中土井僚のレビュー一覧

  • なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか ― すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる

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    問題を適切に捉えるべし。
    P80 悪い状況は容認してはならない。問題を論じる時、私たちといった漠然な言葉は使わない。その種の表現は個人責任を覆い隠すからだ。

    何かのトラブルがあれば、組織で隠匿するのではなく、個人事例を挙げて議論することにある。

    0
    2026年07月20日
  • 心の複雑さに向き合うとは、どういうことか 成人発達理論がひもとく痛みと成熟の心理学

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    これは支援者の発達という
             『終わりなき旅』
                     の始まり。

    ーーーーーー

    ✾心の複雑さに向き合うとは、どういうことか
    ✾マーク・D・フォーマン、著
     加藤洋平、監訳・翻訳
     中土井僚、監訳
    ✾日本能率協会マネジメントセンター

    ーーーーーー

    まず本書は592ページから書かれている、
    まとめから読むことをおすすめいたします。

    こちらは各章ごとのまとめになり、あらすじ・目次の役割を果たします。

    こちらを始めに読むことで理解しやすさがまします。

    ーーーーーー

    本書は、
    ケン・ウイルバーの唱えた
    『インテグラル理論』の専門書です。

    インテグラル理論とは本質的には統合的哲学あり、
    “生きながら成長するための道”を示す理論です。

    主要な目的としては、
    人類のさまざまな知の領域からの洞察を、相補的な形で活用する方法を学ぶことをあげています。

    ーーーーーー

    そうなんです。
    本書は大学の講義で使用するような、
    教科書・専門書なんです。

    なので、内容は密であり深い。
    そのため感嘆ではありません。

    ですが、この書を読み込み理解することで、
    開かれる視野・増える視点が多くあります。

    ーーーーーー

    超荒あらすじ要約すると、
    インテグラル理論は、

    ①発達段階(レベル)
    ②ライン(能力の領域)
    ③状態(ステート)
    ④タイプ(類型)

    といった多層のレンズを組み合わせて
    現実を立体的にとらえる枠組みで、

    発達段階に多数のレベルがあること、

    その段階や状態によって支援の仕方・見方が変わる。

    『癒しなくして成長なし、
     成長なくして癒しなし』

    まさしく循環だといいます。

    ーーーーーー

    私はこの書を読むとき、
    『支援者としてできることを増やす』ことを念頭に置いて読みました。

    3つだけピックアップすると、

    ・支援者がクライアントに
    与えることのできる最大の贈り物は
    「開かれた心」であること、

    ・支援者自身が
    「どの視点から世界を見ているか」を自覚し、
    その視点の限界を超えていくこと。

    ・他者に向けた静かな集中状態に入り、
    その人に起きていることに対して
    開かれた受容的姿勢を保つことの大切さ。

    上記を私はあげたいと思います。

    ーーーーーー

    ・当事者として
    ・支援者として
    ・セラピストとして

    それぞれの視点で、
    本書を吸収していく専門書。

    本書の私的なオススメの活用法としては、

    こちらは全部を形式建てて覚えるというより、
    その都度辞書のように引きながら、
    目的を設定し、実践・実用的に使用していくことです。

    とても勉強になる学びの1冊でした✧





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    今、どの層が何を駆動しているのか
    どの層が滞りを生んでいるのか
    どの介入を、どの順番んで、どの深さで行うのか
    といった問いが具体化する

    自己がより複雑で深い次元へと成熟するためには、過去の傷や固定観念が解放される必要があり、逆に心の傷を癒すためには、新しい意味づけの枠組みーすなわち発達ーが必要

    癒しなくして成長なし、成長なくして癒しなし

    支援者自身が「どの視点から世界を見ているか」を自覚し、その視点の限界を超えるための実践書

    本書が扱う発達段階モデルp27

    サイコセラピスト(心理療法士) 人間のあり方の全体的な複雑さに直面する存在

    インテグラル・サイコセラピー
    具体的に言えば、支援者の役割を「人はどのように世界を理解し、意味づけるのか」という理論ーつまり構成主義や発達理論ーに基づいて捉えています

    インテグラル理論とは本質的には統合的哲学p48

    主要な目的
    人類のさまざまな知の領域からの洞察を、相補的な形で活用する方法を学ぶこと

    人の視点は、次の5つの中心的な要因によって形づくられる
    1,その人が知識を獲得する方法(主要な視点・手法・学問分野)
    2、その人のアイデンティティ発達の「段階」
    3、その人がその他の重要な能力の領域、すなわち「ライン」においてどのレベルにあるか
    4,特定の時点におけるその人の「状態」
    5,その人のパーソナリティ・スタイル、つまり「タイプ」(文化的・ジェンダー的スタイルを含む)
    これらの側面を総称する略語「AQAL(アークアル)」
    すべての象限、すべての段階、すべてのライン、すべての状態、すべてのタイプを意味する

    四象限モデル
    原則1
    クライアントの人生を主観的ー客観的、客観的ー個人的、主観的ー集団的、客観的ー集団的という4つの大きな包括的視点からとらえる

    原則2
    クライアントのアイデンティティ発達が、治療的出会いにおいて重要な影響を及ぼす
    支援者自身のアイデンティティ発達も、クライアントの困難に対してどれほど深く共感できるかに影響を与える

    自己システムの成長
    プレパーソナル(前ー個人的)
    パーソナル(個人的)
    トランスパーソナル(超ー個人的)
     
    原則3
    複数の発達ラインや能力が存在することを認める

    ウィルバーによる発達のラインp76
    認知的、自己、価値、道徳的、対人的、深層性、欲求、具体的、情動的、美的

    三分割モデル
    1,認知的発達のライン
    2,自己またはアイデンティティのライン
    3、成熟のライン

    原則4
    一時的な変性意識状態の重要性

    ある特定の心の状態
    複数の異なる深層的な要素が統合されたもの
    具体的構成要素
    ・世界の近く
    ・感情のトーン
    ・記憶の過程
    ・自己の心的モデル
    ・行動的反応パターン

    原則5
    多様な知のスタイルやタイプ(類型)が存在する

    認知的アプローチ
    自己の信念や自己に対する言葉
    心のスクリプト
    人生で何かが起こったとき、その出来事自体ではなく、それに対する解釈こそが幸福や苦痛に大きく影響する

    今ここ

    支援者がクライアントに与えることのできる最大の贈り物は「開かれた心」

    四象限モデルは「ヒューリスティック(経験則)」、すなわち思考の偏りをチェックするための実用的な「手がかり」として機能します

    それぞれの事象に対するアセスメントp104~p107、p108、p110

    あなたの人生のこれらすべての領域は、治療の対象として関係があり、語ってもよいのです

    傷ついているものは何か、どの方向に進むべきか、何が重大な問題であるのか、深く埋もれている経験は何かーそれを知っているのはクライアント自身なのです

    介入の優先順位p116

    統合的視点から見たとき、人間の心の最も深い衝動をひとつ挙げるとすれば、それは「完全性」または「完全な発達」に向かう、根本的で、かつ多くの場合、無意識的な衝動であると言えます

    より誠実であること」は「より意識的であること」すなわち「より自己認識的であること」

    沈潜した無意識
    一時的には意識されていたものの、その後はほとんど意識からは利用できなくなり、無意識の下に沈んでしまったもの

    埋め込まれた無意識
    人は自身の発達段階というレンズを通して経験を翻訳・構築している

    発達のサブフェーズ
    発達のダイナミクスのなかで特に重要なもの 融合、差異化

    差異化のプロセスには「以前の段階や世界観を拒絶すること」がほぼ必然的に伴います
    私たちが最も魅力を感じないのは、ちょうど乗り越えたばかりの意識の秩序である

    統合
    意識的または無意識的に拒絶してきた過去の段階を、新たな段階の視点から自己の一部として受け入れ直すこと
    つまり「過去を所有する」ことが求められる

    発達の重心
    三重の視点:日常的自己・遅れをとっている自己・未来の自己

    支援者の仕事は、この「自己をめぐるダンス」を可能な限り追跡すること

    インテグラル理論の視点では、認知に限らずあらゆる発達段階は「混ざり合い」や「波のような広がり」を持っている

    自己システムの機能
    1,同一化の中心であること
    2,心に秩序や「統一性」を与えること
    3、意思と自由意志の中心であること
    4、防衛機制の中心であること
    5、経験を代謝すること
    6,アイデンティティを「維持すること」と「超えていくこと」のあいだに立つ自己の中心であること

    認知的発達の段階とアイデンティティの発達の段階との対応関係p188

    成熟を「メンタルヘルス」とほぼ同義と考える

    エマージング・アダルト
    18歳から25歳までの年齢層のことを指し、この世代は、以前の同年代に比べて結婚、育児、安定した職業と言った伝統的な大人の役割に定着している可能性がはるかに低い

    ウィルバー
    サイコグラフ」アプローチを提案

    アイデンティティの発達と相関に関するポジティブな心理特性p210

    原始的信頼感 後の感情的・心理的調整にとって重要な基盤となります

    感覚運動的ー未分化的段階

    第1/2段階:情動的ー関係性的段階
    おおむね清吾6か月から24か月のあいだ

    境界性パーソナリティ障害
    自己と他者の間に明確な情動的境界が形成されていない状態が続きます。この境界が不完全であるために、子どもは非常に脆弱な自我を抱え、自らの感情の起源に混乱をきたしやすくなります

    自己愛的禿頭を持つクライアントと接する場合は、支援者はしばしば「この人は私と同じ空間に“いない”のではないか」という感覚を抱きます

    第2段階:呪術的ー衝動的段階
    通常2歳から4歳のあいだの子ども

    呪術的思考とは、深層的・情動的・身体的な世界の間に親密で因果的かつ未分化なつながりがあると見なす認知の枠組み

    魅力的な「集団」との出会いを助ける
    クライアントがこの段階からの差異化を始めた兆候が見られたとき、非常に重要な支援のひとつは、次の段階への学びを促すような、個人的に魅力的で意味のある「集団」との出会いを助けること

    第3段階:神話的ー同調的段階
    自分自身の経験を物語として語ることができる能力の獲得が課題

    第4段階:合理的ー自己著述的段階
    アイデンティティ・ノイローゼ
    個人的なアイデンティティについての混乱から生じるもの
    集団的同一化によって自分を定義することができないと知ってはいるものの「では、自分は本当は誰なのか?」という問いにはいまだに答えを持っていない

    「分かってはいるのに、できない」

    第4/5段階:相対的主義的ー感受的段階

    自分が何をどう見ているかは、自分の視点に依存しているのだ」と任S木下結果、自身の視点を深く掘り下げようとする動機が強まります

    第5段階:統合的ー他視点的段階

    深い孤独感と人生の意味や目的に対する根本的な問いに直面する

    第5/6段階:自我自覚的ー逆説的段階

    第6段階:没入的ー目撃的段階

    共感は必ずしも言語で表現される必要はない

    努力や粘り強さは称賛されるべきであり、進歩は認識され、クライアントの強みや資質は明示的に指摘されるべき

    今ここ

    基本的なナラティブとは、自分自身とその歩みについての、比較的シンプルでまとまりのある物語のこと

    ケイティのアプローチは、強く苦痛を伴う信念に対して、4つの基本的な質問と「転換(ターンアラウンド)」という手法で探索を行う
    1、それは本当ですか?
    2、それが絶対に本当だと言えますか?
    3,その考えを持つとき、あなたは反応しますか?
    4,その考えがなかったら、あなたの人生はどうなりますか?
    5、それを逆にしてみましょう。

    アクティブ・イマジネーションP388
    目を閉じて静かに座り子どもの頃の家庭を思い描いてもらう

    ドリームワーク

    かつて、そこでP390

    直接的接触は、態度とプロセスの転換
    今起きていることのなかに入っていく」あるいは「変えようとせずに、その瞬間にあるものと共にある

    実際に私たちが最も苦しむのは、感情や状況そのものではなく、それに対する抵抗や解釈なのです

    焦点が「思考」や「信念」にある

    認知療法の目的は、特定の歪んだ思考や信念を、よりネガティブでないもの、より肯定的なものへと調整すること

    人生の経験を言葉や思考で語ろうとすることは、数フィート先から海の写真を撮ろうとするようなもの

    上昇的視座「この世を越えた」観点
    下降的視座「この世における」方向性

    臨死体体験NDE

    一般化ーすなわち、物事や概念、社会的集団を広くカテゴライズすることーは、人間が圧倒されることなく世界を単純化し、整理して理解するための道具です

    性差によって有病率に差がみられる主なメンタルヘルスの状態P471

    女性は平均して男性よりも左右の大脳半球において物理的な対称性が高い傾向を示す

    女性は「戦うか逃げるか」反応よりも「手当して友人となる」反応を示す傾向がある

    エージェンシーとコミュニオン
    個として自己を主張したいという欲求」と「他者とつながりたいという欲求

    クライアントは「別の人間になる」べきではなく「より統合された自己」へと向かうべき

    分化によるコミュニケーション・スタイルの違いP511

    ポストモダン的・相対主義的視点の3つの中心的特徴
    1,絶対的な心理は存在しないという信念
    2,社会的・政治的な言説には権力構造が内在しているという理解
    3,人の違いや多様さこそが人間の本質だと考え、それを大切にし肯定する立場

    相対主義的ー感受的な考え方を十分に問い直さないままでいると、心理療法の実践は、その立場に無自覚に引き寄せられてしまう

    人種/文化アイデンティティ発達モデル5つの段階
    1,順応
    2,葛藤
    3、抵抗と没入
    4,内省
    5、統合

    理想的なのは知的理解と体験的理解の両方を兼ね備えること

    自然な没入」とは

    できる限り、絶対主義者の視点を自ら引き受けてみること

    インテグラルであるということは、「時に偏ること」も含んでいる
    信奉者

    特定の声」や「特有の体験」を見出すこと

    「他者に向けた静かな集中状態に入ること」であり「その人に今まさに起きていることに対して開かれた受容的姿勢を保つこと」
    目を開けた瞑想



    発達とは、単なるスキルや知識の獲得ではなく「生きる力の熟成」である

    インテグラル理論や成人発達理論とは、頭で理解するための理論ではなく「生きながら成長するための道」

    断片を越えて「全体としての人間」を理解し、支援するための統合的アプローチーSれがインテグラル・サイコセラピー(統合心理療法)

    それを支える5つの基本原則
    1,多次元の原則ー人間は身体・心・社会・自己の深層性という多層構造を持つ
    2,発達性の原則ー意識は時間と共に発達し、異なる段階を経て成熟する
    3,関係性の原則ー癒しは個人の内側だけでなく、関係の場の中で起こる。
    4、統合の原則ー癒しとは部分の排除ではなく、対立の統合を意味する
    5,臨在の原則ー支援者の“あり方”そのものが最大の介入となる

    私はクライアントをどの象限から見ているか?
    支援の小テインが、心・身体・関係・社会のどこかに偏っていないか?
    癒しを“問題解決”ではなく、“発達のプロセス”として見られているか?

    フロイトが描いた「無意識」は、重荷衝動的・破壊的エネルギーとして理解されていました。しかし、インテグラルな視点では、欲動は生存や快楽の衝動にとどまらず、成長・結合・超越へと向かう進化的エネルギーでもある

    支援者の発達を「意識の拡大」と「共感の深化」というに軸で捉えます

    後期段階では、セラピスト自身が「自己の構築性」を自覚し、介入や理論を越えて「あること(being)」そのものが支援になります

    支援者は、他者を支える中で自らの境界を保ち、身体・感情・意識のバランスを整える必要がある

    私はどの発達段階からクライアントを見ているだろうか?
    自分の中の“癒さていない部分”が、支援の中でどのように影響しているか?
    支援とは、変化を“起こす”ことか、それとも“起こる空間を整える”ことか?

    支援者の発達を「終わりなき旅」

    癒しとは、壊れた部分を修復するのではなく、発達の流れの中で停滞してるエネルギーを再び動かすことーつまり「進化する生命としての私たち」を取り戻すこと

    プレパーソナル
    安全とつながり」が中心テーマ
    支援者は言葉よりも存在で包み込むことが求められます

    パーソナル
    成果から存在へ」と焦点を移すように導く

    トランスパーソナル
    全体性への帰還」として肯定

    支援とは「部分を直す」ことではく「全体を思い出す」こと

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    2026年06月13日
  • 「人の器」を測るとはどういうことか 成人発達理論における実践的測定手法

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    成人の発達理論。プロセスコンサルテーション。発達測定インタビュー。
    他者、自己洞察、価値観、欲求、コミュニケーション、組織での役割。
    意識構造の重心、発達リスク、ポテンシャル。移行へはリスク抑止。
    職務責任・複雑性と時間幅。
    発達段階2:手段・道具的段階。自分のメリット・デメリット。単一視点。
    移行:他者視点、欲求と距離を取る、組織価値観。
    発達段階3:他者・集団依存段階。集団の価値観に従属。
    移行:集団から距離を取る。他者との違い、強み、価値観確立。
    発達段階4:自己著述段階。独自の価値観。
    移行:深い内省、他者を受け入れる、他者価値観、世界との統合、流れ
    発達段階5:自己認識段階。限界を認識し自己変容。

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    2026年02月26日
  • 人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門

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    読みやすい本だった。
    組織、個人の意識にイノベーションを起こす、テクノロジー。

    しっかり見る時、自分の中で、あれ違ったと言う風に見えるポイントがある。
    それを手を使い、形づけ、イメージ化し、行動につなげる。

    実践するには、専門家の助けがまだ必要だと感じた。

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    2025年08月09日
  • U理論[第二版]――過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術

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    人とのコミュニケーションにおいての適切なプロセスを体系づけている。
    もう一人の自分がじっくり観察し、内省し、自分のあり方との対話によって、次の行動に移る。
    事実に対して直接的なダウンロードをしないようにすることが大事。

    0
    2023年07月15日
  • U理論[第二版]――過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術

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    名著!問題や課題解決におけるプロセス理論として深く考えさせられる。その場しのぎの対応に終始してしまう自分や組織、企業、団体が、これまでのアプローチをどう見直すべきなのか、よくわかる。スピリチュアル要素もあり、理解に苦しむ章もあるかもしれないが、これは欧州の宗教観が影響していると考えればそこまで抵抗がない。その文化が当たり前だと思えばよい。

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    2022年05月07日
  • U理論[第二版]――過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術

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    間違いなく、考え方生き方の転換点を与えてくれる希少な名著である。しかしながら、正しいパスでこの本に辿り着かなければ理解は難しいと思われる

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    2021年11月28日
  • マンガでやさしくわかるU理論

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    ネタバレ

    理論自体は理解するのが割と難しいのですが、物語と絡めて解説してもらえたので理解できました。

    ・自分が当事者であるにもかかわらず、人のことのように解決しようとすると余計にトラブルになる(ルービックキューブ型)
    ・自分が無意識にしている嫌な表情、相手に対する勝手な評価に気づき、保留する必要がある
    ・保留することで状況を俯瞰し、自分の価値観や枠組みにとらわれずに理解をしようとする
    ・自分の靴を脱いで、相手の靴をはく。そして相手が自分に指している矢印が何か知る
    ・自分が見えたものを理解し、恐怖を乗り越え、執着を手放す※相手からの見られ方への執着など
    ・そこから起こる未来を受け入れイノベーションを起こす

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    2021年04月04日
  • マンガでやさしくわかるU理論

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    再読。漫画版は良くまとめられていて読みやすく、何度も手に取りたくなる。一見、本当かよ!とツッコミたくなる内容だが、実践していく中でその圧倒的なリアリティとパワーを体感していくはずだ。

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    2020年11月04日
  • U理論[エッセンシャル版]― 人と組織のあり方を根本から問い直し、新たな未来を創造する

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    昨年、「U理論第2版」を読んで、「U理論」の初版以降の実践事例の積み上がりや方法論の進化を感じていたので、その復習くらいのつもりで読んだのですが、なんかこれはガンときました。

    これは第2版の要約ではなくて、「出現する未来から導く」の内容も踏まえたエッセンシャル版。

    そして、第2版との読み比べをしているわけではないので確かではないのだが、第2版以降の事例の紹介に加え、説明がよりわかりやすくなったり、より本質的になったりしているところもある気がして、エッセンスに絞り込むことで、やっとオットーの言いたいことがわかった!みたいに感じました。

    もちろん、この10数年間で、日本でもU理論的なアプローチ(やっている人がそう思っているかどうかは別として)で取り組まれている人々が見えてきて、具体的なイメージがしやすくなっているというのもあると思います。

    また、ティール組織という概念も現れた一方、それをどうやって実現するかというところについてはモヤモヤな状態があって、最近では、「ティール組織は目指して実現するというものではない。目標・手段という思考自体がオレンジだ」みたいな話しになっているような感じもするなかで、具体的な方法論を示している「U理論」を今一度、読み直すのは、意味のあることなのかなと思いました。

    また、「ティール組織」で議論されていたような社会や組織の進化の概念も社会のOSのヴァージョン1.0、2.0みたいな感じの比喩として整理されていて、「ティール組織」の議論を違う側面からサポートする内容にもなっていると思います。

    とはいえ、なんだかんだで、モヤモヤしながら、「出現する未来」「U理論」「出現する未来から導く」「U理論第2版」を10年以上読んできて、今回、ようやくわかったような気になったということなので、これを最初に読んで、わかりやすいかどうかは不明。

    エッセンシャル版というだけあって、ぎゅっとエッセンスが濃縮されている。

    U理論関係の本を読むのが初めての人も、何冊目かの人も心して読まないとね。

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    2020年02月01日
  • U理論[第二版]――過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術

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    コーチングでは、相手と共有する「安全地帯」を醸成するために、まず「傾聴」が重要であるとする。それが第一のステップであると。「7つの習慣」でも、まず相手を理解してからでないと、こちらの言い分は聞いてもらえないと説く。

    リーダーの立場の時間が長いとか、常により良い状態を目指して努力、勉強を続けていると自負する人ほど、ステップ1の「ダウンローディング」の情報量が多いのでかえって「自己欺瞞」にハマって次に進めなくなりやすい(進める気持ちが持てなくなる)と痛感した。「傾聴」スキルでも「思い込みをなくそう」と注意喚起はしているが、U理論は「ステップ1」として必ずこの手順を踏むことにした点が良い。これを確かめるには、ちゃんとステップ2「観る」ができているかどうかを意識しようと思った。

    また、ここまでは自分の努力や心がけで進められるが、相手(組織)と力を合わせてシナジーを生み出す段階に入ると、メンバー数や親密度、価値観の隔たり具合の変数で途端に難易度が真冬の夜空のように高くなる。
    冒頭に書いた「安全地帯」を僕は「多様な生態系を実現している肥沃な土」に重ねてイメージしてきたが、U理論の「ソーシャルフィールド」と一致した。

    0
    2020年03月07日
  • 人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門

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    ネタバレ

    コーチングでは、相手と共有する「安全地帯」を醸成するために、まず「傾聴」が重要であるとする。それが第一のステップであると。「7つの習慣」でも、まず相手を理解してからでないと、こちらの言い分は聞いてもらえないと説く。

    リーダーの立場の時間が長いとか、常に努力してきたと自負する人ほど、ステップ1の「ダウンローディング」の情報量が多いのでかえって[「自己欺瞞」にハマって次に進めなくなりやすい(進める気持ちが持てなくなる)と痛感した。「傾聴」スキルでも「思い込みをなくそう」と注意喚起はしているが、U理論は「ステップ1」として必ずこの手順を踏むことにした点が良い。これを確かめるには、ちゃんとステップ2「観る」ができているかどうかを意識しようと思った。

    また、ここまでは自分の努力や心がけで進められるが、相手(組織)と力を合わせてシナジーを生み出す段階に入ると、メンバー数や親密度、価値観の隔たり具合の変数で途端に難易度が真冬の夜空のように高くなる。
    冒頭に書いた「安全地帯」を僕は「多様な生態系を実現している肥沃な土」に重ねてイメージしてきたが、U理論の「ソーシャルフィールド」と一致した。

    ステップ6「結晶化」の事例としてミスチル桜井さんの曲作りが挙げられていた。自分も曲作りしていた身(ミスチル・スタッフとも仕事した)なので大きなインスピレーションを得ることが出来た。自分の都合を優先する「小さな自己(エゴ)」の仮面が剥がれて、家族やチーム、ユーザー、さらにもっと多くの人たちにも良い影響を広げられる「大きな自己」が生まれる感覚を得られた気がする。

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    2019年11月27日
  • なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか ― すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる

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    ・謙虚さを持っているか?他の人から学び、自分を成長させようという意欲があるか
    ・グリッドを持っているか?厳しい状況でもあきらめずに最後までやり通せるか
    ・自分の為だけに行動するテイカーになっていないか?ギバーとして他の人たちの成長を助けることができるか
    ・人は、開花という言葉を聞くと、評価されて快適な感情を味わうことを思い浮かべます。けれども、成長する過程では心地よい気持ちになれない時もあります
    ・あなたは、自分がどのくらい優れているかと、どのくらい速いペースで学習しているかの、どちらをより心配しているのか
    ・環境順応型知性(周囲からどのように見られ、期待されるかで自己を形成する)→自己主導型知性(周囲の環境を客観的に見ることにより、内的な判断基準を確立し、それに基づいて、周りの期待について判断し、選択を行える)→自己変容型知性(自らのイデオロギーと価値基準を客観的に見てその限界を検討できる。どのようなシステムや自然発生的秩序も何らかの形で断片的、ないし不完全なものだと理解している)
    ・自己変容型知性の持ち主は、重要だと思うけれど、目下の業務や計画とは関係なさそうな情報を歓迎する意志をはっきり示している。徹底的にオープンな精神を持つとは、自分が間違いを犯していたり、弱点があったり、あるいはその両方だったりする可能性を受け入れて、他の人たちがそれを指摘するよう促す姿勢のこと
    ・物事は勝手に起きるものではなく、結果をもたらした原因の一部は自分にある
    ・短所が表面化したとき、結果をかえるのではなく、本人の視野を広げさせ、内省させることで原因を変えようとする
    ・会社は、あなたが自分を成長させる役に立つ課題を−あなた個人と会社の両方にとって価値のある課題を−見つけるのを助けてくれるか
    ・DDOの原則は肯定形で表現される
    ・建設的な不安定化:信頼、痛み、気遣いにより進歩を生む
    ・仕事の私、と本当の私のギャップをうめる
    ・効率性と有効性は区別して考えるべき
    ・人々はあなたが思っているより十倍優秀だ。適切なしくみと環境を与えれば、人は成長し、もっと多くの成果を上げられる
    ・物事を落ち着かせるな
    ・支持的な環境
    -保持(働き手が「よく守られた弱さ」を経験し、弱点をさらけ出した働き手が評価される)
    -解放(フィードバックを与え合う、常に違いや担当業務外に目を向ける)
    -継続(働き手の権限が次第に拡大していくのが当たり前、地位が下の人物が上の人物に対してフィードバックできる)
    ・他の人たちの練習を助けることは、他では味わえない満足感をもたらす
    ・予測を的中させるより重要なのは、予測が当たっても外れても良いように準備することだ
    ・改善目標:仕事、家庭、友人関係などの人生の側面のうち、最も重要なものはどれか?その側面に最も大きな好影響を及ぼす為には、どのような形で自己改善をすればよいか
    ・他の誰でもなくあなた自身が生き方、考え方、振る舞い方を変えなくてはならない理由が明白なものにしよう
    ・たいていの人は不安の感情から自分を守るために、多大なエネルギーを費やしている
    ・強力な固定観念から解放されれば、もっと余裕が生まれる
    ・常にコントロールしなくてはならない→完璧を目指すより、まずは仕上げることが大事
    ・職場生活に個人の内面の要素を持ち込み、外面の行動だけでなく頭の中のことにも関心を向ける必要がある
    ・安全:誰かが自分の弱みをさらけ出して苦労している場合、その人の立場が強まりこそすれ、弱まることのない状況
    ・安定性がある:慣行とその背後にある精神が日々継続的に実践されると見なせる
    ・全員のもの:メンバーの意見がすべて一致しているのではなく、何についての意見の一致・不一致を明らかにするかについて意見が一致している

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    2019年02月03日
  • なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか ― すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる

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    ここにあるような文化を持つ組織に出逢えることはあまりない。ただ21世紀型の組織として記憶したいことと、自分だけは自分の心を正直に投影しないと成長できないと感じた。

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    2019年01月14日
  • 人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    運命の出会い。たぶん今のタイミングでなかったらここまで評価は高くなかっただろう。

    「理論」とあるがスピリチュアルな内容となっておりそこが受け入れられない人も多いのかもしれない。現に自分がそうだった。

    自分が生まれた意味を知る。この本の意味はこれに尽きる。そのためのメソッドも二次的に別の資料やワークショップ等の参加体験から得てはいたが、やっと本物に出会った気がする。

    感動!

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    2018年12月02日
  • なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか ― すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる

    Posted by ブクログ

    とりあえず分かったのは、当社はマサカリを投げ合ってお互い切磋琢磨する文化であり、弱さを見せること、すなわち死を意味するので、本書で提唱している組織(DDO)には程遠いなあということ。
    Googleの心理的安全の話もあったけど、もうちょっと広い話をしているような気がする。安全圏を作ったうえで、みんなそれぞれのエッジにチャレンジして、弱さと向き合って成長していきましょう的な考え方かと。安全圏なので、分かっててマサカリ投げるのはOK。
    というわけで、気になった個所を引用しつつコメントする。

    ・利益の追及と人間の成長は一体を成すものだ
    これは衝撃だった。人間の成長を優先すると、大概、利益の追及=仕事の効率は落ちるものと考えていたから。しかも、業務外で特別なことをする必要はない、とまで言い切っている。RPGのレベルあげみたいに、時間をかけて人間の成長をしたうえで、それから利益の追及をするのではなく、同時にやることが可能だろうか?
    ・「替えの利かない」人物をつくらないように仕事を設計している
    オレスゲーマンセーな時期もあったけど、人に任せざるを得ない立場になって、これの重要性が痛いほどわかるようになってきた。
    ・個人として進化したいという思いこそ、人を突き動かす「最大の原動力」だと言う。
    自分はそうだったとして、他の人はどうか?適当な給料もらえて、適当な仕事やってれば満足とかいう人をどう突き動かすの??

    もう一度読み直してて、さらに追記。

    ・従来の人材育成プログラムの欠点4つ。
    継続的でない
    日常の仕事と切り離された特別なもの
    対象メンバーが限られる
    対象が組織でなく個人に限られる

    ・仕事は人生に意義を与えるもの、やり甲斐を生む要素は
    自分を成長させること
    卓越した不朽のものを生み出すこと
    ほかの人たちに奉仕すること
    の3つ。

    ・痛みを感じ、自己防衛反応をしたとき、記録して、後で振り返り、それを克服するか、さもなくば辞めろという、常に成長を要求される環境。

    ・マインドセット、すなわち世界を理解する論理が成長し、自己と周囲の世界を深く正確に見る能力が質的に向上し、それまで自分が世界をどのように見るかを決めていた前提を客観視できるようになる。

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    2018年11月06日
  • なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか ― すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる

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    ネタバレ

    「自分の弱さを隠そうとする」「同僚について陰口を言う」と言った行動が組織に与える影響に向き合い、構成員全員が内面的な成長を遂げられるようにするための組織づくり。自分の死角をあぶり出すワークは、時間をかけてやる価値がある。

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    2018年01月07日
  • なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか ― すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる

    Posted by ブクログ

    間違いなく人生に大きな影響を与える本であると思う。
    自己の分析が終わって、始められることからすこしずつ始めていて、少しずつ変わってきている実感がある。
    ずっと持っておきたい本であり下取りに出すことは考えられなかったので、テキスト、参考書以外で初めてマーカーを引いた。

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    2018年01月04日
  • 人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門

    Posted by ブクログ

    U理論の原書を読むのは難しいという人にはお勧め。U理論自体が難しい概念の為、わかりやすい本から入ることで理解を進めていくのがお勧めです。

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    2017年12月15日
  • なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか ― すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる

    Posted by ブクログ

    キーガンの新作。

    「なぜ人と組織は変われないのか」でも、組織を取り扱っていたのだが、どちらかというと組織というより個人個人への取り組みの積み上げという印象があった。内容的には、前作の延長にあるのだが、こちらは、「組織」がより明確にフォーカスされている感じ。

    組織開発関係の本はそれなりにいろいろ読んでいるつもりではあるのだが、この本からは、久しぶりに、純粋な刺激を受けた感じがする。

    つまり、自分の知っていること、考えていること、問題意識を持っていることと、かなり近いところにあるのだが、答えの方向が自分の予想と微妙違っていて、「なるほど」と思ったり、「どうしてそうなるんだろう?」「本当だろうか?」と色々な考えが頭を巡った。

    最近の私の問題意識として、性善説というか、人間の全体性とか、肯定的意図とか、ポジティブなものをベースにしたアプローチは、元気が出るし、基本好きなのだが、それだけでは、どうも上手くいかないこともたくさんあって、そこをどう考えればいいのか、というものがある。

    多分、この本のベースもこの問題意識の上に立っていると思う。

    そして、仕事に、単なる職務上の役割ではなくて、一人の人間として自己一致して取り組むことができる。そして、組織の発展だけでなく、一人ひとりの人間の成長にフォーカスされた組織を作りたい、という思いはとても共感できる。

    そのためには、自分の弱みもちゃんと出せる組織がいいんだ、というところまでは、多分、全面的に賛成。また、リーダーシップとしても、じぶんの弱みを見せることができる、ということは大切だと思う。

    が、多分、私は、その弱みはチームでカバーしあう、という方向での解決を求めているのだと思う。欠点もある人間が協力しあって、弱みをキャンセルして、チームとしての強みを活かしていく(これはドラッカーの思想の中核でもある)、ということだと思っている。

    一方、この本に出てくる組織では、互いの弱みを発見しあって、弱みの改善に向けて、頑張り続けることを組織的に推進する感じ。

    これは、かなり痛い、よね〜。

    自分の欠点、至らないところ、ようするに真実から逃げずに、しっかりと見つめ、謙虚にそのための改善努力をする。そうしたお互いの成長を共にサポートしあう組織。

    個人的には、正直なところ、そういう組織にいたいという感じはあまりしないかな?ちょっと、怖い気がする。

    「学習する組織」の5つのディシプリンもややストイックで、似たニュアンスを感じる部分はあるのだが、全体としては、元気になれる、頑張ろう!という気持ちになれるんだけどね。

    というわけで、自分なりに消化するのに、しばし時間がかかりそう。

    でも、通常の組織開発本とは何か違うものを提案している必読書だと思う。

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    2017年08月18日