水上悟志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ惑星を砕く物語の最終章。そして星を手に入れる物語。
面白かった。ここしばらくで、一番面白かったマンガでした。
5年、10巻。
長くもなく、短くもなく、良く練られて、ちゃんと仕上げられた物語でした。
物語の中では1年。
捻くれた少年が、エピソードによって、叩かれ、鍛え上げられ、彼を魅了した絶望の少女を真に救える存在になる。
これがあったから成長して、こういう人がいたから成長できて、周りに影響され、周りに影響を与え「大人になる」。
妙なノリを多く含み、一直線の単純さは感じさせないながら、10巻分全部構成されて、一貫して描いた成長物語。
自分もより良い大人にならなければと、思わせてくれます。
見ていて感じたのは、人の死の使い方の巧さ。
取り返しがつかないことの代表で、安易に使われると反発も感じるけど、生きている限りいずれは向き合わなければならないことで、特にこのような運命のやり取りの物語では、避けて通ることはできないものでしょう。それをうまく描けるのは、素晴らしいことと思えます。
最後の巻は特に感動的なセリフを非常に効果的に使えていたし、10巻の間に絵も1段上手くなったし、つけたくなる文句のない、良いお話でした。
キャラクターもそれぞれ良かったです。私も根暗メガネなので、一番の移入対象はやはり夕日ですが、皆に居る意味があって、応援できました。
後日談も良かったです。皆、お幸せに。