中土井僚のレビュー一覧
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PDCAサイクルは過去からの学びであり、U理論は出現する未来からの学習。という書き方からか宗教的と言われるU理論。
個人的には、「ダウンローディング」「観る」を学ぶことこそ、U理論の目的である「人と組織の問題を劇的に解決する」ことができると感じた。
◯U理論の概念
優れたリーダーの「やり方」などに着目するのではなく、ブラックボックスになっている彼らの「内面のあり方」、
すなわち高度なパフォーマンスや変革が起こる際の「意識の変容」に着目している。
◯ダウンローディング
ダウンローディングとは、過去の枠組みや思い込みのこと。
例えば、人は誰でも、相手の属性に合わせて話題を変えたり、立場によって -
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ネタバレリフレーミング力と状況を正しく認識するチカラが必要だとお改めて思い知らせてくれた書籍である。
「発達思考型組織(Deliberately Developmental Organization)」では「弱さ」を見せ合うことで変化への適応しているという。風の時代ならではの考え方だと思う。
大量消費大量生産時代には決められたことを効率的に行うことが能力の高さと考えられてきた。一方、変化していくことが便益を多く受けられる昨今となってみると、多様な能力を持った人たちと協働していくことがリターンを大きくすることになる。その時に顕になってしまうのが協働力のなさである。本書ではこれを「弱さ」と表現してい -
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U理論読書メモ
★抜粋①
「過去からの学習」では、すでに起きた過去の出来事を振り返り、分析したり、新しい仮説を立てたりして、答えを導き出すものです。それに対して「出現する未来からの学習」は、自分の内面を掘り下げ、内側から湧き上がってくるものに形を与え、そこから肉づけをしていくというプロセスをたどります。
★抜粋②
日常のどんな場面であろうとも、「何者としてその場にいるか」が結果に大きな違いをもたらしていることを発見し、その領域における質の向上こそ、パフォーマンスの向上に関係しているという結論に達しました。
★個人的なメモ
職場での改善を図るときには、やり方の工夫で解決しよう -
Posted by ブクログ
本のタイトルからビビビっときて、読んでみた。
過去、自分の働いていた経験から、もっとお互いの弱さ・弱みをオープンにして、
失敗を許容できる文化がないと良い組織にはなれないと漠然と考えていて、
そういった類の本ではないかと思って読んでみました。
結果は、自分の想像とは少し方向性が違ったけれど、
納得のいく個所も多々あり、学びが多かったです。
ただ、主張がややドラスティック。
相手の弱みをオープンに指摘し合うのは、
強固な「安全地帯」(本ではホームと言われている)が必要で、その点は本にも書かれているのだけど、
その安全地帯の構築方法が本に書かれている内容で十分なのかは自分では少し判断できなかっ -
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Posted by ブクログ
計画を立てづらい世の中になってきたことを考慮し、
その都度発生した事象に対してどう立ち向かうか?
に着眼した考え方。
具体的には、今の状態を客観的に把握し、
今のリソースで出来ること、やらなければならないことを
単独で考えるのではなくチームで考えて進めていく。
その中で大事にしているのが、お互いを正しく理解すること。
そのために相手の視点に立って共感する必要がある。
共感したあと、お互いに何をやれば上手くいくのか?
が感覚的に分かるようになり、効率化が実現出来る。
感覚論、経験論といった内容だが、
そのためのプロセスを可視化したという考え方は
非常に面白いと思った。
【勉強になったこと