【感想・ネタバレ】京都祇園もも吉庵のあまから帖4のレビュー

あらすじ

京都・祇園の片隅にひっそりと佇む甘味処「もも吉庵」。店を営む元芸妓のもも吉の、趣向を凝らした麩もちぜんざいと人柄に惹かれ、お客が今日も訪れる――。楽しいはずの修学旅行で、終始沈んだ表情の女の子が抱える事情とは。病のため職を失った男が起こした、思いもよらぬ行動。声を失った舞妓と、駆け出しの料理人の淡い恋。――古都の風情と、花街に集う人々のひたむきに生きる姿を描いた人情物語。朝日新聞、読売新聞、中日新聞、夕刊フジ、MBSラジオ、雑誌「ダ・ヴィンチ」……、各メディアで話題の人気シリーズ第四弾。文庫オリジナル。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 今回はカップルが色々誕生しそうでお気に入りばかりでした。

 桔梗流の若旦那が朱音に惚れ込んでいるのに、当の本人である朱音があまりにネガティブな性格でヤキモキでしたが、若旦那の姉の楓さんに認められてホッとしました。確かに人によっては鈍臭いとイライラするかもしれないけど、朱音の良さは判る人には判るので、若旦那の見る目は確かですね。

 板前見習いの拓也と震災で身寄りが亡くなった舞妓の奈々江も可愛かったです。お互い心に傷を持っているけれど、拓也の母に対する誤解が解けて良かったです。二度と会えなくなるかもしれないと言うのを一番解っている奈々江だからこそ、拓也に響いたんでしょうね。まだまだ未熟な2人だけど、これからが楽しみです。

 そして、まさか美都子が隠善の事を気にかけるとは!弟ポジションっぽかったのに、これは期待大です。

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2021年10月28日

Posted by ブクログ

やはり朱音ちゃんが凄い。見る人が見ればわかる。表面的なことや見てくれではなく、ある程度の知識や経験を持った人だけが解る、朱音ちゃんだけが持つ気配りや、物事に対する真摯さ。朱音ちゃんを好きになった夢遊さん、頑張れ。今回は朱音ちゃんの話を含めて5話あるが、どれも涙、涙の人情噺。若干、話がパターン化してきたような気もするが、そこはさておき奈々江ちゃん早くしゃべることができるようになればいいなぁ。そして美都子さんの芸妓さん復活してからの話も読んで見たいです。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

したくてもできないタイミング。
今はそれやる時じゃないよって何かが教えてくれるみたいな、そんな時って本当にある。
刑務所に入れなくてよかった。
苦い経験をしても、みんな前を向いて心晴れやかになってる。
あんた、間違うてます。
ってもも吉お母さんに言われてみたい!

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2024年06月22日

Posted by ブクログ

1話目の、隠源さんのお話がとても良かった。
「こだわりがないことはお釈迦様の大切な教え。欲やこだわりを捨てることが悩みを解決する一番の方法」
みんな、悩みの根源って一緒なんだなー。

京都や着物や和菓子の魅力もたくさんで、華やかな気分も味わいつつ、ほろっとさせられたり、ほのぼのした気持ちになれたりする、このシリーズ大好きです。

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2023年07月30日

Posted by ブクログ

内容(ブックデータベースより)

京都・祇園の片隅にひっそりと佇む甘味処「もも吉庵」。
店を営む元芸妓のもも吉の、趣向を凝らした麩もちぜんざいと人柄に惹かれ、お客が今日も訪れる――。
楽しいはずの修学旅行で、終始沈んだ表情の女の子が抱える事情とは。
病のため職を失った男が起こした、思いもよらぬ行動。
声を失った舞妓と、駆け出しの料理人の淡い恋。
――古都の風情と、花街に集う人々のひたむきに生きる姿を描いた人情物語。
朝日新聞、読売新聞、中日新聞、夕刊フジ、MBSラジオ、雑誌「ダ・ヴィンチ」……、各メディアで話題の人気シリーズ第四弾。
文庫オリジナル。

令和4年10月28日~29日

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2022年10月29日

Posted by ブクログ

2021.17th
既に恒例のシリーズになってきた本作。次はテレビドラマ化に期待(^^)
やっぱりこの作品を読むと京都に行きたくなります!

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2021年12月22日

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