木宮条太郎のレビュー一覧
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後半続きが気になって、もう夜中だというのにぐいぐい読み進めてしまった。
いつの間にか由香が(ヒョロも)成長していてちょっと追い抜かれた気分。
段々頼りがいが出てきてベテランぽくなった!
イルカの出産はたまにニュースで見ることもあるけど、本当にすごい出来事なんだ。
イルカに限らず、お腹の中で別の個体が成長して生まれるって奇跡なんだよね。
それに、イルカは哺乳類と知っていても、授乳すること、そしてその仕方までは考えたことがなかった。
水の中の生き物が乳をやるって、なんか不思議。
シャチもジュゴンもクジラもあんな感じなのかなと、全国の飼育員さんたちに思いを馳せる。 -
Posted by ブクログ
今回はウミガメ!
ウミガメといえば、昔南紀白浜アドベンチャーワールドに行った時に、近くの浜でウミガメの保護をしていた。
小さいウミガメの赤ちゃんがすごくかわいかったけど、今では放流していないのだろうか。
話の中で由香がウミガメのことを何も知らないと気付くシーンがあったが、よく考えてみたら自分は海の生物も動物も鳥も環境問題も人権問題も政治もなーんも知らない。
知らなくても生きていけるし、深く知れば知るほど息苦しくなってしまうから、何も知らないままここまできてしまった。
便利で忙しい世の中が、多くの人をそうさせているんだろうな。
大人として人として、今一度考えてみたいと思った。 -
Posted by ブクログ
本書は水族館ガールシリーズの2作目です。本作は1作目との違いが明確に表れていました。1作目は水族館に急遽配属された新人の由香と先輩の梶という構成でしたが、2作目である本作は由香がアクアパークに後輩ができ、先輩として奮闘します。一方梶は関西の水族館に移動となり、海遊ミュージアムで下っ端として試行錯誤を繰り返します。
本作は仕事に対して様々なことを教えてくれます。海遊ミュージアムの咲子が「梶さんは水族館の人、企画部のうちは水族館で働く人」と発言しています。企画部とトレーナーの違いについて考えさせられる発言に真意を考え込んでしまいました。
私は水族館に勤めていませんし、多くの方がそうではない -
Posted by ブクログ
水族館に出向した市の職員が、慣れない環境で頑張る系漫画。
失敗ばかりで「私才能なさすぎ・・・」と愚痴ったり、実は天性の才能があったりとテンプレ的な路線。この主人公は努力もしているけど。
ネタバレだけど序盤で動物の死が描かれ、後半は同僚の飼育員との恋愛が描かれる。原作では仕事と恋愛を並走させていて、水族館職員の多忙さと、合間合間の恋愛の感じを上手く出していた。
一方漫画では後半から仕事がオマケ的扱いになってて、きっとテレビドラマが好きそうな展開(偏見)。
つまり動物の死を前座にして恋愛をメインに据えるような構成は、せっかく水族館をテーマにした話としてどうなのか。
そもそも小説1巻を漫画1巻に -
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Posted by ブクログ
題字の通り3作目
先輩は相変わらず大阪のまま遠恋
ま、そっちはそっちで大きなミッションを与えられているわけだけど、機密事項につき秘密に・・・
普通の恋愛小説ならこのネタで一悶着あったりするんだけど、この小説のメインは水族館のお話しだからねぇ
それはそうと、相変わらずミスしてるなぁ
新人ではないけど、ベテランとは言えない時期のミスは精神的にきついよなぁ
それが自分の凡ミスによるものだったらなおさら
生き物を扱っているという認識は常々忘れてはいけないけど、ついつい忘れちゃうんだろうね
それこそ、人間の赤ちゃんを覗きこんで「カワイイ」って思うような感覚でさ
終わり方からして明らかに続編がある