安田夏菜のレビュー一覧
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オーディブルで聴読
同じ「生活保護」を題材とする小説であれば、中山七里の「護れなかった者たちへ」がダントツである。
この本は、子どもの目線から生活保護を見た作品で興味深かった。
虐待の連鎖、貧困の連鎖...
親から子へ連鎖されると言われるものは多くある。
「貧困」は誰のせいか?
親のせいである。
その責任を未来ある子どもたちが背負うべきではない。
義務教育の中でも、もっともっと社会福祉について早くから勉強させるべきだし、救いを求める人たちの窓口は日本は多いかもしれないが、必要な人に必要な情報は行き渡っているだろうか?
その制度からこぼれ落ちる人がいる。もしそれが子どもならば、学校教育が -
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女子高校生3人が山で遭難。1人は3ヶ月で山岳部を退部した美玖、登山は初めての亜里沙と由真。ロープウェイを使って登山口まで行き、3時間ほど歩いて山頂到着。同じ道を戻って3時ころにはロープウェイ駅に着き、夜7時には帰宅の予定だった。スムーズに山頂に到着した3人は、少し下ったところにある温泉に寄って行くことにするが…。
食料もお昼ごはんとオヤツくらいしか持っていない。スマホも圏外で連絡も取れないまま、遭難してしまう。救助されるまでの6日間を克明に描く。
遭難するという事は、こういうことなのだとよくわかる。3人それぞれの家庭の事情も上手く絡み合わせ、思っていたより読み応えがあった。
山で遭難しないた -
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学校に馴染めない中1の莉緒、転校することになったがやっぱり新しい学校も不安で家に閉じこもっている。
そんな莉緒のところに幽霊のレイさんがやってくる。
レイさんは自分が誰なのかわからないので成仏できない。
ふたりでレイさんが誰なのか探すことに。
しかし、心を通わすことができたレイさんを手放したくない気持ちも芽生える。
中1の不安定な心を複雑だった少し年上の幽霊の女の子が開いていく。
現実ではないから話せるってあるのだろう。自分の心との会話かもしれない。
莉緒は幽霊のレイさんから現実を直視することを教えてもらったのだろう。
口うるさいお母さんの姿にはちょっと耳が痛かった。 -
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ネタバレこの悩みについて、科学的に本質を追究するならば。
ミハイルは日露にルーツのある中学生。過去の出来事や兄のことから、できる限り目立たないように心掛けて生きている。ところがミックスルーツの転校生山口アビゲイル葉奈は、初日から虫好きてあることを公言して我が道を行く。ミハイルが目立たぬために所属していた電脳班しかない科学部に、彼女は生物班を復活させたことからミハイルは騒動に巻き込まれていく。
自分は何なのか。ミックスルーツでなくてもきっと誰しも考えたことがあるだろう。人は様々な違いを持つ。しかし生物学的分類でいうならば人は種に分けられない。みなホモ・サピエンスなのだ。
校長の出した問い掛け、科学 -
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課題図書。
天使のようなミハイルくんは、お母さんがロシア人でお父さんが日本人。
葉奈の考えた方がすごい。
人間には37兆個の細胞があり、ひとつ残らず24時間一致団結して働いている。古くなった細胞は次から次へと死んで新しい細胞に入れ替わる。2年くらいで全身の細胞が全て入れ替わる。
死んでも新しい細胞にわたし情報を伝えて、ずっとわたしがわたしのままでいるように、力を合わせて、必死で守ってくれている。
だから本人がシクシク泣いている場合ではない。
だから立ち直る!この37兆個の細胞にかけて。
研究。
ミジンコの心拍数を数える。
どうやって?
それが部活らしくて、研究チームらしくてとても良かった。
み