野嶋剛のレビュー一覧

  • 香港とは何か

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     香港が辿ってきた時代を足下の視点から整理することを試みている。2019年以降の香港の動きは、きわめてはやくそして激動であって、ここまでの展開を実際に予想した人がどれくらいいたであろうか。その歴史的背景を考えた時、世界は香港をどのように捉えればいいのか、そういったことを考える材料になる。一国二制度が形骸化していく現状を踏まえると、これまで香港が香港らしくあった姿をこれから期待することは難しいだろう。
     ただ、本書にはやや勇み足的なところも感じる。中国大陸からの視点も入れた分析があれば、さらに深い議論になるのではないか。

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    2020年09月26日
  • ふたつの故宮博物院

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    一つの美術品が数奇な運命をたどる話は良く聞くけど、ハコである博物館そのものがひとつの生き物のように時代(政治)に翻弄される壮大なストーリーでめちゃくちゃ面白かった!

    王朝によって民族が入れ替わる中国にとって政治と文物は不可分なのね。


    惜しむらくはこの本が2011年に書かれていて2014年の東博が開催した國立故宮博物院の企画展について書かれていないこと。

    国立である東博が、日本が「国」として認めていない台湾の故宮の企画展を「國立」の表記のまま開催できた経緯を知りたいぞ〜!

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    2020年05月31日
  • ふたつの故宮博物院

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    北京故宮と台北故宮のふたつの故宮博物館。
    辛亥革命により清国が消え、
    日中戦争勃発により文物の避難が始まるが、
    やがて国民党と共産党の国内紛争の中で、
    さらに迷走し、台湾省へと海を渡る。
    中国から来た人々を「外省人」と呼び、
    もともとからの台湾人を「本省人」と呼ぶ。
    台湾国内の政治は博物館建設にも影響を与え、
    民進党と国民党の政争に巻き込まれる。
    質の台北故宮、量の北京故宮の意味がよくわかった。

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    2020年03月23日
  • タイワニーズ 故郷喪失者の物語

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    連坊の回から始まりやや違和感を覚えたが、彼女の祖母を含め選ばれた人物やそのエピソードはどれも興味深く、主に客家である日台両方にルーツを持つ人々が両国を結び付けるよすがとなっていると強く感じる。

    一方で、日本ー中華民国ー台湾と外力によって帰属を変えさせられた歴史を持つ人々がコスモポリタンとなる必然性も思わされる。
    東洋のユダヤというべきか。

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    2019年05月27日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    GIANTの勢いと、(自転車業界に限らないが)日本メーカー凋落のコントラストが悲しい。2トップが去ったらGIANTはどう変わるのだろうか。

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    2019年05月24日
  • タイワニーズ 故郷喪失者の物語

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    「日本は二度台湾を捨てた」この言葉は日本の敗戦と、その後の台湾との断交〜中国との国交正常化について書籍や映画などでよく出てくる言葉だ。日本にとっては苦渋の選択だったかもしれないが、それ以上に台湾という国と、そこから巣立って日本に来て活躍した多くの政治家や文化人、作家などにも多くの影響を及ぼした。
    日本と台湾の文化的な距離は非常に密接になっているなかで、日本に住んでいるタイワニーズの存在がぽっかりと空いているのをこの本を読み終わって改めて痛感した。
    台湾への興味や関心の次のステップとして歴史と政治、そして二重国籍問題なども含む人間のアイデンティティーについて考えを巡らすことが出来る良作。

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    2019年04月13日
  • 台湾とは何か

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    ネタバレ

    「親日国(地域?)台湾」。これが多くの日本人が台湾について語る言葉である。しかし、著者が指摘するように、残念ながら多くの日本人は、台湾の歴史(特に日本との関係)を理解することなく、ただ「思考停止」しているというのが事実ではないだろうか。台湾を等身大の台湾として理解するための入門書。これが、本書の位置づけのようである。

    台湾の歴史は複雑だがその分面白い。500年前まで南島語族の先住民族の居住地だったが、16世紀以降、福建系・客家系の南方系漢民族など新たな族群が渡来。「海洋アジア」と「大陸アジア」などが混在する多様性に富んだ民族構成になっている。日本統治50年の結果、日本文化に造詣が深い日本語話者も少なくない。
    日清戦争(1894-95)、辛亥革命(1911-12。1912年1月1日南京に中華民国成立)、日中戦争(1937-45)、国共内戦、東西冷戦という、東アジア世界を大きく変えた近現代史の大事件に、台湾は深く絡んでいる。台湾はアジア世界の縮図のような国なのである。

    国連との関係も注目すべきだ。常任理事国は国連憲章で規定されており、今も中華民国(The Republic of China)が含まれているのである(第5章-第23条1)。
    The Security Council shall consist of fifteen Members of the United Nations. The Republic of China (略) shall be permanent members of the Security Council.
    1971年に中華人民共和国が加盟を果たそうという時、蒋介石総統はアルバニア決議「国際連合における中華人民共和国の合法的権利の回復」(10月25日)を不服とし、国連を脱退。中華民国の立場を中華人民共和国が引き継いだ形となっているのだ。

    尖閣諸島問題について、中国人の領土認識では、尖閣諸島は台湾の一部であり、台湾は中国の一部だから尖閣は中国の一部という論法らしい。そもそも、台湾には中国の権限が及ばないはずなのに。その一方、1895年に無主地である尖閣諸島を「沖縄県」に編入した事実を記載しないのは、明らかに元朝日新聞記者としての偏向の表れだ。

    台湾の独立問題で重要なのが「92年コンセンサス」。これは「中国と台湾がお互いひとつの中国を否定しないことを信頼関係の基礎とし、ひとつの中国がそれぞれ同床異夢であることはあえて問題視しない」という確認事項である(p.186)。民進党はこのコンセンサスは存在しないとする。
    台湾の独立は、「理想主義」と「現実主義」の対決とも読める。しかし、国民党の「現実主義=現状維持」という言葉によって人を感動させることはできるであろうか。一方民進党は、「いずれは独立」という「理想主義」を持っている。最近は「天然独」と呼ばれる、生まれながらの独立派が増えている。彼らには独立の「理論」はない。ただ「台湾は台湾だ」と考える。
    台湾の行く末は、日本に大きな影響があるだけに、思考停止ではいられない。問題は国民だけではない。日本の左派・革新勢力(野党)は台湾との付き合い方において定見を持てず、軸足が定まらないことも問題を大きくしているのだろう(p.254)。

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    2018年10月08日
  • タイワニーズ 故郷喪失者の物語

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    現代の台湾を日本との関わりで理解するために、わかりやすくかつ親しみやすい話題から入っていける、好適な一冊です。
    普通の日本人には実感の薄い、国籍、国家、民族、母語、などのテーマを考えるキッカケにもなると思います。

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    2018年08月30日
  • タイワニーズ 故郷喪失者の物語

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    タイワニーズその人となりに着目されており、とても興味深く読んだ。その生き方、歩んできた道、考え方はとても興味がひかれるし、読んでいて元気が出るようだった。まだまだわたしには難しい。また、もっと一人一人を知りたいとも感じたので、参考文献を読んで、より理解を深めたい。

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    2018年08月02日
  • 台湾とは何か

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    ネタバレ

    【221冊目】元朝日新聞台湾特派員だった筆者が書いた2016年発行の本。筆者がここ10年の台湾を書いたと言っているが、その10年がどのような過去に規定されていたのかという点も簡単にまとめてあるので、台湾(の特に政治)に関する入門書としては最適だと思う。

     読んでいて痛烈に感じたのは、筆者の「かつて、日本においては、台湾について正面から論じることをはばかられる時代があった」という認識。これが文書の端々から感じられる。

     興味深かった指摘の1点目は、今の台湾には大陸から台湾を守る盾が2つあるという話。
     1つ目の盾は、現状維持を望む民意。しかし、アンケート結果から浮かび上がるのは、大陸中国の圧力さえなければ独立を望むという台湾の民意である。「台湾は台湾」という民意は、各種選挙を通じて繰り返し表明され、台湾の政治家もこうした民意に配慮して活動せざるを得ない。結果として大陸中国もこれに一定程度留意せざるを得ず、安全保障上の盾となっているとのこと。
     2つ目の盾は、「台湾は『中華民国』である」ということ。これは、「台湾は台湾」という(最近の)大衆意識と矛盾するようであるが、このロジックの帰結は「台湾は『中華民国』であるからこそ、1つの中国を望む」というものである。大陸中国としては、眼前の的は台湾独立論であり、「台湾=中華民国」が「1つの中国」を望んでくれる限りは台湾独立論よりは御しやすい相手と認識するようだ。このことは「92年コンセンサス(九二共識)」というアプローチに姿を変え、中台関係のキーワードの1つとなっている。

     興味深かった指摘の2点目は、台湾と沖縄、尖閣諸島の関係である。
    ・1879年に、日本政府が沖縄県設置
    ・1895年に、日本政府が沖縄県に、尖閣諸島への勝手な渡航を禁止するための杭打ちを認める
    ・1896年に、日本政府が台湾の割譲を受ける
    時系列で並べると、沖縄→尖閣諸島→台湾と、第一列島線に従って見事に南下している。地理的な近接性だけでなく、歴史的な経緯からも沖縄と台湾は、近代日本政府の南下拡張政策の対象だったことが分かる。
     ただし、筆者が、台湾の人が自己決定権を求めているように、沖縄の人も自己決定権を求めているというのには賛成できない。台湾が求める自己決定権は、政治体制や安全保障といった「国家」の根幹にかかわることであるのに対し、沖縄の人は、日本という国に組み込まれていることについては反対していない(地元2紙のアンケート結果からも、60%以上の人がこれを肯定している。)。

     あと、台湾と大陸中国を隔てたものが、近代性だという指摘も面白い。日本の統治により、台湾には近代的な教育や制度、設備がもたらされた。第二次大戦終結とともに台湾は日本の統治から解放され、待ち望んだ中華民国が台湾島に到来した。しかし、実際にやってきた中国兵は鍋を担いでいたという俗話である。ここに中華民国の前近代性が象徴され、日本支配以上に台湾の人々に嫌悪されてしまったという話である。

     台湾と大陸中国を隔てるものの中身は極めて多様かつ複雑であり、ここを理解しない限りは現代東アジアは語れないなと感じた。

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    2018年01月20日
  • 台湾とは何か

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    現在の台湾情勢を理解するための格好のガイドブック。台湾問題をずっと取材してきた著者の視点は確か。入門書としてもオススメできるが、一読で全部は理解できないだろうな。「1992年コンセンサス」とか難しすぎる・笑

    台湾人が台湾語で話すとき、日本語で話すとき、そして中国語で話すとき、微妙にそれぞれ違うなどの指摘も重要。

    小林よしのり『新ゴーマニズム宣言 SPECIAL 台湾論』を評価しているのだが、あれは司馬さんの『台湾紀行』の焼き直しみたいな本だと思うが……。

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    2016年07月24日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    ジャイアント自体の、話としてはいまいち薄い。
    ジャイアントを核にした、自転車産業の、日本と台湾、中国の歴史の動きと現状に至る分岐。それを語っている。
    印象は薄い。

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    2013年03月13日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    ホリゾンタルなヨーロッパ車が大好きで台湾企業のジャイアントには少し見下しておりました。本書を読む事により次はジャイアントに乗ってみようと思いました。
    創業者の自転車への変わらぬ熱い思い、ブリジストンを始めとした日本企業の勝機を逸したビジネスへの取り組みが良くわかりました。自転車の工程でカンバンを勉強しているなど具体的な取材で理解し易い内容でした。

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    2012年11月25日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    しずサイの古屋店長にいただいた本、やっと読み終わりました。
    ビジネスとしての自転車だけではなく、自転車に愛を持って接して、そして世界一のメーカーになったジャイアント。
    日本の自転車メーカーがいつの日か再生し、ジャパンクオリティでまた自転車を作れる日を祈って止みません。

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    2012年11月16日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    あまり期待しないで読んだが、日本人はアジアの他の国の人の成功事例はあまり好まないが、参考にすべきだなという感想をもった。数年前に中国の格力のサクセスストーリーを読んだかこれも参考になった。この著者の分析はやや薄べったいがインタビューを通じて生の声を拾い上げており成功している要点は十分につかめる。面白かった。

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    2012年10月16日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    台湾の自転車メーカー、GIANTのルポ。
    70年代から現在に至る、産業構造の変化と、それに立ち向かうGIANT創業者のストーリーが興味深い。
    東アジア各国の自転車事情にも触れていて、自転車産業や文化のアウトラインをなぞるにもとっつきやすい内容だと感じた。
    ただ、この産業に関する分析はやや表面的というか、数字を追っかけたに過ぎない感じがあり、GIANTやシマノの持つ、自転車への情熱と絡めるにはやや突っ込み不足な印象も受けた。著者は新聞記者なのだが、良くも悪くもなるほど、記者か、という感じ。物語を紡ぐよりも、客観的なデータ分析に重きが置かれるのかもしれない。

    その部分はともかく、自転車に乗ってみたい!という気持ちは強くなります。
    大阪にもLiv GIANTができたので、ずっと気になってはいるのですが…。

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    2012年09月26日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    自転車乗りなら誰もが知っているGIANTに焦点をあてつつ、日本の自転車業界の問題点などについても描かれた本です。
    自転車(特に完成車)でも車やバイクのように世界を席巻できる能力はあったのに日本メーカーが没落してしまったのは何故か?またGIANTやメリダなどの台湾メーカーが今の地位を築いたのは何故か?という点が特に興味深かったです。
    サイクリストの聖地を目指してる各首長の皆さんは是非一読して欲しい、そして街づくりにも活かして欲しいと感じました。

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    2012年07月19日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    世界最大の自転車メーカー、ジャイアントの物語。
    ひとつの企業の話だけではなく、グローバルな世界戦略を持てなかった日本企業への警鐘も折々混ぜている。
    自転車メーカーに身を置く立場としては「?」という内容もあるが、真摯に受け止めなくてはと思う。

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    2012年07月08日
  • 銀輪の巨人 ジャイアント

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    いわゆるママチャリは乗っているが、この台湾の自転車メーカー「巨大機械工業(ジャイアント)」については全く知らなかった。ツール・ド・フランスにも参戦する軽く早い高級車を売っている。
    「粗悪品」の悪評が一般的だった時代から、いかに世界に通じる企業に成長したかを紹介する一方、かつては隆盛を謳歌していた日本がいかに衰退したかを描く。ここは自転車に限った話じゃないけど。(部品メーカーの「シマノ」は頑張っている)
    本としては、写真が多くて、取っつきやすい。

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    2012年06月18日
  • ふたつの故宮博物院

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    このところ、台湾に興味津々。台北故宮が展示施設というより、宝物の保管施設として建てられたことに注目。大陸から逃れてきた国民党があくまで一時的な避難地としてしか台湾を考えていなかったことを如実に物語っている。本省人と外省人の意識の違いの淵源がよくわかる。

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    2011年09月01日