木宮条太郎のレビュー一覧

  • 水族館ガール

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    ネタバレ

    完結したらしいので読み始めることにしました。水族館に生まれてこの方とんと縁の無かったひろが市役所からいきなり水族館に飛ばされるヒロイン。一方詳しくない人間が臨時職員になるのが不服な先輩。最悪の出会い。ドラマみたいな設定だなーと思いながら読みました。ヒロインの由香が水族館に縁無いのは、普通は親が子供の教育の一貫で一度くらいは連れてくだろうと思っていたら、そういう裏事情があったんですね。最近の読書傾向からすると新鮮な話展開だったので続けて読んでみようと思います。それにしてもドラマとかで水族館デートする人が多いのは何故なんでしょうね?

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    2022年08月29日
  • 水族館ガール9

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     大団円という感じなんだけど木宮先生,シリーズ完結じゃあないですよね? 本編は須磨水族園の民営化が影響しているのかなと思って,ちょっと調べてみました.
     須磨水族園,通称スマスイは指定管理者制度を導入して成果を上げていたのだけれども,老朽化にともない神戸市はリニューアルを決定.2グループの応募があって,須磨海浜公園一帯を再整備・運営する民間事業者に,不動産開発会社をはじめホテルや水族館の運営会社など7社で構成する企業グループが決定ということらしい.
     シャチの展示もいいのだけれど,優先交渉権者となった企業グループが,本作のアクアパークのような理念を持っていてくれるといいな-.

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    2022年08月18日
  • 水族館ガール8

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    ネタバレ

    内容が盛り沢山で、展開が目まぐるしかったけど、梶さんと由香ちゃんの絆が一層深まった感があります。
    一つ残念だったのは、離乳トレーニングの窮地を救おうと、梶くんが岩田チーフに相談を持ちかけた際に、由香ちゃんが仕事を投げ出すかもという表現をしたこと。いやいや!いくらなんでも、一緒に仕事をして様々な困難を乗り越えてきた相手に対してそんな表現はショック!彼女の性格から、そんなことをするとは思えないし、仮に岩田チーフを納得させるためにわざと使った表現だったとしても、承服しかねる。
    そんなこんなはあるけど、次巻が楽しみね!

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    2022年03月26日
  • 水族館ガール

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    役所の観光課から、水族館へ出向させられた主人公。
    水族館の裏側や、魚類・海獣類などの分類学、イルカの賢さ、ラッコの意外な怖さや、水族館員の求めるものと、客が求めるものの違いによる葛藤など、個性と情熱あふれる登場人物達と織りなす、お仕事小説であり、恋愛あり、涙ありで、勉強にもなり一見の価値ありです。

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    2021年11月08日
  • 水族館ガール

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    この種の働く系作品は好きなので試しに買って見ました。
    とても読みやすく、水族館の苦労や工夫、等物語としても面白かったです。もちろん続編も購入予定です。

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    2021年10月04日
  • 水族館ガール8

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    あとがきにびっくり,須磨水族館(正式には神戸市立須磨海浜水族園というらしい),なくなっちゃうんだ.民営化して,利用料金が大幅に高額になるとか.どうなんの?(いや,水族館ガールの続きもそうなんだけど.)

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    2021年08月06日
  • 水族館ガール4

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    遂に4巻までたどり着いた。
    予想より遥かに遅かった由香と梶の恋愛も、ようやく進展してきて一安心。

    今回はペンギンたちにスポットが当たっていて、そういえば自分もペンギンはペンギンと見ていて、鳥類として認識していなかったなと気付いた。
    水族館に行くと毎回ペンギンコーナーに張り付いてじっくり観察していたけど、そういえばよく行く水族館はペンギンプールの横が原っぱになっている。そこではペンギンが自由に遊んだり日向ぼっこしていたりしていて、ちゃんとペンギンに合わせた展示をしていたんだなあ。

    とはいえ、ペンギンも好きだけど1巻からずっと追っている私にとってニッコリーは特別。
    やっぱりニッコリーが出てくる

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    2021年07月08日
  • 水族館ガール3

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    「かわいい生き物」と「かわいくない生き物」、「かわいい生き物」の「かわいくないところ」。

    擬人化したりついかわいいと思ってしまうのは人のさがだけど、生体を展示する側としてはそれではいけないというのが悩ましい。

    「かわいい生き物」はみんな守りたいと思うけど、かわいくなければ興味がない。
    そしてそれは生き物の絶滅にも繋がってしまう。
    だから、かわいいと感じる本能だけでなく、かわいくないものも評価するという理性が必要なんだと思った。

    で、ふと思ったのが人間の美醜について。
    きれいな人はみんな大好きだけど、そうでない人も大切にするのが人としての理性なんだろう。

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    2021年07月04日
  • 水族館ガール2

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    一巻にあった余分に思える性的描写がなくなり、お仕事&恋愛小説として格段に読みやすくなった。
    由香と梶もそれぞれ成長して少し大人に(元から大人だけど)になっている。
    特に梶は頑なで人付き合いも苦手そうだったのが、角が取れて丸くなった気がする。

    仕事、水族館の話として完成度も高くとても良かったが、私としては魚担当の修太の出番が少なかったのが寂しい!
    次巻ではぜひとも!

    あと、余談だけど、頭の中で映像化している時のキャストは、由香は北川景子、梶は井浦新、吉崎姉さんは吉田羊、磯川先生は坂口健太郎。
    ※年齢は考慮しないものとする

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    2021年06月27日
  • 水族館ガール

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    そうなんだ!と思うことが多くて新しい知識をたくさん得ることができました。
    水族館にすごく行きたくなりました!

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    2021年01月02日
  • 水族館ガール

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    水族館大好きマンなので、タイトル買い。結果7まで続編が出てるから根強いファンがいるんだろうな。なかなか水族館の中の人の仕事の実態や感情にフォーカスした作品はないので楽しめる。松岡茉優ちゃんで実写化されている。

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    2020年10月28日
  • 水族館ガール

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    時々手に取りたくなるお仕事小説。
    もし自分がこの仕事(今回なら水族館職員)についてたらどうなるかなぁと思いを馳せるのが楽しい。仕事選びの視野を広げる意味でも大切かなと思う。

    主人公の成長物語だけでなく、水族館の意義にまで話が及んでいて、リズミカルな展開の中にも考えさせられるものがあった。遊園地のようにエンタメに振り切ることも、博物館のように学術的な方に振り切ることもできない。そして、設備などの固定費も高くつく。水族館に行く時の視点が間違いなく変わりそう。早く行きたい

    先輩の梶について
    最初は海洋ゴリゴリオタクという情報から冴えない男をイメージしていたかが、読み進めるうちに案外イケメンである

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    2020年09月27日
  • 水族館ガール7

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    ネタバレ

    今回はルンとルンの赤ちゃんとニッコリ-の話.
    梶先輩,「一生かけて、支えてやる。何があっても、お前の側にいるから。」と一生懸命言ったのに,由香ちゃんに「はっきりと言えっ」っと海に突き落とされちゃう(なんて由香ちゃんらしいんだろう).その後の梶先輩がとってもイケメン.
     ほ乳類の母性とか,里海とか,海洋ゴミとか,今回も興味深い話題が多く面白かった.里海ねー.大学から帰ってみたら,近場の砂浜がいつの間にか岸壁に改修されていたのはショックだったな.岸壁になってしまった風景が普通になってしまって,砂浜があったことを知っている人は減っていくんだろうな.

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    2020年08月25日
  • 水族館ガール6

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    5巻から約1年振りに読んだ。今回はイルカの出産がメインテーマで、すごくよく描かれてて良かったんだけど、その反面、由香と梶のラブラブが少なかった。別にそれを読みたい訳じゃないけど、少ないと物足りなく思えてしまう。テレビドラマでは無理な話だな、今回の話は。でも、続編やって欲しいなあ~

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    2020年04月01日
  • 水族館ガール2

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     水族館ガールシリーズ第2弾。時間設定などは全て前作の流れを引き継いでいるため、単体として読むよりは前作の後に読んだほうがよい。表紙はペンギンだが、今回もメインはイルカ。そうした背景を理解する意味でも先に前作を読むべき。
     水族館や動物園は単なる娯楽施設に過ぎないと思っていたが、本作を読むとそんな言葉では済まされないことがよくわかる。私もそういった施設に行くことは好きだが、本書を読むと「何を見てきたのだろうか」と思ってしまう。工夫した動物園や水族館であれば、動物の生き生きとした姿を見られると思っていたが、そもそも自然環境にはガラス板やアクリル板は存在しない。ということは、そこに動物がぶつからな

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    2020年03月01日
  • 水族館ガール

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     水族館を舞台にしたお仕事小説第1弾。小説にはこのような分類があるわけではないと思うが、最近こうしたお仕事小説をよく見かける。知らない部分がたくさん知れて個人的にはかなり興味がそそられる分野。
     何気なく遊びに行っている水族館の裏側が知れて面白いというより興味深い小説。本作はイルカがメイン。イルカショーはどのようにして作られていくのか、その過程と困難がよくわかる。ペットと飼育動物の線引き、動物との呼吸など一見我々の生活とは無縁のように思うが、描写の仕方なのか、実は人間社会のコミュニケーションにも応用できるかもしれないと思ってしまう。集団の中で仕事をする意義が伝わってくる。

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    2020年02月29日
  • 水族館ガール

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    某市役所から市立水族館『アクアパーク』へ出向になった新人の嶋 由香。
    失敗続きの毎日に、無愛想な先輩など、多難な毎日。

    しかし、様々な経験から、次第に水族館になくてはならない職員に。新しいライブや大切なイルカとの別れ...

    ひとつひとつが、彼女の成長に繋がっているんですね。
    ドラマ化もされた様です。
    最後は感動です。

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    2020年01月20日
  • 水族館ガール6

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    恋人同士になったはずなのに、甘さのかけらもない二人だね。イルカの出産ってこんなに大変なんだねぇ。小説だから無事に産まれるのはわかってても心配になっちゃうよね。ニッコリーがいい子だわー(笑)。

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    2019年11月08日
  • 水族館ガール6

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    アクアパークと海遊ミュージアムの共通運営ガイドライン作りに奔走する梶だったが、いつしか日本中の水族館の標準ガイドライン作りに流れが変わっていく。ガイドライン作りに苦悩する梶だが、一方、アクアパークではイルカのルンの妊娠がわかった。イルカ担当の由香も妊娠管理、出産準備に奔走する。生き物の生態をありのまま見せたいと願う水族館スタッフたちだったが、派手なショーや物珍しさだけを求める観客とのジレンマに悩む。順調にルン赤ちゃんは成長するが、内海館長の発案により、出産までを一般公開することに。これまで前例のない取組みに岩田チーフまで悩むことになる。そんななか、ルンの妊娠にトラブルが発生。無事に赤ちゃんを出

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    2019年08月18日
  • 水族館ガール

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    久し振りに読み直し。

    なんとも言えないふざけた感じがやっぱり面白い。
    水族館の事情も、勉強になるし…!

    作者は元銀行員で、著作は銀行事件とかホラーとかを書いてきたみたいだけど、こういうお話も書けるというのはすごいなあ。

    NHKでドラマもやってたけど、ドラマも面白かったから、観直そうー!

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    2019年08月17日