あらすじ
京都・祇園。花見小路の先にある甘味処「もも吉庵」。店を営む元芸妓の女将・もも吉のもとには、様々な悩みを抱えた人が訪れる――。「前のタクシーを追ってください」と、タクシー運転手の美都子に懇願する家族の辛苦、茶菓子の食べ方から「人を見る目」を教わった銀行の融資係の改心、紛糾する会議の空気を一変させた女性秘書の機転……。祇園に集う人々の悲喜交々に、もも吉の言葉がやさしく寄りそう人情物語。好評シリーズ第8巻、文庫オリジナル。
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Posted by ブクログ
シリーズ8弾
今まであんまり触れてこなかった美都子の出生の秘密にも触れられていて…いつか、美都子の血の繋がったお父さんと再会するみたいな展開もくるのかな…
Posted by ブクログ
ほっこり。
毎回この本には泣かされる。
もも吉お母さんの過去、お相手はもしや?!
この世界観が好きだなぁ。
京都に行きたくなる。
続きも楽しみ♡
Posted by ブクログ
謎とき、人情に、京都のエッセンスが加わるので、とても心地よい。柏井さんの鴨川食堂などのシリーズに似た感じ。
もも吉さんの過去のお相手が気になる❕も、もしや?と期待している。
Posted by ブクログ
このシリーズはとてもすき。
人間味があってあたたかいし、
心に響くから。
いつかは完結するのかな。
そう考えると寂しいな(◡ ω ◡)
Posted by ブクログ
第一話を読みながら、この物語は人としての生き方を示してくれる月刊誌の「致知」を読んでいるように感じた。
京言葉がサクサクと快く響く。
実際に路地での下駄の音さえもが聞こえてきそうで、その場所に一緒に居るような一体感になれる人情味ある物語。
女将もも吉お母さんの季節に合わせた着物や帯の柄など、細かい所の描写からも、京女の「粋」が随所に感じられた。
京都に行きたいけれどもインバウンドで遠慮をしています。お洒落なcafeや麩もちぜんざいなど甘味処の散策も素敵ですね。