日本人として読んでおきたい保守の名著

日本人として読んでおきたい保守の名著

679円 (税込)

3pt

4.2

「ネット保守」という言葉をよく聞くようになった。若い世代で「保守」を自認する人も増えている。また、時の政権のリベラルな政治姿勢に反発しているのかもしれない。とはいえ、保守陣営でも政策によって意見は分かれることがしばしばだ。論者によっては、日米関係重視を主張する人もいれば、反米を声高に唱える人もいる。「平成の開国」に賛成する人もいれば、TPP反対を叫ぶ人もいる。では、そもそも保守とは何か。深く考えたことがあるだろうか。本書は、「保守主義の父」と呼ばれるエドマンド・バーク『フランス革命についての省察』にはじまり、ハナ・アーレント『全体主義の起原』、カール・ポパー『開かれた社会とその敵』、ハイエク『隷属への道』など7人の名著を紹介し、保守の核心に迫る。「保守思想は垂直軸を持つが、リベラル陣営は水平次元でしか生きられない」と主張する著者による「保守主義」の入門書である。

...続きを読む

日本人として読んでおきたい保守の名著 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月18日

    10年ほど前に購入しました。世界の保守の名著がわかりやすく紹介されています。中川八洋の『保守主義の哲学』同様、保守思想の入門書として最適です。ただ、前書きにも書いてありましたが、名著の取捨選択は、一般人が入手可能か否かということもあり、取り上げられている名著が少ないです。その点だけ少し不満でした。保...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年05月10日

    バーク、トクヴィル、ハイエクなど、少なくとも、私は知らない学者(本書には、日本ではあまり知られていないとか書かれていた)が取り上げられていた。その内容を筆者なりにまとめたこの本は、読みやすく明快。今の政治状況を比べながら読んでも、色あせていないというか、今の様子を表しているようであった。
    特に、なる...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月17日

    筆者は早稲田、自衛隊、評論家と言った変はった経歴の方。「司馬史観と太平洋戦争」も面白かった。
    筆者の読書遍歴として読んだ。保守正統を歩まうと志してゐる方には最適の読書案内ではないか。
    それぞれの名著の警句がちりばめてある。
    巻末の引用は記憶に止めたい。

    THE SERENITY PRAYER
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    バークを読んだか?、と阿川弘之の息子で阿川佐和子の兄である弁護士阿川尚之は、若かりし頃、アメリカのジョージタウンロースクールに留学中にサマーアソシエーツで行った先のパートナー弁護士から尋ねられた。かくほどにアングロサクソンの知的エリートは、バークの思想を頭にしみこませているということか。

    0

    Posted by ブクログ 2015年01月04日

    エドマンド・バーク
    トクヴィル
    G・K・チェスタトン
    ハンナ・アーレント
    カール・R・ポパー
    F・A・ハイエク
    ラインホールド・ニーバー
    の代表的著作を紹介し,保守主義の2大原則である「自由」と「法の支配」とがどのように受け継がれてきたかを解説する書籍。

    各章の終わりに設けられた文献リストが便利。...続きを読む

    0
    ネタバレ

    ポパーの言葉

    mac
    2022年09月30日

    ・民主制とは、「民衆の支配」を意味します。信じ難いことかも知れませんが、この名前自体が重大な誤謬の源泉なのです。
     ここに、政治的義務より政治的権利を強調するという問題のすり換えがあるのです。
    そればかりか、生徒たちは、実際には彼らが支配など全然していないことに気づき、いわゆる「民主制」なるもの...続きを読む

    0

日本人として読んでおきたい保守の名著 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

PHP新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

潮匡人 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す