あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
あまりにも身近にあるため、私たちは「組織」というものを良く知っている気になりがちです。U理論は、オットー・シャーマー博士が革新的なリーダーを百人以上取材し、個人や組織でイノベーションを起こす条件を調べあげ、体系化した理論です。本書は、理想的な組織をつくりたい方に向けて、U理論の基礎知識から組織開発の実践的なヒントまで解説した入門書です。組織の問題の根本原因や、リーダーのあり方などがわかります。解説動画特典付き。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
わかりにくいU理論を解説してある。具体的に組織にどう使うかなど丁寧な解説だった。
ただ、元の理論の難解さもあり、完全に腹落ちすることはなかった。
(そもそも理解するのではなく、感じるものなのかもしれないが、)
Posted by ブクログ
タイトルからは、入門書ぽいイメージがあるが、組織開発という文脈での「基本と実践」の本。
組織にありがちな課題をループ図で説明したり、学習する組織や成人発達理論との関係が説明されたりされているので、入門書よりは、ややアドバンスな内容。
さて、U理論を使って、具体的に組織に関わっていくかという時に障害になるのは、「 U理論」とか、「プレゼンシング」とか、もろもろのジャーゴン群。
というわけで、そういう言葉を使わずに、組織開発に取り組むステップというか、「グランド・デザイン・コード」が、この本の最大の読みどころ。
といっても、あっと驚く最新のツールが記載されているわけではない。
組織開発の色々なツールが、Uプロセスの進展にあわせて、組み合わされているという感じかな?
U理論の初版が翻訳されて、すでに10年近く経っているわけで、それだけU理論的なツールやステップが一般化しつつあるということかな?
いうまでもなく、この本に書いてあるようなツールをステップ通りに進めても、プレゼンシングが生じたり、実践が生み出されることが保証されているわけでは、全くない。
つまり、U理論はどんなツールを使うかというより、プロセスに関わる参加者の意識の状態、そしてファシリテーター自身のありようや場で起きていることへの感受性が、極めて重要であるということが、改めて明確になったということかな?