あらすじ
赤ん坊ラッコが危機一髪!? 水族館も恋も不安だらけ! アクアパークから海遊ミュージアムへ出向中の恋人・梶良平の帰りを待ちわびる嶋由香。しかし、梶は出向終了後、すぐに内海館長から長期出張を命じられてしまう。由香もアクアパークの新プロジェクトリーダーに任命され、再び行き違いの日々に。しかしそこには館長の深謀遠慮が…。ラッコやマンボウ、イルカたち人気者も大活躍の感動お仕事ノベル!
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Posted by ブクログ
ラッコの描写で可愛さが生き生きと伝わってきた。
次水族館に行ったときは、水族のかわいい以外の一面も見てみる。
市営の水族館、民営の水族館の違い。
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水族館を舞台にしたお仕事ノベルの第3弾。
2巻で広がった世界観を生かしながら、主人公2人がそれぞれの場所で大きな課題に向き合う姿が深刻すぎない描写で描かれている1冊でした。
様々な企業・行政とのやり取りも、主人公の目線から大きく逸脱しない程度に丁寧に描かれていて、周辺の情勢も丁寧に調べて上で執筆しているのだろうな、と感じます。
続刊はまだまだあるようですが、続きを読むのが楽しみです。
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遠距離恋愛が続く中で、お互い別件ではあるが難関な仕事が入り込む。周りのステキな方達の協力もあり成功に終わるが、その苦戦している過程に感動があった。
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沖田先生、梶先輩、由香さん、それぞれに第一歩を踏みだしていく様子がとても素敵!今の立ち位置からの新しい一歩はどんな職場でも難しいがいろいろな立ち場のひとが協力して水族館という組織を動かしていく様子は何とも興味深い。
さあ次の巻が楽しみって感じ。
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シリーズもので読み進めるほどに面白味が増してくる。当然個人的な評価が高くなってくるわけで。
ラッコとマンボウの生態に迫る、水族館側からのアプローチとても興味深かった。梶くんが任された仕事との絡みが良いように重なって益々楽しく
更にはクリスマスの演出まで。
続きがとても楽しみ。
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松岡茉優さん主演でドラマ化された「水族館ガール」を、
再放送で一度だけ見たことがある。
シリーズ3作目となる本作の第一印象は、
松岡茉優に「当て書き」してるとしか思えない....
というくらいにドンピシャなイメージ(^ ^
脳内で松岡茉優がシーンを演じてくれました(^o^
「先輩」との恋の行方、水族館が抱える問題、
仕事を通した主人公の苦悩と成長など、
様々な要素がてんこ盛りになっている本作。
山谷がはっきりしていて読みやすいし、
さらにラッコやマンボウなどの知られざる生態も
トリビアっぽく散りばめられていて、
水族館好きにはとても楽しめる一冊(^ ^
とくに水族に興味がなくとも、
普通の小説として楽しく読めます(^ ^
ただし前2作を先に読んでおくことをお勧めしますが。
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シリーズの三作目。
水族館勤務も三年目になった主人公の由香が失敗をしながらも成長していく「お仕事小説」の面とイルカやラッコ、マンボウなどの水族の生態なども紹介されていて興味深くいろいろ考えさせられる内容だった。
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梶の出向期間が終わり、遠距離恋愛も終わって一緒に仕事も出来る♪と浮かれていた由香の元に知らされたのは梶の長期出張(--;)再びすれ違い生活の二人だけれど、梶は経営関係で館長の隠密として頑張るし、由香はイルカ以外の水族のお世話や水族館のあり方について考えたりと頑張っている(^o^)そんな二人がステキ♪そして今回、第二プール「ユルい鮭」に心をうたれた(T-T)本を読み終えて、また一歩水族館に近づけた気がする(^^)
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今回も可愛いだけじゃない水族館の裏側のお話でした。
まぁそうですよねぇ…表から見れば可愛い水族館の生き物もスタッフの膨大な手間、そして莫大な費用から成り立ってるんですもんね。
ラッコのエピソードは仕事をする上での大事な事も詰まっていましたね。プロだからこそ忘れがちで、だからこそ忘れてはいけないこと…これは他の仕事にも当てはまる事ですね。
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お仕事ノベル。恋愛要素はうっすらとあるくらい。憧れの仕事だけど、憧れだけだな。実際にやると絶対に大変。ラッコにマンボウ。由香の成長がよく伝わった。
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「かわいい生き物」と「かわいくない生き物」、「かわいい生き物」の「かわいくないところ」。
擬人化したりついかわいいと思ってしまうのは人のさがだけど、生体を展示する側としてはそれではいけないというのが悩ましい。
「かわいい生き物」はみんな守りたいと思うけど、かわいくなければ興味がない。
そしてそれは生き物の絶滅にも繋がってしまう。
だから、かわいいと感じる本能だけでなく、かわいくないものも評価するという理性が必要なんだと思った。
で、ふと思ったのが人間の美醜について。
きれいな人はみんな大好きだけど、そうでない人も大切にするのが人としての理性なんだろう。
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またまた会社の方からお借りしたのでシリーズ三作目!
さくさくテンポ良く、相変わらず読みやすい。
梶さんとの距離は相変わらずだが、めきめきと成長していく彼女は実に清々しい(*^^*)
若い力を感じる。
ラッコのお世話も、自分の思ってたイメージとのギャップがあって非常に勉強になった。
可愛いものだけを守るのか?という問題提起も実は自分が常日頃から考えていたことで、非常に共感できた。
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1巻の頃は水族館より恋愛重視していたものが、水族館の話がメインになってきており、面白くなってきてる。
でも冒頭のキス人形で主人公が一人浮かれてるところは残念すぎる。見てられない。
ラッコの生態やマンボウの生態について書かれているところは興味深かった。
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シリーズ第3弾。
生物を擬人化して感情移入することへの反発と、人間の本能が感じる「可愛さ」の矛盾に葛藤する飼育員や研究者の描写は、かなりしっかりした取材の賜物だと思う。
軽いタッチで誰でも楽しめる作品の裏に深刻な業界事情が隠れている奥が深い作品です。
Posted by ブクログ
一巻ずつ水族の色んな面が見れて勉強になるし、仕事に対しても色んな見方が出来る、しかも面白いと三拍子揃ってます!
水族館をただのエンターテイメントとしてしか見てなかった自分の意識が覆りました。
水族の生態と人間の成長ドラマ
ドジで一生懸命な主人公がまた帰って来ました。
今作では更に水族館員として成長しています。
ただ、ドジっぷりもパワーアップ。でも、そんな時はやっぱり先輩が助けに来てくれる?かな?
そんなお約束もありつつ、今作でも水族と水族館の裏側を紹介しながら、昨今の社会事情も絡めながら、爽やかに物語が進んでいきます。
但し、今回は今まで以上に難問が水族館に降りかかります。
そして、主人公だけではなく、水族館全体、館員全員が右往左往の大騒ぎ。
しかも、それを取り仕切るリーダーにドジ主人公が立候補で、騒動はエスカレート。
頼りの先輩は出張延期でこっちも大忙し。
果たして水族館と恋の行方はどうなるのか?
全体的に水族館を取り巻く昨今の様子と、水族館員の仕事、水族の生態などが紹介されていて、勉強になります。
また、お仕事系小説ならではの苦労話や外部との駆け引きなど、若い人じゃなくても、女の子じゃなくてもじっくり楽しめる要素があります。
タイトルや表紙絵だけだと若い女性向けな感じがしますが、小中学生から中年のおっさんまで、幅広く楽しめる作品になってます。
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シリーズ3作目です。
新人飼育員だった、主人公の嶋由香さんも、
早いもので、水族館勤務は3年目となりました。
晴れて恋仲となった先輩の梶さんとの遠距離恋愛も、
不器用さ、もどかしさ全開で、とてもキュートです!
本作品は、この二人が、社会人としての階段を、
もぅ一段階登っていく成長ストーリーです。
特に、本作品では、
水族館のあり方、使命といぅものに対して、
いろいろなアプローチから問ぅており、
その答えにも、押し付け感はなく、
舞台の水族館の雰囲気と同様、
爽やかな作品でしたね…。
でも…、
キャラクターの基本的な部分は変わっていませんが、
やはり、お仕事3年目といぅ慣れや安心、安定感は、
作品にもそのまま反映され、新鮮味は落ちてたかも?
とは言え、シリーズのよぃ部分は維持されてたので、
その辺りは、よかったと思います。面白かったです!
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水族館ガール第3巻
先輩がいない中色んな場面で奮闘する由香の成長っぷりに読んでいて感心
次々と色んな水族の知らない姿も見えてきたり、共同企画が一進一退?!?!したり色んな見所が詰まっていた
今後の先輩と由香の関係も乞うご期待!
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妹より譲受本。
このシリーズ3作目
水族館の裏側、大変な部分も書かれていて、
このシリーズ引き続き楽しんでます。
前作は、ショーの面が大きかったけれど今回地道。
ラッコは観ていて愛くるしい、それだけだったんですが
飼育、繁殖させるのがこんなに大変だとは知らなかったです。
ドラマもみてます。ドラマではイヤミ課長や家族が出ていて、話が盛られてます。
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遠距離恋愛延長戦。キス人形に自分たちを重ね無意識に鼓舞するようでありながらも、しっかりと切り替えて仕事に集中出来る由香がすき。ラッコやマンボウの生態が興味深く、擬人化で死と隣り合わせになりギクリとする。出張先で心配するばかりの梶は情けない。一、二巻では感じていなかった文章の隙は読み進めるうち慣れた。
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木宮条太郎氏の「水族館ガール3」、2016.7発行、シリーズ全般を通して、「軽い」です。特に由香の梶への恋心の部分になると、あまりに現実離れして白けてしまうのが偽らざる気持ちです。だけど、動物の生態とか水族館の在り方などについてはとても興味深いです。例えば、水族館勤務者には、飼育技術(水族のプロ)と展示技術(人間のプロ)の両方が必要とか、ウミガメが回遊して故郷の海辺に帰って産卵しようしたとき海辺がコンクリートに変わってしまっていることとか。ウミガメに感情移入してしまいますね!
Posted by ブクログ
水族館を舞台にしたお仕事小説の第3弾。今回は水族館が抱える経営的な環境の問題とその問題解決のための取り組み、自然保護と言っても偏った考え方で取り組むとかえってあだになるという点の問題も指摘されていて、タメになった。由香も中堅どころとなり、イルカのトレーナー担当だけではなく色々な業務を見るようになり、水族館の職員として奮闘している姿は読んでいて微笑ましかった。もたもたしている間に4が発売されてしまったが手に入れるのはもう少し先になりそう。だが続けて読んでいきたいと思う。
Posted by ブクログ
水族館の見せ方と飼育と経営。
難題に対峙する水族館の人々。
けれども、それは
今に始まったことではない。
難しい問題の合間に由佳と梶くんの、
まったく進展しない恋愛問題。
これも難問か。
ラッコってホントに片手あげて「よっ」ってやるんだよねぇ。
朝一に会いに行くと超かわいいこと間違いなし。
水族園は私の大好きな場所。
大勢人がいても、何があっても
どこかしんとしている。
開園後と閉園後がめっちゃ好きでした。
ま、いつでも好きなんだけど。
Posted by ブクログ
題字の通り3作目
先輩は相変わらず大阪のまま遠恋
ま、そっちはそっちで大きなミッションを与えられているわけだけど、機密事項につき秘密に・・・
普通の恋愛小説ならこのネタで一悶着あったりするんだけど、この小説のメインは水族館のお話しだからねぇ
それはそうと、相変わらずミスしてるなぁ
新人ではないけど、ベテランとは言えない時期のミスは精神的にきついよなぁ
それが自分の凡ミスによるものだったらなおさら
生き物を扱っているという認識は常々忘れてはいけないけど、ついつい忘れちゃうんだろうね
それこそ、人間の赤ちゃんを覗きこんで「カワイイ」って思うような感覚でさ
終わり方からして明らかに続編があるし、二人の恋の結末まで描かれていないので、次回作に期待
Posted by ブクログ
今じゃ日本でラッコが見られるのがとっても貴重だという話は本当なんだよね。
このお話では赤ちゃんが生まれているけれど、実際はほとんど繁殖が見込めない状況。気難しいラッコちゃんの気性がよくわかった。
そのうち、本当に日本でラッコが見られなくなってしまう可能性があるんだよね。。。。
その前に海遊館に行こうかしら。