潮匡人のレビュー一覧
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ネタバレ
ポパーの言葉
・民主制とは、「民衆の支配」を意味します。信じ難いことかも知れませんが、この名前自体が重大な誤謬の源泉なのです。
ここに、政治的義務より政治的権利を強調するという問題のすり換えがあるのです。
そればかりか、生徒たちは、実際には彼らが支配など全然していないことに気づき、いわゆる「民主制」なるものは虚偽であり、彼らを欺くための手段に過ぎないと思うようになります。
彼らは、独裁制下に生きた経験が無く、独裁制下の生活の非人間性、生命への恒常的脅威の下での無責任状態の生活がどのようなものかを知らないのです。
・確かに自由は最も重要なものですが、私の自由は貴方の自由によって制約されます。私が拳を振り回す自由は、貴方の鼻の存在によって制限されるのです。即ち、貴方も私も、自由だけでなく責任を持ち、権利だけでなく義務をもつのです。
・文明とは、暴力なき生活様式を、人間関係の常態として確立し、また暴力行為なき生活様式を正常・正当なものとして確立しようとする人類の長い間の努力です。
・このような「文明」を実現する方法として知られている唯一のものは、法の支配の確立です。(ここでいう法とは人間の作った法律のことではない。それは宗教よりも権力よりも上位のものである。それは愛情と真実に基づいたものである。それは祖先が残した伝統、慣習、そして過去の事例によって見つけるものである。この「法」に基づいて統治を行う以上、法律はどうあるべきか、統治はどうあるべきかを規定する。必然的にそれは制限された権力による統治となる。したがって、「設計された法」は「法」たりえない。倫理は発明されるものではなく、発見されるものである。)
人口密度の高い国家において、法の支配がなければ、恐怖の支配がそれに代わる他ありません。法の支配の正当性の根拠は、現行法のいかなる部分の変更も、体制に組み込まれた非暴力的手続きに従って行われることにあります。
・開かれた社会(自由な批判、意見を許す社会)においては、子供は、責任ある両親、それが不可能な場合には他の責任ある人物によって育てられる権利があたえられなければなりません。
子供は何らかの仕方で、その教育システムの中で、肉体的・知的・道徳的に可能な限りの成長を遂げさせられるべきです。
「子供の活動を罰するより激励せよ」とは、常に教師の座右の銘とすべきものです。 -
購入済み
次巻が待ち遠しい
かわぐちかいじさんの作品は、空母いぶきが初めてだったのですが、大変興味深い内容で続編の本編も続けて読んでいます。大国の中で日本の自衛隊がどう行動するのか、ということを考えさせてくれます。毎度ですが、次巻が待ち遠しいです。
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ネタバレ 購入済み
おお!!
前作の2国間の紛争よりもスケールが大きい今回では米ロとの緊張感が半端じゃない。前作では「結局自衛隊の勝ちでしょ」的展開が見え見えだったけど、さすがに今回はどうなるのか分からない分ドキドキしながら読んでます。外交戦にも注目だ!
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購入済み
おぉ!
空母いぶき最終巻と同時に新章開始とは!!(コミックスの話です)。
今度は前章よりも遠い場所が舞台なのでより現場での即応の様な場面が多々出てくるだろうと推察いたしますが、それに対する政治家の手腕も含めて非常に興味があります。作者はお体に気をつけて2巻3巻とどんどん出していただけますようお願いします!! -
購入済み
期待を裏切らない、早く2巻を
かわぐちかいじ先生、今作も期待を裏切らない面白さ。買って良かった。
米海軍の動きが不気味、愈々日本と敵対するのか?北極海の世界の利権、覇権争いに日本は巻き込まれ、さあどうなる?胸ワクワクです。 -
Posted by ブクログ
日本国憲法を紹介する各種書物によって、表現の違いがあるなんて知りませんでした。各章の見出しの見た目だけで、良い意味でも悪い意味でもだいぶ印象が変わると思いました。
著者の潮匡人さんが感じたと思われる憤りが、本書を読み進めるとひしひしと伝わってくるような気がします。
事実が書かれているので、日本人なら出来るだけ読んでおいた方がよい内容でした。ちょっと文章が難しいところがあるので、ゆっくり考えながら読む事をオススメします。
教科書について書かれてます。学校で教える教師はもっとひどいです。中学の授業参観で歴史の授業を見たときに、今はこんなに偏向した教え方をしているのか…とショックを受けました。
この本に書かれている事が、問題提起され、いろんな誤解を解いていくといいなぁと思います。
「あとがき」まで読み終えた時、潮さんのご家族に興味が湧きました!可能であれば潮さんのご先祖様からのお話し、物語風に書かれた本が出版されたら面白いかも。 -
Posted by ブクログ
元空自三佐による、保守の立場からの安全保障学。
この手の本は、どちらかの思想に凝り固まって、読めたものじゃない本も多いなかで、自分の考え方の立ち位置を認識した上で、いろんな有名な本からも情報などを引きながら「私は◯◯だから、こう考える」というふうに、比較的冷静に書かれてるので、考え方が違う人でも「読める」本になっている。前著が「わしズム」とかいう、読んだことないけど怪しげな(たぶん右派の)雑誌の連載をまとめたものだそうで、これもどうかなーとは思ってたけど、確かに保守の論調ではあるけどなかなか勉強になった。タイトルに「日本人が知らない」とか付けちゃうところがちょっと胡散臭いけど。
「高貴な安全保障」というのは自分なりに考えてみたい考え方ではあるなと思った。
安全保障の語源にさかのぼって考えたりっていうのも面白かった。
安全保障について考えるにあたって参考になりそうな著作が多く引かれているので、自分で安全保障について考えてみたいという人にも参考になります。
この著者の所属する岡崎研究所って、自分がよく読んでるネットのニュースサイトにも寄稿してるけど、保守系で、防衛についての民間対話とかもやってるんだな。政府間対話の前段階として結構大きな役割をになってるそうで、特に、海上連絡メカニズムなんかの話にも関わってたというのは興味がある。以前読んだ「日本の空をだれが守るのか」の著者は元空将で、その人も岡崎研究所の研究員だったと思うけど、こっちの方が冷静な書き方で内容的にも勉強になった感じがする。当たり前だけど、階級高い人の書いた本の方が出来が良いということでもないんだな。