木宮条太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ3作目です。
新人飼育員だった、主人公の嶋由香さんも、
早いもので、水族館勤務は3年目となりました。
晴れて恋仲となった先輩の梶さんとの遠距離恋愛も、
不器用さ、もどかしさ全開で、とてもキュートです!
本作品は、この二人が、社会人としての階段を、
もぅ一段階登っていく成長ストーリーです。
特に、本作品では、
水族館のあり方、使命といぅものに対して、
いろいろなアプローチから問ぅており、
その答えにも、押し付け感はなく、
舞台の水族館の雰囲気と同様、
爽やかな作品でしたね…。
でも…、
キャラクターの基本的な部分は変わっていませんが、
やはり、お仕事3年目といぅ慣れや安心、安定感は -
Posted by ブクログ
水族館のお話し2作目
今回は大阪に出向に行った先輩のところと同時並行のお話し
上でどんな話し合いをしたのかわからないけど、人事ってそんなものかなぁ?とは思う
人で足りないんでしょ?だったら猫の手どころか経験者ならどこでも優遇されそうなもんだけどね
とまぁ変なところを勘ぐっても仕方がない
水族館の人はやはり職人さんなんだよなぁ、やっぱり
なので、リアルにトレーニングライブを見てみたくなる
確かにイルカショーを見てても進行でごまかしてるところがわかるものね
後半の怒涛の展開はちょっと急過ぎ
実際にそんな短期間で仕上げられるものなのかね?
保護個体のエピソードがトレーニングの伏線になって -
Posted by ブクログ
何ともジャンル分けしにくい小説(^ ^;
そして作者は、完膚なきまでに主人公に厳しい(^ ^;
最初から最後まで一人空回りしている印象の主人公は、
人にダマされ、コケにされ、裏切られ続けて、
徐々に「悪い意味で」成長していく。
その成長を活かして(?)人を陥れようとするも、
敵は二重三重の罠を貼り、予想外の展開が続く。
連作のストーリーごとにダマされ打ちのめされても、
さらに一冊通しての大きな罠が張られてたり(^ ^;
印象的なプロローグが波乱の予感...と思ってたら、
最後の最後に予想もしてなかったオチが(^ ^;
細かな伏線もきっちり回収してるし、
セリフやストーリー運びのテンポも -
購入済み
クスっとくる、水族館裏話
1巻より面白い。尻上がりに面白くなってく感じです。
水族館の裏方、苦労話を個性豊かな面々がコミカルに物語ってくれます。
水族館のお仕事のみではなく、水族館の社会的役割や意義、海洋生物の生態等のためになる話が多く、でも登場キャラクター達がコミカルに掛け合いながら教えてくれるので、知識が意識せずともスーッと自然に頭に入ってきます。
新しい事にチャレンジし、失敗しながら成長してゆく主人公、それを温かく厳しく見守る豪快な上司達、癖のある外部業者とのやり取り等、リアルお仕事系小説としても面白味があります。
また、職人気質な梶先輩との恋に四苦八苦、しかも今回は遠距離で右往左往してる主人公の姿も面白い