中土井僚のレビュー一覧
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「なぜ弱さを見せ合える組織が強いのか」Robert Kegan, Lisa Laskow Lahey
仕事で燃え尽きる最大の原因は、成長を感じられずに長く働き続ける事。
VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)が強まる世界では、試練もチャンスも増える。このような環境では社員の一人一人に要求されるものが多くなる。
VUCA時代の企業は、技術的な課題だけでなく、適応を要する課題にも直面する。技術的な課題は、マインドセットと組織デザインを改良する事で対応できるが、適応を要する課題は、個人や組織がそれまでの自己を超越しなければ対 -
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従来のPDCAサイクルは過去からの学びですが、“U理論”はいわば「出現する未来からの学習」と呼べるようです。それこそが、イノベーションをもたらすと、本書は説いています。
現実的には出現する未来など、覗き見ることはできないはずなので、それに近いことをどうやって実現するか、ということが具体的な事例や著名人のエピソードを交えて詳細に解説されています。
各ステップごとに具体的なエクササイズの方法も示されているので、「U理論入門」という学術的(=机上の空論的)タイトルから受ける印象とは違い、大変実際的な一冊です。
また、U理論が、優れたイノベーター達がどういう「やり方」をしているのかという方法論や形式 -
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U理論とは、「過去の延長線上にはない変容やイノベーションを起こすための原理と実践手法を明示した理論」。
「やり方」に着目するのではなく、高い成果をあげる人達の「内面のあり方」、変革が起きる際の「意識の変容」に着目しているのが特徴。
U理論のプロセスは主に以下の3つ。
1.センシング:ひたすら現状を観察する。
2.プレゼンシング:一歩下がって、内省する。
3.クリエイティング:素早く行動に移す。
今までにない変化をもたらすには、まずは内面の変化を促させなければ、根本的な解決策は見いだせないというのが、この理論の特徴。
具体的な事例が豊富なので、この理論が言わんとしていることは -
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「入門」でここまで紹介していただいていいのだろうか?と、思わず心配になってしまうくらい、U理論について、丁寧に紹介されている本です。
観察して、内省して、実践する。
事実と解釈を混同せずに、観察すること。
対立や葛藤にとどまり、それを味わい尽くすこと。
新しい取り組みを、日常で実践していくこと。
言葉にするのは、簡単。
行うのは、簡単ではない。
本書では、組織での取り組み方について、具体的なノウハウも紹介されています。
読みながら、「バイステックの7原則」や「IPS(インテンショナル ピアサポート)」が頭に浮かびました。
ソーシャルワーカーには、親和性の高い内容なのではないかと思いま -
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フレーズ
リーダーシップ開発の文脈では、高いパフォーマンスを発揮しているリーダーは、「本来の自己( Authentic Self)」と「役割の自己( Role Self)」が高い次元で統合されていると言われています。
企業にとっては、従業員のすべてが二つの自己を統合させて働けるような組織を築くことが、取り組むべき変革の本質なのではないでしょうか? そうだとしたら、それを可能にする組織とはいったいどんな姿をしているのでしょうか? その野心的な問いにハーバード大学の研究者たちが挑んだのが本書です。
人が仕事で燃え尽き状態に陥る最大の原因は、仕事の負担が重すぎることではない。その要因と -
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みんなが自分の弱さをさらけ出し、安全であると同時に要求の厳しい組織文化によって生み出される組織を発達指向型組織(DDO =Deliberately Developmental Organization)と呼び3つの企業を例に考察している。
以下、印象的なフレーズ
・人がリスクを取り、失敗を味わったとき、学習の環境が生まれ、柔軟性が高まる。
・徹底的にオープンな精神をもつとは、自分が間違いを犯していたり、弱点があったり、あるいはその両方だったりする可能性を受け入れて、ほかの人たちがそれを指摘するよう促す姿勢のこと。
・アージリスはリーダーに対して、自己変容性を身につけ、ものごとを学習できる人物 -
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PDCAサイクルは過去からの学びであり、U理論は出現する未来からの学習。という書き方からか宗教的と言われるU理論。
個人的には、「ダウンローディング」「観る」を学ぶことこそ、U理論の目的である「人と組織の問題を劇的に解決する」ことができると感じた。
◯U理論の概念
優れたリーダーの「やり方」などに着目するのではなく、ブラックボックスになっている彼らの「内面のあり方」、
すなわち高度なパフォーマンスや変革が起こる際の「意識の変容」に着目している。
◯ダウンローディング
ダウンローディングとは、過去の枠組みや思い込みのこと。
例えば、人は誰でも、相手の属性に合わせて話題を変えたり、立場によって -
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ネタバレリフレーミング力と状況を正しく認識するチカラが必要だとお改めて思い知らせてくれた書籍である。
「発達思考型組織(Deliberately Developmental Organization)」では「弱さ」を見せ合うことで変化への適応しているという。風の時代ならではの考え方だと思う。
大量消費大量生産時代には決められたことを効率的に行うことが能力の高さと考えられてきた。一方、変化していくことが便益を多く受けられる昨今となってみると、多様な能力を持った人たちと協働していくことがリターンを大きくすることになる。その時に顕になってしまうのが協働力のなさである。本書ではこれを「弱さ」と表現してい