藤波ちなこのレビュー一覧
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購入済み
面白かったです!
一気に読んでしまいました。
こんなに胸が締め付けられられたストーリーははじめてかも
ぎゅんぎゅんと痛かったです本当に!
「初恋の爪痕」というタイトルが物語にあっていて凄くいいですね。 -
至高の作品
あまりにも胸が締め付けられるような展開が嗜好と合わない、という意味で評価が別れる作品なのは理解出来るけど、完成度と文章力は文句なしの星5なのは間違いない。
そして自分には人物も背景も雰囲気も丁寧な描写と展開の仕方もとにかく最高で何度も何度も読み返している。
胸が痛くなって、涙して、本当に素敵な作品。 -
購入済み
作者さん買いです
大好きな作者さんのお話のなかで1番胸に残る作品となりました。
途中切なくて胸が張り裂けそうになったけど、本当に読んでよかった。どの登場人物も最後は情が湧くような素敵な作品でした。 -
ネタバレ 購入済み
恐るべき妄執
なんとも凄まじき母親達の妄執…!子の為ならば我が命さえも惜しまず差し出したり、心中しようとしたり。
娘であるヒロインも一見健気ですが実はそんな母親に褒められたい、報いりたい、そして何より愛されいという切実で貪欲な渇望が、ああ…拗らせてるなぁ…と。皆あわれに思う程ただひたすらに愛されたい人たちで、素晴らしい歪みっぷりでした。
そんな中、ヒーローは比較的真面に思えました。好きな子に素直になれない典型というか。ヒーロー視点を読むと好感が増します。
時代設定である戦国時代特有の残忍さや生々しい描写は数あれど、蛍のくだりは胸が締め付けられるような切なさです。文章力、構成力の高い作者なので脳内イメー -
購入済み
面白かった
ユリアネが可哀想で涙がでた。
最後はまだハッピーエンドの入り口ですが、とりあえず良かった。
しかし、最悪の悪者が筆まめで良かった。これで誤解が解けなかったらどうなっていた事か。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々のヒットでした。
あとがきにあるように「身分違い」「すれ違い」「しがらみでかんじがらめ」「初恋をこじらせて無体を働くヒーロー」「愛人関係を強いられるヒロイン」と作者様の好きなモチーフが詰め込まれていますが、私も好きなモチーフです。
母親が愛人になっているとは知らず、母に会いに来たユリアネと出逢ったゲルハルト。
お互いの名前も身分も知らず、来年また会えると刺繍の約束をして別れ、そのあとは会えずじまい。
再会したときには、ゲルハルトは母親にそっくりなユリアネを憎んでて、凌辱しちゃいました。
このときは髪の色が違ったから、ゲルハルトはユリアネが過去に出逢っていた女の子だとは気付かなかったん -
Posted by ブクログ
途中までは、ヒーロー本気で最低だな・・・と思ってましたが、最後の方でうるっときてなんとなく許せる気に。
溜め込んだ憎しみや孤独感が噴き出していただけで、ユリアネが婚約者に嵌められそうになった時は公平で落ち着いた対応をしていたから、それが本来の彼の性質なんだろう。思えばゲルハルトも、両親から満足に愛情を注がれずに育った、寂しい子供だったんだよな・・・だから彼の所業が許されるというわけではないが、ユリアネが彼を慕う気持ちを捨てきれないのもなんとなくわかった。尊敬され慕われるのに、本当は値する人物なんでしょうな。
それと、個人的には、前侯爵の恋が結構衝撃だった。私が今まで読んだラノベの中では類を見 -
購入済み
さすがソーニャでした
しかし、ここまで地位や名誉、身分に振り回され魔女まで使い
人を殺し、貶め、嘘をつき次々と騙す作品も凄い
そんなところまで似なくてもといいたくなるくらい似ていた
妹とその母親
血は争えない -
購入済み
多幸感たっぷり
親が奔放であったために、あるいは、それが原因で、子どものことまで気が回らなくなってしまったために、1番多感な時期を誰に頼ることなく、悲嘆に暮れることも許されず成長したふたりの大団円でした。
責任感が強く、潔く、清廉なふたりだからこそ、貫けた愛があったのだと思います。
幸せな気持ちで読了しました✨ -
購入済み
上に立つ者の義務
権力があるということは、義務を果たさなければならない。
義務を果たしてくれる領主だから、領民は付いてきてくれる。
ヒーローは、嫌と言うほど思い知らされて生きてきたのだろう。
ヒロインは、辺境の地で暮らしていたので、これから母のした行いの影響を知り、報いていかなければならない。
親と子は別とは、現代の感覚で、やはり親の行いは子の人生に影響するし、子の行いは、親が責任を持たなければならない。
因果は巡る。
幼い頃、私が母によく言われたことのひとつに、「あなたがしたことは、良いことも悪いことも、あなたに返ってこなくても、あなたの身内に返ってくるかもしれない。だから、自分の行動には気をつけなさい」とい -
購入済み
エッチのシーンだけならおすすめ
エッチのシーンは、いやらしくてよかったのですが、主人公3人の歪んだ関係と性描写がメインで、導入部分と結末らしい結末のない、ストーリーとしては、不完全な印象を受けました。
ストーリーをもう少し膨らませて欲しいなとは思いましたが、濃いエッチなシーンだけ楽しみたいなら、ちょうどいい読み物かと思います。 -
購入済み
まあまあ
父親の愛人の娘ユリアネを憎み、怒りに任せて純潔を奪い、更には自らの愛人にし屈辱を与えるゲルハルト。幼い頃に出会っていた2人はお互い初恋同士。でも、ゲルハルトはユリアネに気がつかず、ユリアネだけが彼を慕っている。
周りはみんなユリアネに冷たい。ユリアネが可哀想過ぎて辛かった。良い子過ぎのきらいはあるけど、健気なヒロインは好き。
真実がわかった後、もっともっとゲルハルトは苦しめばいいと思ったわ。
本当のヤンデレは亡くなった公爵だったな。 -
ネタバレ
ヒロインが健気
父親の愛人の娘にヒーローが逆恨みをして、自分の愛人として囲うという話。
前半からずっとヒロインが理不尽な扱いを受けていて、それでも誰を恨むでもなく健気に頑張る姿に涙しました。
ヒロインの両親は本当に気の毒で自分だったら許せないと思いますが、それでも許してしまうヒロインはすごいです。
ヒーローの仕打ちが酷過ぎてどんなに反省しても足りないけれど、途中現れた外面の良い婚約者をバッサリ断罪する場面は格好良かったです。