ymzのレビュー一覧
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購入済み
鈴太郎と三太のほのぼのとした生活のお話で常に暴走気味の鈴太郎の面倒を甲斐甲斐しくするスーパー彼氏。でもなんだろ、グッと抉られるシリアスな場面もありほのぼのだけでなく。三太が彼を選んだ理由がわかった。元彼カプもすっごくインパクト大。
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ネタバレ
時代を感じさせない
2024年の現在、10年前の作品とは思えない普遍性。
ただ、煙草を小道具とする作品はこれから先、無くなっていくだろうというのだけはわかる。
家族、友情、想い、感情、無関心。こんな言葉の羅列が浮かんでくる作品。
センシティブで儚くて哲学的な2人の関係が、共依存というような俗物的な言葉で括られませんように。。。 -
Posted by ブクログ
患者がタメだからってタメ口でしゃべる医者がおるか?ってあたりで違和感はあったけども(上からしゃべる医者は稀にいる)、そこは大事なきっかけではあるものの些末なこととして、そのあと過ごしていく時間の量と質の問題だなって。
まったく違う者同士が次第に噛み合っていく感じをゆっくり描いてる。体の関係に至るより結構手前までのお話なので濡れ場目当てだと見るとこ無いかもだけど、恋の本葉が出るまでを見たい人には凄く良いと思う。
オマケではいきなり○メ撮りにチャレンジしようとしてて笑う。それをとんでもないと否定し切れてないあたりそこまでずるずる行っちゃったんだろうなってそこに至るまでの日々を想像してしまってほっ -
Posted by ブクログ
原作付きマンガは、原作を知ってると、そのイメージに作画と雰囲気がどこまで近づけるかが気になるところだと思う。
だけどこの本のように原作と同時だと、どれだけマンガのフィールドに引き込むかが勝負。
そんなことを思ったのは、それだけこの作品が二人の作家さんが作ったとは思えないほど溶け合ってひとつの作品として完成されていたから。
とにかくキャラクターが魅力的。もちろんそれは一穂さんらしさのひとつではあるんだけど、小説の場合は表現力も伴ってのものだと思ってたから、それがない状態で表現していたのはまさしくymzさんの力。
マンガで読めて良かった。そう思ったお話です。 -
購入済み
とても特別
BLにおいてもロマンスなど「無」な作品で、その哲学とセリフと誠意がすとんと身に染みた。ここ数年、何度BL界を巡ってもこのような「アロマンテイック」な物語はこれだけだろう。ymz先生には感謝しきれない。毎年は読み直す、自分にとってとても特別な作品。