事を分ける』という考え方は全く考えていなかった。
「自分で作っているのだからいいだろう?」という意識もあって、家庭料理ではない晴れの日の料理を毎日作っているのかも?と少し日常を見返すきっかけになった。

Youtube『Kevin's English Room』の人気コンテンツ『1週間〇〇国の食事だけで生活』を見た際に、自分の食事の1週間を切り抜いた時、自分はもう伝統的な日本的な食事をとらない週もありそうだと感じたことを思い出した。

本書を読んで、せめて味噌汁だけは・・・と思い、一日一度は作るようになった。

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2026年08月01日

Posted by ブクログ

大事なのは、毎日きちんと何品も作ることではなく、「一汁一菜」という基準を持つことなのだと思った。

それは和食に限らず、中華でも洋食でも同じ。基本となる形が一つあれば、日々の食事を難しく考えすぎずに済む。料理の本というより、暮らしを無理なく続けるための考え方を教えてくれる本だった。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

「気持ちが楽になった」という人も多いのだろうが、私は楽になれなかった。
一汁一菜では我慢できないし、おそらく今さら家族も納得しないだろう。
そして、最初の方では「一汁一菜」としていいとしながら、その後にそれに加えて「丁寧さ」や「あり方」「気持ち」のようなものも主張している。
つまり、「手をかけなくてもいいけど、ありかたの正しさ」は必要としているのだろう。
書かれていることは確かに真っ当で、より良い在り方だとは頷けるが、料理が好きではなくとりあえずお腹を満たせばレトルトを使おうがいい、と割り切ろうとしている自分が否定されたので、正しくとも気持ちよくはなかった。 

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

『新潮文庫の100冊』より。

衣食住の中で最も食に関心が薄いので読んでみた。
日々の料理に気を負わず、一汁一菜で十分という提案は画期的だが、私は根本的に"台所に立つ・調理する"こと自体が億劫な人間。
本書で提言されている無理のない範囲での丁寧な食生活すら高いハードルに感じてしまうが、子供のためにも少しずつ意識を変えて頑張ってみようと思う。

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2025年11月08日

「暮らし・健康・美容」ランキング