あらすじ
雨宮夕日はごく普通の平凡大学生だった……ハズが、ある日現れた喋るトカゲに「地球の危機」を救う協力を依頼される。拒否するまもなく、既に指輪と能力が与えられ、早くも敵に襲われてしまった夕日を救ったのはなんとお隣さんの少女・さみだれ。救世主の降臨と思いきや、実は地球征服を企む魔王だった……。平凡な日常と奇妙な世界が交錯する新感覚ご近所ストーリー!!?
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読めば読むほど熱くなる! 王道の良さを凝縮した大傑作!!!
舞台は現代日本。
ある日、すねた大学生である雨宮夕日は、喋るトカゲから「姫を守り、地球を救え」と、否応なしに選ばれてしまう。
最初は無関心な夕日だったが、早速敵に襲われてしまった!
死を覚悟したそのとき、守るべき姫である朝日奈さみだれが助けてくれたのであった!
その後、彼女の尋常ならざる野望に胸を打たれ、夕日は姫に忠誠を誓う!!
今ここに、地球の存亡を懸けた戦いが始まる!!!
このマンガの凄さは、【友情・努力・勝利】という王道の内容がギュギュッと10巻に凝縮されていることです。
また、濃密なストーリーではありますが、テンポよく読むことができ、熱さ・面白さは巻を追うごとに加速度的に上昇していきます。
そして、最終巻は今までの伏線を全て回収し、それまでの膨大な熱量を大傑作へと昇華させるほどの完成度を誇ります!!!
読み終わったあと、今日を生きる活力が得られる。そんな素敵なマンガです!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なんか急に騎士の人たちがいっぱいでてきた。
今回は主人公が腹黒かったりするだけでなく初めて熱い感じになっていてよかった。
半月さんまじ感動っす!
Posted by ブクログ
「道端でばったり」って、軽いな獣の騎士団! とんだご近所系だ。南雲さんは別の町から来たみたいだけど、他は基本的にあの町に住んでたことになるんだろうか。スタンド使いはひかれあうの法則でもあるまいし、この異様な狭さにも何らかの意味が隠されているのか、それともよくある転生的で運命的なアレなのか(「前回の戦い」ぶくみで)。
そんな軽さの一方で、夕日に重くのしかかるアレやコレ(←表現が軽い)。
1巻と2巻、それぞれのクライマックスを伏線としてこの巨大なクライマックスに持ってくるとはなんとも見事な作劇。ああちくしょうなんという熱い展開。
そこで完成といかずに、まだ先を残しているあたり相変わらず意地が悪くどうにも先が気になる作風だ。まったくもうやきもきさせるなあ。
そしてさみだれが時々見せるデレ顔が素晴らしいとここに告白しよう。ああ、可憐にして偉大なる魔王のごときさみだれが好きだったはずなのに、おれは、おれというやつは!
あんま関係ないですが、あの即席マント姿の演説にそれほど違和感なくとけこむ獣の騎士団はけっこうみんなアレだと思いました。南雲さんぐらいはつっこみなさいよ、と思ったがノースリーブの上にコートを着る男だしな。
Posted by ブクログ
第二巻で序章が終わり三巻から本編が始まるわけだけど、それもあってかこの巻ではあっという間に獣の騎士が集まっていく。というか存命の騎士はこれで全員登場したことになるのか
これまでに登場した獣はトカゲのノイを除けば、まあ普通と言えなくも無い犬や烏だったけど、この巻で登場する獣は一風変わったものが多い。馬や蛇はいいとしても亀やカマキリって相当変わってる。
まあ、極めつけに風変わりな獣はカジキマグロなわけですが。この時点ではあまりに脈絡無さ過ぎて意味不明なカジキマグロが後々あのような伏線に繋がっていくなど誰が想像できただろうね
これまでは単独主人公の形をとっていた夕日。そこに現れのが夕日のライバルを名乗る三日月。主人公のライバルということは物語上のもう一人の主人公となり得るわけで
この巻の前半では夕日、三日月それぞれが半月の死を引きずる様子が描かれる
越えたかった半月が死んでしまった三日月は無軌道な暴力を南雲に向ける。目の前で自分に親しくしてくれた人の死を見た夕日は思うように戦えなくなる
ある意味スランプに陥ったような状況。それを乗り越えるためには雑念を捨て無我夢中になるしか無い。
そうして、三日月は山ごもりをして掌握領域を思うがままに使えるように成り、夕日は困難な状況の中で誰かを助けるために再び立ち上がる
特に夕日がノイの為に、そしてヒーローになる為に立ち上がるシーンは素晴らしい。ノイが夕日の祖父を助けたシーンとも重なるようになって居る点も尚更
あの時、ノイは夕日を「友」と呼んだ。そしてここに来て夕日もノイを「友」と呼んだ。更に半月から技を託されていたと知った夕日はようやくその死を嘆けるように成り、半月についても「友達」だと考えられるようになった
ノイが言うように夕日は強くなった。それは力のことではなく心の強さ。あれだけ他人に対して冷淡で自我が弱かった夕日は誰かを助けるために行動できるように成り、誰かのために涙を流せるようになった。それはとても大きな成長だろうね
そうやって夕日は成長してしまったから、以前のように地球を砕くというさみだれの願望を妄信的に叶える行為に疑問を抱くようになる
ラスト、存命の獣の騎士が勢揃いし彼等に向かってさみだれは演説を行う。わざわざ垂れ幕を引きちぎってマントにしたり、上空を飛んで登場したりと非常に芝居じみている
芝居じみた演説、その後でさみだれは夕日に向けて自分を止めるかと確認を行う。夕日はこの地球は魔王に捧げると誓う
さみだれも夕日もその遣り取りはどこか芝居じみているように感じられる
何人もの騎士が悪の魔法使いからお姫様を守って地球を救うという童話的物語。その裏で進むのは姫と騎士による地球を砕く物語
その物語めいた筋書きの中でお姫様の皮を被った魔王のために自分の役割を演じきる覚悟を決めた夕日
ここで彼がどの様な覚悟を決めたのか考えると、本当にこの巻で描かれた内容は夕日にとって転機となるものだったのだと思える
Posted by ブクログ
全体的に雰囲気が淡々としてます。
騎士も全員揃い、ラスボスも出てきて、必要な登場人物は全員出てきた。
次へのために、少しスピードを緩めたような感じ。
あとは、南雲さんの職業が・・・。
Posted by ブクログ
惑星を砕く物語、役者が少しずつ揃い出す。
と言っても、運命的な出会いとかが起こるわけでも何でもないところがこの作品らしいなと思う。
他の騎士たちもなかなか面白そうな人たちだし、敵方の魔法使いはかなり変な奴っぽいし、これからどうなることやら。
犬の騎士・東雲半月の願い事がこれから夕日にどういう影響を与えるのか。少しずつ変わっていく夕日を見るのが楽しみ。
Posted by ブクログ
急速に集う「獣の騎士」たち。この巻のキーは「犬の騎士が願い事を何に使ったか」ですね。そしてその結果、主人公はどう変わるのか。それは能力がどうこういう話ではなく、精神面の話。さじ加減が素晴らしい。
Posted by ブクログ
くっ… ッッ… / 夕日!! シアを追っ…
ああ / っいや! …いや だめだ!!
二人とも死ぬことはない…下がろう!!
いいのか? お前はいいのか?それで
〔…………!!〕
姫に何度助けられたか… 東雲さんにも助けられ 挙句死なせた… ぼくは確かに無力で臆病な役立たずの貧弱根暗メガネだよ
でも…でもヒーローになりたいんだっ!! 誰かに助けられっぱなしじゃ駄目なんだ!!
【おれを倒して さみだれちゃんのヒーローになるんだ】
ノイ!!お前もそうなんだろ!? シアや…ルドに助けられ ずっと自分の無力を噛み締めてきたんだろ!!
わかるぞお前の望み 言えよ
ぼくを頼れよ 友達だろ!?
〔ノイ ぼくの願いを叶えて祖父さんを救ってくれただろ あの日…確かにお前はぼくのヒーローだった〕
〔ぼくに…勢いをくれ…ヒーロー!!〕
夕日…
シアを… ヘビの騎士を助けてくれ…!
任せろ!! 我が友ノイ=クレザント!!
〔震えがとまった 行ける!!〕
〔居る! 泥人形の気配〕
邪魔ッ
ッだぁらァああああ!!!
(第19話 咆哮)
Posted by ブクログ
白道さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
雪待キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
昴キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
白道さんが飯作りに来た時のさみだれとの微妙な空気感好き。