細川智栄子あんど芙~みんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本作で「汚水のろ過方法」を学んだ。現代人が突然古代にタイムスリップしたら、何はなくとも飲み水を確保しないといけない。人の命がゴミクズ程度だった古代で生き抜く方法を考えるだけで、古代エジプトがぐっと身近になる。これ読んでエジプト行くのと、読まないのでは感じ方がきっと全然違うと思う。
現代日本では自殺が増えてたりするけど本作を読んでほしいと思う。会社で同僚の反応が冷たい気がして嫌われてるのかなって気にしたりしてる間に、キャロルは奴隷に落とされ他国にさらわれ身を守るために猛毒ジギタリスを飲んだりしてる。同僚の反応なんか気にしてる場合じゃないよ。そんな世界を作り出したのは、想像するしかない古代エジプトを見てきたかのように作り出した漫画家さんのイマジネーション一つ。そんな豊かな世界があるのに、たった数百円で行けるのに、知らずに絶望するなんて、勿体なさすぎる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今も連載を続ける日本少女漫画の金字塔。いわゆる「異世界転生もの」のルーツとも言える本作品。
第1巻では堂々の主役だったアイシスは巻が進むにつれ出番が減り、後には他国の王妃に。美貌も色気もあるアイシスをさしおいてなぜキャロルがヒロインとなったのか。アイシスが粘着ネガティブ気質すぎたからなのか。そして「粘着タイプ」と言えばもう一人いる。本作二大ヒーローのうちの一人、イズミル王子だ。学生時代、メンフィス派かイズミル派かで別れて推しについて熱く語り合っていたことを思い出す。私は断然メンフィス派。
『花とゆめ』『LaLa』など快進撃を続ける白泉社。しかし忘れてはならないのが先発していた秋田書店『プリンセス』。本作の初回号も覚えている。金髪巻き毛のキャロルが突然古代エジプトへタイムスリップ。キャロルを古代に引っ張り込むのはファラオ”メンフィス”の姉、アイシス。そもそもアイシスは若くして亡くなった弟メンフィスの墓が発掘されたのを恨み、発掘責任者のライアン・リード(キャロルの兄)を狙うのだが、その初回設定は今ではもはや、誰も覚えていないだろう。今も本作は連載している。なんて素晴らしいことだろう。