あらすじ
『水族館ガール』(実業之日本社文庫)で7万部を突破した著者の面白さぶっ飛びのファミリーコメディー。主人公は、バツイチ29歳のサラリーマンの服部。ディスカウントショップ勤務の彼は、仕事で一旗あげて男になって、離婚した妻に復縁を迫ろうとするが……。
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Posted by ブクログ
何ともジャンル分けしにくい小説(^ ^;
そして作者は、完膚なきまでに主人公に厳しい(^ ^;
最初から最後まで一人空回りしている印象の主人公は、
人にダマされ、コケにされ、裏切られ続けて、
徐々に「悪い意味で」成長していく。
その成長を活かして(?)人を陥れようとするも、
敵は二重三重の罠を貼り、予想外の展開が続く。
連作のストーリーごとにダマされ打ちのめされても、
さらに一冊通しての大きな罠が張られてたり(^ ^;
印象的なプロローグが波乱の予感...と思ってたら、
最後の最後に予想もしてなかったオチが(^ ^;
細かな伏線もきっちり回収してるし、
セリフやストーリー運びのテンポもこ気味いいし、
楽しく読めて、読み込むと深い(^ ^
やや大げさなキャラ設定も、嫌味なほどではなく
ストーリーにきちっとハマっている(^ ^
「水族館ガール」が面白かったので、
作者名で選んでみたが正解でした(^ ^