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「惑星のさみだれ」
2022年7月~ MBS・TBSほか
声の出演:榎木淳弥、大空直美、津田健次郎
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
読めば読むほど熱くなる! 王道の良さを凝縮した大傑作!!!
舞台は現代日本。
ある日、すねた大学生である雨宮夕日は、喋るトカゲから「姫を守り、地球を救え」と、否応なしに選ばれてしまう。
最初は無関心な夕日だったが、早速敵に襲われてしまった!
死を覚悟したそのとき、守るべき姫である朝日奈さみだれが助けてくれたのであった!
その後、彼女の尋常ならざる野望に胸を打たれ、夕日は姫に忠誠を誓う!!
今ここに、地球の存亡を懸けた戦いが始まる!!!
このマンガの凄さは、【友情・努力・勝利】という王道の内容がギュギュッと10巻に凝縮されていることです。
また、濃密なストーリーではありますが、テンポよく読むことができ、熱さ・面白さは巻を追うごとに加速度的に上昇していきます。
そして、最終巻は今までの伏線を全て回収し、それまでの膨大な熱量を大傑作へと昇華させるほどの完成度を誇ります!!!
読み終わったあと、今日を生きる活力が得られる。そんな素敵なマンガです!
Posted by ブクログ
この巻の冒頭で描かれるのはアニムスと共闘しているように見える太陽の話。
親の再婚によって家の中に居場所を失ってしまった彼は世界なんて滅びてしまえと願っていた少年。それだけならよくある話で終わってしまうが、そこに獣の騎士でありながら仲間から危険視されているロキが現れたことで太陽の生活が大きく変わっていく流れが描かれる
まだまだ彼の内面の変化は起きていないけれど、一人で食べるステーキでは美味しさも不味さも感じられなかった太陽。けれど、夕日や南雲と一緒に食べたラーメンは好きだと思えた変化は好き。
そしてこの巻、というか本作の中盤戦で最高潮と言えるのが第37話から始まる花子と太郎の物語
この二人は性格が全く異なりながらも、ラブコメ的ポジションや長い付き合いによって良い関係だった。でも、それは包容力の在る太郎が歪さを有する花子を守っていたから成立する関係でも有って。
そんな太郎達を含む騎士達に襲いかかるのは騎士型の泥人形。パワーアップした今の騎士達なら倒せる筈の相手でも、仲間が分断されさみだれが全力を出せないなら敵の攻撃を引き付ける役が必要になる。それに太郎が名乗り出るまでは良かったものの、さみだれが吹き飛ばされ、太郎が囮に失敗し……
太郎が事前にランスに望んだ願いを考えればキルが言うようにあの場で太郎が庇う必要はなかったのかもしれない。それでも、そんな事情関係なしに太郎は花子を庇った。それはノイが言うように太郎の勇者性を示す行動だったのかもしれないね
ただ、太郎の死は残された者達に大きな影響を与え……。そこから静かに崩れだす花子の様子はあまりにも悲しい
第37話のカラー絵では太郎と花子の二人で進んだ学校への道、それを第38話では一人で帰る花子。構図はほぼ同じなのにそこに込められた感情が全く異なることが強烈なまでに伝わってきて辛い……
半月に庇われ彼を死なせてしまった夕日。そして今度は直ぐ側に居たのに太郎を守れなかった。その悔しさを抱えたままの彼は黒龍継承の試練で八宵に全く敵わない。それはある意味強さを求める理由の差
守りたい相手を守れなかった悔しさから強さを求めた夕日と、これから誰かを守るために力を欲した八宵。既に自分の気持ちを整理できている八宵は夕日を圧倒する
その差を理解させられた夕日はちょっと情けない。「埋めてくれ…」って……
そんな状況で出現した11体目の泥人形は人の姿をコピーでき、花子の前に太郎の姿で現れる。普通なら花子を更に追い詰めるそれは逆に花子に気持ちの整理をつけさせる展開は印象的
偽物を見たことで太郎の喪失を理解し、その上で自分が太郎から貰ったものを再認識した花子。その勢いのまま髪を切りそれまでの花子から新しい花子に生まれ変わる場面は強烈
同時に他の騎士達も太郎を弔い、そして進むために喪服で泥人形に挑む展開には胸が締め付けられる
今度は全員の力で騎士型の泥人形を追い詰め、トドメは花子が刺した。
そのシーンでは皆が涙を流す。太郎の死を改めて悼むように。
ノイが言うように、太郎は皆から愛されていた人物だったんだなぁ……
Posted by ブクログ
ああ……ついに……。
テキパキと死亡フラグを立てるハイペース漫画ではあるけども、それでも今までの登場人物中ではかなり長生きしたほうだ。
こうなると次は誰の番かが恐ろしい。キャラを立てつつ特段の謎を残していない所から選ぶなら昴か三日月あたり……うわああああ。
本来願い事の1回分と自己犠牲の1回分で2度救えるはずを1度で消費してしまう「下手さ」が同時にかえって感動的という、計算された(そして意地の悪い)構成があいかわらず上手い。
単純バカの太朗の反対側でけっこう複雑ないろいろを抱えてしまった花子、その後片付けを図らずもしてしまう十一つ眼。三日月と花子が使う、去っていった者たちから受け継がれる「必殺技」の名前。ああまったくもう上手いったらない。
計画的に1巻で1区切りをつけているペース配分から考えると、次巻あたりはわりと影の薄かった主人公こと夕日のターンかしら。
そしてさりげなくネカフェ難民生活をしている南雲の明日はどっちだ。
Posted by ブクログ
毎巻々々ほんとに盛り上げてくる漫画だなあと思う。
この巻でとうとう一人目の犠牲者が出てしまった。そこに生じる各登場人物の喪失感や虚しさをこの漫画はとても上手く絵描いている。死に方が呆気ないところとか生々しい。
大コマで青空の下に花子がポツーンと一人で佇む描写とか胸にくるよね
ここまで読んできて思ったのはこの漫画は「感情」を描き出すのが本当に上手いということ。決意のような強い感情、死を目の当たりにした時の悲しい感情、気持ちが晴れ上がった時の爽快感、色々あるけどそれをキャラクターの表情、台詞、背景、コマ割りなど使えるものをフルに使って読者にぶつけてくる。キャラ一体一体のもつ熱量がすごいのだ。だからこそそのキャラクターが死んでしまったときにぽっかり穴が空いてしまったように感じる。
ここからラストスパートに向けてどんな風に盛り上がっていくのか本当に楽しみ。
「惑星のさみだれ」
2022年7月~ MBS・TBSほか
声の出演:榎木淳弥、大空直美、津田健次郎
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少年・青年マンガ
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