【感想・ネタバレ】惑星のさみだれ(8)のレビュー

あらすじ

雨宮夕日はごく普通の平凡大学生だった……ハズが、ある日現れた喋るトカゲに「地球の危機」を救う協力を依頼される。拒否するまもなく、既に指輪と能力が与えられ、早くも敵に襲われてしまった夕日を救ったのはなんとお隣さんの少女・さみだれ。救世主の降臨と思いきや、実は地球征服を企む魔王だった……。平凡な日常と奇妙な世界が交錯する新感覚ご近所ストーリー!!?

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読めば読むほど熱くなる! 王道の良さを凝縮した大傑作!!!

舞台は現代日本。
ある日、すねた大学生である雨宮夕日は、喋るトカゲから「姫を守り、地球を救え」と、否応なしに選ばれてしまう。
最初は無関心な夕日だったが、早速敵に襲われてしまった!
死を覚悟したそのとき、守るべき姫である朝日奈さみだれが助けてくれたのであった!
その後、彼女の尋常ならざる野望に胸を打たれ、夕日は姫に忠誠を誓う!!
今ここに、地球の存亡を懸けた戦いが始まる!!!

このマンガの凄さは、【友情・努力・勝利】という王道の内容がギュギュッと10巻に凝縮されていることです。
また、濃密なストーリーではありますが、テンポよく読むことができ、熱さ・面白さは巻を追うごとに加速度的に上昇していきます。
そして、最終巻は今までの伏線を全て回収し、それまでの膨大な熱量を大傑作へと昇華させるほどの完成度を誇ります!!!
読み終わったあと、今日を生きる活力が得られる。そんな素敵なマンガです!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

10体目の泥人形も倒し、いよいよ戦いは終盤戦突入。そして、この巻でメインとなっているのは豹と夕日
アニムスに最も近い精神性を持ちながら、アニムスとは違う道を進むことを選んだ豹。太陽とは違った方向で心の内側が見えてこない人物

アニムスと違う道を進みつつアニムスと同じように泥人形を作る豹。ただ、そんな彼はアニムスの泥人形を前にしてどのような泥人形を作れば良いのかイメージが沸かなくなってしまう
そんな彼の前に現れたのが、どんな姿にもなれる11体目マイマクテリオン
自分の声を聞き自分を知ろうとする豹と人の本を読み人を知ろうとするマイマクテリオン。その中で豹は形なんて何でも良い、泥人形とは心の映し身であると気付く。対してマイマクテリオンは本を読みすぎるあまり人どころか自己も判らなくなってしまう
この対立構造は面白いね
アニムスの、そして自身の泥人形への理解を深める中で豹はマイマクテリオンも評価すべき泥人形だと気付く。アニムスの最高傑作だと賛辞を送る
死の間際に太陽へ向かって「さようなら」と告げたマイマクテリオン。それが彼が本を読む中で、太陽と過ごす中で、そして豹との戦いの中で手に入れた心の有り様なのかもしれないね

一方、これまでの積み重ねとして大きな成長が表現されたのが夕日。
半月から受け継いだ技、仲間と過ごす中で身についた想い、そして子供のために格好いい大人を演出する姿。第1巻の頃の世間を斜めに見ていた頃の夕日とは大違いだね
でも、その違いは初期の夕日を知らなければ感じられないことでも有って。豹からは凄いと評価され、八宵からは告白されてしまう。豹からの評価には謙遜するし、八宵の告白は先延ばししてしまう。それでも、それらの想いと向き合えるようになった夕日はやはり成長しているのだろうな

そんな矢先に起こるのが夕日のトラウマの根源であった祖父の唐突な死。
そんな死に夕日は恨みをぶつけるのでも、理不尽さを嘆くでもなく。遂に祖父に言えずじまいだった「人間はクズじゃなかったぞ」という言葉を空高く飛び、鎖を放り投げながら言い放つ。
これは夕日にとっての祖父への餞なのかもしれないね
そしてその後に描かれるのは夢の中での祖父との別れの挨拶。その場面で一瞬だけ父親が映るのは憎らしい演出。そういったものがあったからこそ、夕日はようやく祖父の死に対して涙を流せるのだろうね

人として成長し、かつては恨んでいた人の死に対しても涙を流せるようになった夕日が立ち向かうのはアニマが提示する試練。と言ってもクリア不可能な試練ではなくて、夕日がここまでに手に入れた強さを再確認させるようなものであるのは良いね
越えられずに死に別れてしまった半月を越え、これから死んでしまう秋谷に雪待達の様子を伝え、アニマの祝福(?)を受けた夕日

成長と恩寵を手にした夕日だからこそ見えるものが有り、示せるものが有る。
この巻のラストでは2つの希望が示される。昴達は12体目の泥人形を一撃で倒す秘策を、そして夕日は空に浮かんでいるのは絶望だけではないと提示する
何もかもが終盤の様相を示してきて、後2巻で読み終わってしまうという実感がじわじわと湧いてくる

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2019年06月24日

Posted by ブクログ

ぶぅうううううううううううううううううどぅあいぶ、もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんんんんすたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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2014年01月20日

Posted by ブクログ

惑星を砕く物語、いよいよ終盤へ。
この巻の目玉は夕日VS半月、そして風巻さんの泥人形VS十一体目(マイマクテリオン)。
成長した夕日と天才・半月との戦いの熱いこと熱いこと。夕日が掌握領域に名前つけるところとか特に熱い。
そして風巻さんの活躍。いつも飄々として底知れない人だと感じていた風巻さんの苦悩が見れたのが良かった。
騎士団の他のメンバーも奮闘している。雪待と昴が十二体目の攻略法思いついたのは意図的なのか。だとしたら、やられた。
泥人形も残り一体でクライマックスも近い。ますます続きが楽しみ。

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2011年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うおおおおお!
あまりに熱いので叫びながら読むべし。
なんちゅーか話のバランスがいいなぁ。
とあるOTOKOのセリフを噛み締めよ!
そして昴ちゃんかわうぃいいいいいいいいいいいいいいい
あのロリ2人組はかわいいよなぁ。
白道さんもよかったどす

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2011年02月20日

Posted by ブクログ

この巻はバトル展開多め。対東雲さんと対マイマクテリオン。アツいよアツすぎるよ!ついに夕日も掌握領域に名前付けちゃうし。表紙も全員集合で一番好き。文句なしで☆5。

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2011年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全部で11巻。集めやすい量なので、良い物語を読みたい人にはおすすめしたいです。「大人になること」に対しての作者なりの回答と、漫画の登場人物がそれぞれに出すその先の話・・・ 途中で中断される物語・・でも引き継いだ人が続けていく話・・いい話だなあ、いい話だなあー><。!!大好き。

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2011年01月05日

Posted by ブクログ

これは面白い。特に今巻は伏線回収もあったりして、うおおおお!!!と熱い気持ちになりました。1巻から読み返してから読むとさらに熱い。そして物語は終盤へ。

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2010年10月22日

Posted by ブクログ

一瞬、えっ最終巻?とか思いましたが、大丈夫でした、
でも、内容はクライマックスに向けて着々と進んでおります。

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2009年12月08日

Posted by ブクログ

「試練」は大好きな話。こんなに後半になってから初めて主人公が自分の必殺技に名前をつけるとか熱すぎ。「獣の騎士」で一番若いメンバーが対ボス戦用最終奥義の発想を得る、というところもイイ。意図的なんだろうなー。

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2011年01月21日

Posted by ブクログ

懐かしい顔ぶれが再登場し、伏線が回収され始めた第八巻。11体目との戦いを通じて成長していく獣の騎士達。夕日は新たな能力を得、いよいよ物語は終盤へ。
自己とは何かを問い続けたマイマクテリオンの最後の姿には、なんだか不思議な気分にさせられました。

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2010年09月09日

Posted by ブクログ

どこか壊れた人たちが、人の心を獲得しながら地球を救う物語8冊目。

いや面白い。これはとても面白い。
8巻は11体目の泥人形を巡る戦い。
生者はだんだん自分を深め、死者は死んでもそれを支える。
ちゃんと生き様を書いて、どうしようもなく死ぬから、凡百のアニメのように、死が単なるエモーションエンジンになっていないところが良い。
人とは何であるか、自分の意味は何であったか問いながら死んでいった11体目。アニムスの破壊の意味はどこに帰結するか。
いよいよ大詰めになるところで、また次巻が楽しみです。

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2010年02月28日

Posted by ブクログ

扉絵のさみだれマントと半月さんイメージの方天戟。
加えて祖父のしがらみの象徴である鎖を千切って立つ夕日の姿に興奮&感動

「超えた」表情が素晴らしい。

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2009年11月11日

Posted by ブクログ

そうきたか。というしかない。
しかしこの作品は展開がゆっくり進むのにまどろっこしいと感じない。じっくり読みたくなる。

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2009年11月10日

Posted by ブクログ

2009/11/10
毎回面白くなっていくな。
能力の成長の仕方が丁度良くて
ストーリーの進みも俺好み、次が楽しみ早く出ないかな!?

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2009年11月16日

Posted by ブクログ

ええぇ……ブルースて………どうなんだこのデザインは

とにもかくにも8巻は夕くんの本当の意味での成長やらブルースドライブの出現やら11体目の死やらインコマンやら白道さん可愛過ぎやら色々詰まってて良い感じの巻だった。

残すところあと2巻である

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2012年04月03日

Posted by ブクログ

最終決戦に向けて戦いは続き、それぞれに思いが‥

構成的には問題ないレベルだが、強くなったせいか強敵がわりとあっさり。世界観は見事に生かしてます。

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2012年03月08日

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