中土井僚のレビュー一覧
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みんなが自分の弱さをさらけ出し、安全であると同時に要求の厳しい組織文化によって生み出される組織を発達指向型組織(DDO =Deliberately Developmental Organization)と呼び3つの企業を例に考察している。
以下、印象的なフレーズ
・人がリスクを取り、失敗を味わったとき、学習の環境が生まれ、柔軟性が高まる。
・徹底的にオープンな精神をもつとは、自分が間違いを犯していたり、弱点があったり、あるいはその両方だったりする可能性を受け入れて、ほかの人たちがそれを指摘するよう促す姿勢のこと。
・アージリスはリーダーに対して、自己変容性を身につけ、ものごとを学習できる人物であることを求めている。
・私たちが自分を成長させることに力を入れるのは、仕事の質を高めるためだ。世界が変わらないなら、私たちが変わる必要はない。でも、世界が変わり、ビジネスが変わっている以上、私たちも変わらなくてはならない。そうしないと、ビジネスを前進させられなくなる。 -
Posted by ブクログ
PDCAサイクルは過去からの学びであり、U理論は出現する未来からの学習。という書き方からか宗教的と言われるU理論。
個人的には、「ダウンローディング」「観る」を学ぶことこそ、U理論の目的である「人と組織の問題を劇的に解決する」ことができると感じた。
◯U理論の概念
優れたリーダーの「やり方」などに着目するのではなく、ブラックボックスになっている彼らの「内面のあり方」、
すなわち高度なパフォーマンスや変革が起こる際の「意識の変容」に着目している。
◯ダウンローディング
ダウンローディングとは、過去の枠組みや思い込みのこと。
例えば、人は誰でも、相手の属性に合わせて話題を変えたり、立場によって本音と建て前を使い分けたりします。
このように、私たちは日常生活を円滑にしたり、相手との衝突を避けたりするため、無意識のうちに過去の経験にとらわれた行動をとっているのです。
さらに、仕事が出来るようになると対話相手が会話し始めると、
「はいはい、結論はこうね」
「そんなことは関係ない」
「何を言ってるかわからない」
という風に、自分の過去の経験値から相手をシャットダウンしてしまいがち。
このような思い込みを自認して、自分を客観視しやすい状態を作っていく。
◯観る
ダウンローディングで明らかになった枠組みや思い込みを一度「保留」して、目の前の情報や事象を客観的に分析。
つまり、自分の考えは横において、まず情報をキャッチアップする。
◯感じ取る
過去の枠組みにとらわれずに目の前の事柄に立ち向かうと、これまでになかった思考や直感を発見できる。
最初は混乱することもあるが、枠組みから外れて内面から生まれてくる新しい自分をすくい上げる。
◯U理論の7つのステップ
ステップ1 ダウンローディング
ステップ2 観る(Seeing)
ステップ3 感じ取る(Sensing)
ステップ4 プレゼンシング(Presencing)
ステップ5 結晶化(Crystalizing)
ステップ6 プロトタイピング(Prototyping)
ステップ7 実践(Performing)
正直、プレゼンシング以降はよくわからん。 -
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ネタバレリフレーミング力と状況を正しく認識するチカラが必要だとお改めて思い知らせてくれた書籍である。
「発達思考型組織(Deliberately Developmental Organization)」では「弱さ」を見せ合うことで変化への適応しているという。風の時代ならではの考え方だと思う。
大量消費大量生産時代には決められたことを効率的に行うことが能力の高さと考えられてきた。一方、変化していくことが便益を多く受けられる昨今となってみると、多様な能力を持った人たちと協働していくことがリターンを大きくすることになる。その時に顕になってしまうのが協働力のなさである。本書ではこれを「弱さ」と表現している。
他者との関係おける「弱さ」は当事者同士が指摘しあわないと気づかない。また以前であれば「弱さ」は隠すほうが美徳とされていた訳だがその思い込みを外すことも必要になる。 -
Posted by ブクログ
U理論読書メモ
★抜粋①
「過去からの学習」では、すでに起きた過去の出来事を振り返り、分析したり、新しい仮説を立てたりして、答えを導き出すものです。それに対して「出現する未来からの学習」は、自分の内面を掘り下げ、内側から湧き上がってくるものに形を与え、そこから肉づけをしていくというプロセスをたどります。
★抜粋②
日常のどんな場面であろうとも、「何者としてその場にいるか」が結果に大きな違いをもたらしていることを発見し、その領域における質の向上こそ、パフォーマンスの向上に関係しているという結論に達しました。
★個人的なメモ
職場での改善を図るときには、やり方の工夫で解決しようとしがちだが、それに終始することで改善できない場合がある。
この本ではそういった場合には、「何を」「どうやるのか」ではなく、「どこからやるのか」に着眼点を変えることを推奨している。
ダウンローディング⇒シーイング⇒センシング⇒プレゼンシングという順番で理解から成果の結晶化までの道のりがあるということを認識できただけでも、勇気がもらえる。
人に説明できるほどに理解できたとはまだ言えない(旅行中の飛行機の中で寝ぼけながら読んだ)ため、折を見て再読したい。 -
Posted by ブクログ
本のタイトルからビビビっときて、読んでみた。
過去、自分の働いていた経験から、もっとお互いの弱さ・弱みをオープンにして、
失敗を許容できる文化がないと良い組織にはなれないと漠然と考えていて、
そういった類の本ではないかと思って読んでみました。
結果は、自分の想像とは少し方向性が違ったけれど、
納得のいく個所も多々あり、学びが多かったです。
ただ、主張がややドラスティック。
相手の弱みをオープンに指摘し合うのは、
強固な「安全地帯」(本ではホームと言われている)が必要で、その点は本にも書かれているのだけど、
その安全地帯の構築方法が本に書かれている内容で十分なのかは自分では少し判断できなかった。
個人的には、「心のパンツを脱げ」的な話にも理解できたけれど、
アメリカ人がこういったウェットな主張をしてくる点は少し意外というか新鮮だった。
人の性格って果たして変えることができるんだろうか??
この辺についての良い本があれば、別途、読んでみたいなぁ。。
こういう組織開発系の本を読んだのはほぼ初めてだったので、
初心者の自分にはやや難しかったけれど(消化不良の箇所もややあり)、
これを機にこの分野の本をもう少しいくつかの本を読んでみたいという気になりました。 -
Posted by ブクログ
計画を立てづらい世の中になってきたことを考慮し、
その都度発生した事象に対してどう立ち向かうか?
に着眼した考え方。
具体的には、今の状態を客観的に把握し、
今のリソースで出来ること、やらなければならないことを
単独で考えるのではなくチームで考えて進めていく。
その中で大事にしているのが、お互いを正しく理解すること。
そのために相手の視点に立って共感する必要がある。
共感したあと、お互いに何をやれば上手くいくのか?
が感覚的に分かるようになり、効率化が実現出来る。
感覚論、経験論といった内容だが、
そのためのプロセスを可視化したという考え方は
非常に面白いと思った。
【勉強になったこと】
・コミュニケーションが上手くいかないのは、
自分の行動と相手の認知を理解出来ていないから。
・U理論の3つのプロセス
センシング:ただひたすら観察する
プレゼンシング:一歩下がって内省する
クリエイティング:試行錯誤を繰り返し、実践する