野嶋剛のレビュー一覧

  • 台湾の本音~“隣国”を基礎から理解する~

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    ネタバレ

    帯の台湾観光雑誌みたいなワクワクする写真や文字の色に惹かれて買った。
    内容が難しく理解をしながら読んだので時間がかかったが、文章自体は読みやすくてためになった。
    台湾人が、日本に義援金をたくさん送ってくれるのは親日だからってだけではなく、義援金ブームに乗ってるだけであって「あの時は義援金をありがとう」といっても「なんのこと?」ってなることも往々にしてあるってあたり面白かった。

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    2024年02月10日
  • ふたつの故宮博物院

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    一つの美術品が数奇な運命をたどる話は良く聞くけど、ハコである博物館そのものがひとつの生き物のように時代(政治)に翻弄される壮大なストーリーでめちゃくちゃ面白かった!

    王朝によって民族が入れ替わる中国にとって政治と文物は不可分なのね。


    惜しむらくはこの本が2011年に書かれていて2014年の東博が開催した國立故宮博物院の企画展について書かれていないこと。

    国立である東博が、日本が「国」として認めていない台湾の故宮の企画展を「國立」の表記のまま開催できた経緯を知りたいぞ〜!

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    2020年05月31日
  • ふたつの故宮博物院

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    北京故宮と台北故宮のふたつの故宮博物館。
    辛亥革命により清国が消え、
    日中戦争勃発により文物の避難が始まるが、
    やがて国民党と共産党の国内紛争の中で、
    さらに迷走し、台湾省へと海を渡る。
    中国から来た人々を「外省人」と呼び、
    もともとからの台湾人を「本省人」と呼ぶ。
    台湾国内の政治は博物館建設にも影響を与え、
    民進党と国民党の政争に巻き込まれる。
    質の台北故宮、量の北京故宮の意味がよくわかった。

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    2020年03月23日
  • タイワニーズ 故郷喪失者の物語

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    連坊の回から始まりやや違和感を覚えたが、彼女の祖母を含め選ばれた人物やそのエピソードはどれも興味深く、主に客家である日台両方にルーツを持つ人々が両国を結び付けるよすがとなっていると強く感じる。

    一方で、日本ー中華民国ー台湾と外力によって帰属を変えさせられた歴史を持つ人々がコスモポリタンとなる必然性も思わされる。
    東洋のユダヤというべきか。

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    2019年05月27日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    GIANTの勢いと、(自転車業界に限らないが)日本メーカー凋落のコントラストが悲しい。2トップが去ったらGIANTはどう変わるのだろうか。

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    2019年05月24日
  • タイワニーズ 故郷喪失者の物語

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    「日本は二度台湾を捨てた」この言葉は日本の敗戦と、その後の台湾との断交〜中国との国交正常化について書籍や映画などでよく出てくる言葉だ。日本にとっては苦渋の選択だったかもしれないが、それ以上に台湾という国と、そこから巣立って日本に来て活躍した多くの政治家や文化人、作家などにも多くの影響を及ぼした。
    日本と台湾の文化的な距離は非常に密接になっているなかで、日本に住んでいるタイワニーズの存在がぽっかりと空いているのをこの本を読み終わって改めて痛感した。
    台湾への興味や関心の次のステップとして歴史と政治、そして二重国籍問題なども含む人間のアイデンティティーについて考えを巡らすことが出来る良作。

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    2019年04月13日
  • タイワニーズ 故郷喪失者の物語

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    現代の台湾を日本との関わりで理解するために、わかりやすくかつ親しみやすい話題から入っていける、好適な一冊です。
    普通の日本人には実感の薄い、国籍、国家、民族、母語、などのテーマを考えるキッカケにもなると思います。

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    2018年08月30日
  • タイワニーズ 故郷喪失者の物語

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    タイワニーズその人となりに着目されており、とても興味深く読んだ。その生き方、歩んできた道、考え方はとても興味がひかれるし、読んでいて元気が出るようだった。まだまだわたしには難しい。また、もっと一人一人を知りたいとも感じたので、参考文献を読んで、より理解を深めたい。

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    2018年08月02日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    ジャイアント自体の、話としてはいまいち薄い。
    ジャイアントを核にした、自転車産業の、日本と台湾、中国の歴史の動きと現状に至る分岐。それを語っている。
    印象は薄い。

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    2013年03月13日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    ホリゾンタルなヨーロッパ車が大好きで台湾企業のジャイアントには少し見下しておりました。本書を読む事により次はジャイアントに乗ってみようと思いました。
    創業者の自転車への変わらぬ熱い思い、ブリジストンを始めとした日本企業の勝機を逸したビジネスへの取り組みが良くわかりました。自転車の工程でカンバンを勉強しているなど具体的な取材で理解し易い内容でした。

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    2012年11月25日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    しずサイの古屋店長にいただいた本、やっと読み終わりました。
    ビジネスとしての自転車だけではなく、自転車に愛を持って接して、そして世界一のメーカーになったジャイアント。
    日本の自転車メーカーがいつの日か再生し、ジャパンクオリティでまた自転車を作れる日を祈って止みません。

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    2012年11月16日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    あまり期待しないで読んだが、日本人はアジアの他の国の人の成功事例はあまり好まないが、参考にすべきだなという感想をもった。数年前に中国の格力のサクセスストーリーを読んだかこれも参考になった。この著者の分析はやや薄べったいがインタビューを通じて生の声を拾い上げており成功している要点は十分につかめる。面白かった。

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    2012年10月16日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    台湾の自転車メーカー、GIANTのルポ。
    70年代から現在に至る、産業構造の変化と、それに立ち向かうGIANT創業者のストーリーが興味深い。
    東アジア各国の自転車事情にも触れていて、自転車産業や文化のアウトラインをなぞるにもとっつきやすい内容だと感じた。
    ただ、この産業に関する分析はやや表面的というか、数字を追っかけたに過ぎない感じがあり、GIANTやシマノの持つ、自転車への情熱と絡めるにはやや突っ込み不足な印象も受けた。著者は新聞記者なのだが、良くも悪くもなるほど、記者か、という感じ。物語を紡ぐよりも、客観的なデータ分析に重きが置かれるのかもしれない。

    その部分はともかく、自転車に乗ってみ

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    2012年09月26日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    自転車乗りなら誰もが知っているGIANTに焦点をあてつつ、日本の自転車業界の問題点などについても描かれた本です。
    自転車(特に完成車)でも車やバイクのように世界を席巻できる能力はあったのに日本メーカーが没落してしまったのは何故か?またGIANTやメリダなどの台湾メーカーが今の地位を築いたのは何故か?という点が特に興味深かったです。
    サイクリストの聖地を目指してる各首長の皆さんは是非一読して欲しい、そして街づくりにも活かして欲しいと感じました。

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    2012年07月19日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    世界最大の自転車メーカー、ジャイアントの物語。
    ひとつの企業の話だけではなく、グローバルな世界戦略を持てなかった日本企業への警鐘も折々混ぜている。
    自転車メーカーに身を置く立場としては「?」という内容もあるが、真摯に受け止めなくてはと思う。

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    2012年07月08日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    いわゆるママチャリは乗っているが、この台湾の自転車メーカー「巨大機械工業(ジャイアント)」については全く知らなかった。ツール・ド・フランスにも参戦する軽く早い高級車を売っている。
    「粗悪品」の悪評が一般的だった時代から、いかに世界に通じる企業に成長したかを紹介する一方、かつては隆盛を謳歌していた日本がいかに衰退したかを描く。ここは自転車に限った話じゃないけど。(部品メーカーの「シマノ」は頑張っている)
    本としては、写真が多くて、取っつきやすい。

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    2012年06月18日
  • ふたつの故宮博物院

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    このところ、台湾に興味津々。台北故宮が展示施設というより、宝物の保管施設として建てられたことに注目。大陸から逃れてきた国民党があくまで一時的な避難地としてしか台湾を考えていなかったことを如実に物語っている。本省人と外省人の意識の違いの淵源がよくわかる。

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    2011年09月01日
  • 台湾の本音~“隣国”を基礎から理解する~

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    我々が日常的に使う台湾という国名は、正式には中華民国である。大陸中国が中華人民共和国、共和国を名乗るのに対して、中華民国は共和国ではない、民の国である。これは名付けの孫文が説明する様に、海外ではすでに民主化が進み、多くの国が共和政という名の下で民主政治を施行しているが、遅れていた自分たち(中華民国)が民の力でそれに性急に追いついていく事を信念とし、国名にその決意(民の国)を表したと言える。
    本書の筆者は学生時代を中国(長春)、香港(返還前)、そして本書のメインである台湾で過ごした経験を活かして、今の(2023年時点)台湾が自分たちの国の在り方をどの様に考えているかについて説明する内容となってい

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    2026年01月10日
  • 台湾の本音~“隣国”を基礎から理解する~

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    台湾は「国」なのか。
    この問いを見た時に、自分は台湾についてなんとなくしか知らないなと反省して読んでみた。
    ホットテーマでもあるため、文化、歴史は正しく理解しなければならない。入門書として良かった。

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    2025年08月26日
  • TSMC 世界を動かすヒミツ

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    友人の読書記録から興味をもったので。台湾人の筆者による半導体ファウンドリーのTSMCに関するビジネス書。歴史、業界、企業文化、経営方針などについて、当然、地政学についても、たっぷりと書かれている。台湾を守るものは軍事力だけではなく世界の要である半導体産業だ。繰り返し書かれていることに、TSMCのコアは技術集約型産業で比類なき競争力を獲得していること、そのエンジンが台湾人エンジニアのコストパフォーマンスにあることだ。台湾からみた世界情勢や日本・日本人についての記述も興味ぶかい。

    技術に投資し人を鍛え競争に勝ち事業を育て報酬を払う、というサイクルを長期的に繰り返す、基本的だと思うが日本でそのよう

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    2025年02月09日