志賀内泰弘のレビュー一覧

  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖3

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    5話ある話のどれをとっても比較できないくらい良い話。朱音ちゃん、いろいろと手際は悪いけど、何事に対しても一生懸命に向き合う姿勢が良い。本人は特に意識していなくとも相手を思いやり何事にも真剣に向き合う、その姿勢は解る人にはちゃんと伝わる。頑張れ朱音ちゃん。そして過去のトラウマから言葉をしゃべることができなくなった奈々江。奈々江ちゃんの頑張りをしっているからこそ、祇園の街の人々の心意気が奈々江をささえる。もも吉お母さんもそうだが、琴子お母さん最高に優しい。マル京のお父さんもええ味だしてるし。

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    2025年11月09日
  • 京都祗園もも吉庵のあまから帖

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    困った時にアドバイスをくれる人がいたら幸せです。それが近所のおばあちゃんといっても一見さんお断りのカフェ風のお店の女将。京都ならではの人情にあふれた素敵なお話でした。

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    2025年07月14日
  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖2

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    町の移動図書で借りた本で一巻と二巻を読みました。東北育ちの私には知らない京都独特の文化が物語とともに綴られていて興味深く読みました。我を張ることが頑張る、それより努力する我慢する最善を尽くすことを表す気張る方が深い言葉だと感じ、これから使わせてもらうことにしました。近所付き合いが希薄になった昨今ですが、いまでも京都は助け合いの心が残っている街なんですね。その代表が正しくもも吉庵。

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    2025年07月14日
  • なぜ、あの人の周りに人が集まるのか? 仕事もお金も人望も、すべてが手に入る「大切なこと」

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    一気に読んでしまう一冊でした
    なんとなく目について読み始めた所一気に最後まで読んでしまいました。この本にたまたま出会えたことを本当に嬉しく思います。私はサービス業でも営業職でもありませんが、どんな職種の人でも仕事への姿勢が変わる1冊だと思います。
    おそらく企業の人事や経営者はこの本を社員に勧め、読むように指示したくなる本でしょうが、指示されて読む本ほど読む気がなくなる読み方、視点で読んでしまいます。
    この本を、自分から手に取り、引き込まれて読まれることを願います。買う人、売る人、作る人、運ぶ人など何かに関わる全ての人がこの内容を少し意識することで社会はよくなると思います。

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    2025年04月30日
  • 京都祗園もも吉庵のあまから帖

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    京都で甘味処をしているもも吉

    そして娘でタクシードライバーの美都子

    2人は生まれも育ちも祇園で元は芸妓

    もも吉の優しく厳しい言葉は読んでいて心に響く

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    2024年09月07日
  • 京都祗園もも吉庵のあまから帖

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    京都祇園が舞台の中心になっているお話。
    京都の行事や名所が沢山出てきて、京都観光も愉しみながら読んでいます。
    登場人物が、なかなか個性的。いろいろな悩みを抱えた人が、もも吉庵へとやってきて、それを見事に解決へ導くもも吉さんのお裁きもなかなかお見事です。
    毎回、もも吉さんのお召し物が楽しみです。

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    2024年08月12日
  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖7

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    著者はいい意味で、文章を過剰なほど整えようとしなくていいな…、と、思う(失礼)。
    元々はライターさんなんか脚本家さんなんかわからんけど、すべてを地文でつづっていくのがいっそ清々しい。
    感情移入はほぼしないけど、ストーリーが面白くて、かつ、スケールがでかくて、つい読んでしまう(笑)。

    一話の美都子さんの話は読んだことあった。
    読んでから、
    「そういえばこの本を途中まで読んだのが(前回の)最後(の読書)やったな…」
    と、思い出した。約一年前の読書はここで終わって、以来、ずっとアウトプットしてたんやった。

    ちゅうことで、途中からは未読。
    なんだかんだ言うて朱音ちゃんの話が好きなので、結局わたしは

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    2024年06月08日
  • 京都祗園もも吉庵のあまから帖

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    ほっこり。いい話。
    サクッと読める。
    京都の情景が浮かんでくるから
    行きたくなる。
    こんな甘味処あったら行きたいなぁ。
    あんこ好きじゃないけど。
    でもここなら幸せに食べれるなぁ。

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    2024年05月17日
  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖7

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    ネタバレ

    いつもスパッと迷いを断ち切ってくれるもも吉の大岡捌きが爽快なこのシリーズ。

    今回は娘の美都子の悲しい別れがグッときました。やっと結婚できる所まで来たのに、スキャンダルを怖れて別れを決意した美都子と藤田。美都子には幸せになって欲しいです。

    もも奈もようやく会話がスムーズになっていてホッとしました。ずっと声が出なくて切なかったけれど、良い後輩も出来そうで良かったです。

    いつものんびり屋だけど、誰よりも気遣いが出来る朱音に惚れない人は居ないと思ってましたが、てっきりあの家元の元へ嫁ぐのかと思ってきたので、まさか朱音の方が直人の事を気になっていくのが意外でした。それでも、あの2人もとてもお似合い

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    2023年08月22日
  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖5

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    5巻は泣ける話が多かった。
    相変わらずもも吉さんは素敵。

    あそこまで極端じゃないけど自分に若王子さんぽいところがあるからか、若王子さん苦手だったけど、今回のお話で好きになった。

    今回、一番印象的だったのは「秘すれば花」という言葉。
    なんの打算もなくこれができてしまう朱音ちゃんのようになるのは難しいけど(打算が働いちゃうので)
    「秘すれば花」のマインドで周りに気を配ったり、承認欲求を抑えたりすることはできそうなので、心がけたい。

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    2023年08月03日
  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖2

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    ネタバレ

    前作同様、軽く読めてほろっとする短編集。
    前作同様、奈々江ちゃんの話は、涙なしには読めない。

    隣の芝生は青く見えるお話も良かった。
    「自分の家の庭の手入れもせんと、他所さんばっかり羨ましがってもあきまへんえ。
    第一、よう見えるだけや。口には出さしまへんけど、誰もが難儀なこと背負って生きてはるんと違いますか」
    このフレーズ、すごく好き。

    もも吉母さんの素敵な着物や、京都の華やかな雰囲気を堪能しつつ、どのお話も必ずハッピーエンドで安心して読めるところが、とても気に入っています。

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    2023年07月21日
  • 京都祗園もも吉庵のあまから帖

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    京都の、ちょっと別世界みたいな独特な雰囲気を味わいつつ、楽しく読めた。
    短編なので、気分転換に少しずつ気軽に読めるのが良い。
    軽いお話ばかりなんだけど、1話目は泣かされた(T_T)
    「粋」という言葉が心に残りました。

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    2023年07月20日
  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖5

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    面白かった。
    陰の努力がこんなふうに実を結べばどんなにいいかと思うな。ある意味めちゃくちゃファンタジー。

    でもこういう夢を見たい気持ちはある。小鈴ちゃんの話は電車で泣きそうになったわ。

    ん?佐々木酒造?と思ったらほんまもんの佐々木酒造やった(とうらぶでは聚楽第で有名かな。某俳優さんのご実家…)。

    それだけに限らずばんばん実際のものを出してくるのがさすがPHP文芸文庫!て思うけど、

    え…ほしたらもしかしてもも吉庵も実在するん…?

    と思ってしまった時点でもう著者の術中にはまってる気がする。笑

    祇園へ出かけた気になれる本のような気もします。著者は放送作家さんなんやっけ?脚本家?なんかし、

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    2022年12月18日
  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖5

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    内容(ブックデータベースより)

    京都、祇園の片隅にひっそりと佇む「一見さんお断り」の甘味処「もも吉庵」。店を営むのは、元芸妓のもも吉。メニューは「麩もちぜんざい」のみ。この一風変わったお店に、今日もお客が訪ねてくる――。
    もも吉庵の女将の娘で、タクシー運転手をしている美都子は、乗客のある高齢の女性とその介護 士の嚙み合わない会話を聞いて、二人の真の関係に気づき……。
    亡き息子の復讐を誓う男の哀しき慟哭。
    料理の才能に恵まれた青年が陥った心の落とし穴。
    声を失い、筆談でお座敷を務める舞妓の勇気がもたらした奇跡。
    ――甘味処「もも吉庵」に集う人々の悲喜こもごもに、女将のもも吉が寄り添い、ぬくもり

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    2022年11月29日
  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖3

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    内容(ブックデータベースより)

    かつて一世を風靡しながら、不慮の事故で行方を晦ました歌舞伎役者が、十五年ぶりに京都に姿を現した理由とは。
    茶会の準備で老舗和菓子屋の女性が見せた「おもてなし」の神髄。
    ようやくお店出しが決まった舞妓に思わぬ事態が……。
    祇園にひっそりと佇む一見さんお断りの甘味処「もも吉庵」を営む元芸妓・もも吉と、そこに集い、慎ましくも誇り高く生きる人々の哀歓を描いた連作短編集。
    シリーズ第三弾。
    文庫オリジナル。

    令和4年9月4日~5日

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    2022年09月05日
  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖4

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    ネタバレ

     今回はカップルが色々誕生しそうでお気に入りばかりでした。

     桔梗流の若旦那が朱音に惚れ込んでいるのに、当の本人である朱音があまりにネガティブな性格でヤキモキでしたが、若旦那の姉の楓さんに認められてホッとしました。確かに人によっては鈍臭いとイライラするかもしれないけど、朱音の良さは判る人には判るので、若旦那の見る目は確かですね。

     板前見習いの拓也と震災で身寄りが亡くなった舞妓の奈々江も可愛かったです。お互い心に傷を持っているけれど、拓也の母に対する誤解が解けて良かったです。二度と会えなくなるかもしれないと言うのを一番解っている奈々江だからこそ、拓也に響いたんでしょうね。まだまだ未熟な2人

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    2021年10月28日
  • No.1トヨタ 7つの仕事魂

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    トヨタに関わる5つの仕事のエピソードが書かれている。
    どれも心を熱くさせるエピソードで明日からの活力になった。
    カッコよく書きすぎなキライもあるけれど、そんな疑念は置いておいて文章の内容に感動して心を燃やす着火剤としたい本。

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    2021年05月03日
  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖3

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     震災で親を亡くした奈々江が、又フラッシュバックを起こして声が出なくなってしまった。デビュー間近だったが、周りのフォローのお陰で無事お座敷にあがれたが、そのデビューで一悶着ありどうなるかヒヤヒヤしましたが、無事にデビュー出来て良かったです。声も早く戻ると良いなぁ。

     心根が優しい朱音が茶道の家元の嫡男に見初められて、ほんわかしました。副店長の若王子の野心家なのが鼻につきましたが、朱音の思いやりの心が他の人にも伝わってホッとしました。きっと良い伴侶になりそうですね。

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    2021年04月21日
  • 京都祇園もも吉庵のあまから帖2

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    ネタバレ

    前作の風神堂のトロいけど一生懸命な朱音。側から見ればトロいし使えないって見えるけど、社長の慧眼は間違い無かったですね。仕事の内容より人の為に即動けるかどうか。ここまで出来る朱音が凄いです。
     そして、舞妓見習いの奈々江。とても悲しい出来事だったけど、居場所があって良かった。祇園の女として頑張ってほしいです。

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    2020年08月10日
  • 京都祗園もも吉庵のあまから帖

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    初読み作家さん。 どのストーリーにも隠源和尚ともも吉とのじゃれあいトークがあるんだけど、読んでいて楽しい☆軽く読めるけど、考えさせられたり、学べるものがある小説だなぁと思いました(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑)粋を重んじるのは、難しそう…それが出来たら、とても素敵だなぁと思う。 3話と4話が、好きだなぁ。ジーンとくるお話と可愛らしくて、微笑みたくなるお話☆ これは、第2弾発売するの楽しみ(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°

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    2020年04月14日