セカイを科学せよ!

セカイを科学せよ!

小説・文芸
1,265円 (税込)

6pt

灘中学校入試問題にも使われた、日本児童文学者協会賞受賞作『むこう岸』の安田夏菜、書き下ろし最新作!

藤堂ミハイル――堤中学二年。父は日本人、母はロシア人。髪は栗色、瞳は茶系でくっきりとした二重まぶた。そば屋でそばなんか食ってると、「まあっ、日本人みたいにおはし使ってる」と知らないおばさんに騒がれたりする。
山口アビゲイル葉奈――転校生。ルーツはアメリカと日本。モコモコとふくらんだカーリーヘア。肌の色は、ちょっとミルクの入ったコーヒー色。縦にも横にも大きい。日本生まれの日本育ちで、日本語しか話せない。好きなことは……。
すべてが規格外の転校生は、オタク的に「蟲」が大・大・大好き! カミキリムシ、カナヘビ、ワラジムシ、ハエトリグモ……!! 教室のあちこちから上がる悲鳴!!! クラスは騒然!!!!
ミハイルと葉奈、そして科学部の面々は、生物班の活動存続をかけ、学校に「科学的な取り組みの成果」を示さなければならないことになってしまった。ミックスルーツの中学生が繰り広げる、とってもコメディでバイオロジカルな日々をご覧ください!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文学の扉
  • タイトル
    :
    セカイを科学せよ!
  • タイトルID
    :
    1021539
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年10月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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セカイを科学せよ! のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これは名作。

    構成は、ほぼ完璧といっていいと思う。ミックスルーツの主人公、人との違い、人種、種。なぜしつこいほどに界門綱目科属種を繰り返してきたのか…最後の「種」の話に集約される。
    私たちは、「哺乳綱霊長目ヒト科ヒト属ホモ・サピエンス種」であり、かつてヒト属にいた北京原人・ジャワ原人・ネアンデルタール人は絶滅している。チンパンジー属は2種、オラウータン属は3種。DNA解析の結果、肌の違いがあろうが同じ種だということが科学的に証明されている。

    はなは我が道を行くタイプだけど、科学部電脳班の協力があったからこそ父の愛(たぶん)に気づいた訳だし、電子機器への偏見からも抜け出せた。
    ミハイルもはなも、交流し、理解することで世界が自分を深く理解し、解放していっている。

    「目立つのはしょうがない、人一倍非難されるのもしょうがない」とも取れることを言われて以来、目立たないように生きてきたミハイル。

    「偏見なんてなくならないんだから」「みんな悩んでることはあるよ」なんて、なんて意味のない言葉なのか。

    そして、愛や気持ちだけでは結果を残せない。目に見える形にして残せるのが科学。

    良質な多様性YA作品でした。

    0
    2022年07月20日

    Posted by ブクログ

    悩みなんて人それぞれ。悩みに大きいも小さいも関係ない。誰になんと思われようと蟲を愛で、自分の意見をきちんと言える葉奈ちゃんがかっこよかった。「わたしの37兆個の細胞はひとつ残らずわたしのために24時間一致団結して働いているんですよ。これに感動せずに何に感動するんですか!」「細胞が死んでも新しい細胞にわたし情報を伝えて、ずっとわたしがわたしのままでいられるように力を合わせてくれてるんだよ。こんなに必死に守ってもらってるのに、本人がシクシク泣いてる場合じゃないよね!」。という37兆個の細胞の話は私も胸に刻みたい。児童書だがとても良い本でした。見た目にとらわれず本質を見極めることの大切さを教えてもらった。ちょくちょく出てくるロシアの諺もなんだか可愛い。

    0
    2022年06月18日

    Posted by ブクログ

    ハーフまたはダブルと呼ばれてしまう主人公の生きづらさと、昆虫の科学的分類を引き合いに出す新しい観点に唸りました。青春物なのですが、綺麗事ではないのに、読後感はきれいでした。

    0
    2022年05月14日

    Posted by ブクログ

    理科部の生徒に読ませたい❗️深く考えさせられるところとお腹を抱えて笑ってしまうところと、本当にいい塩梅でした。小学生高学年でも十分わかる内容。大人から子どもまで幅広く読まれる作品。

    0
    2022年05月02日

    Posted by ブクログ

    いい!!コミカルにテンポよく進むのにテーマは今どき。キャラの濃い転入生の入部に始まり、終盤の校長先生からの提案によってなんちゃって科学部のメンバーたちに新しいセカイが広がった。山口さんの37兆個の細胞の持論がポジティブすぎてこれまたよし!

    0
    2022年04月24日

    Posted by ブクログ

    中学生の課題図書だったこちら。
    やはり良い内容。
    暗すぎず、悲劇でもなく
    泣かせる系じゃないのもいいよね。
    確かに課題図書にピッタリ。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    中学校の課題図書と言うことで読みました。
    とても読みやすかったです。

    いまだにミックスルーツを「ガイジン」と子供が呼ぶ箇所があり驚きました。
    私も子供の頃はそう呼んでいましたが、いつからか外国人や外国の人と呼ぶように訂正された記憶があります。ここ10年の話ではなく、もっと以前だと思うのですが...
    まだ、その言葉を使う人がいるって事ですかね...
    日本を離れて海外で生活する日本人たちが、そう呼ばれていたら悲しいなぁ。

    0
    2024年12月14日

    Posted by ブクログ

    小6息子の夏休み読書感想文のために下読み。
    ちょうど思春期を迎えた子どもに安心して与えられる内容だった。

    0
    2022年07月16日

    Posted by ブクログ

    令和四年度中学生課題図書。ミックスルーツの中学生が繰り広げる、中学校理科室でのバイオロジカルな日々。自分のルーツや周りの人種差別意識を考え、なかなか自分を出せない「藤堂ミハイル」が「蟲」に詳しい転校生「山口アビゲイル葉花」や科学電脳班の仲間たちと関わり、蟲のお世話をする中で、自分や周りの人について考えていく。

    世界には78億人の人がおり、いくつもの国に分かれて戦っている。日本には1億人が、クラスには35人がいるが、意見が違って揉めたりする。しかし、細胞は37兆個あるけど、一つ残らず私のために24時間一致団結して働いている。中学2年生くらいの成長期だと2年くらいで全身のすべての細胞が入れ替わるが、別の人間にはならない。それは自分のことを愛してくれてるから。
    葉花の「死んでも新しい細胞に私の情報を伝えてずっと私が私のままでいられるように力を合わせてくれているの。こんなに必死に守ってもらっているのに自分が泣いている場合じゃない。」という考え方が力強く素敵だと思った。

    14本足でせわしなく決まるワラジムシ。
    下から上にまぶたを閉じるカナヘビ。
    ぴょんぴょん跳ねるもふもふのハエトリグモ。
    心臓を高速で拍動させているミジンコ。
    これからも彼らは自分たちで考え、協力し、新しいことに挑戦しながら「科学」の本質を探求していくだろう。"犬が吠え、風が伝わるそれでもキャラバンは進む。(他人の言うことにとらわれるな。犬が吠えても風が吹いても、ただ前を見て進め。)"

    0
    2022年06月30日

    Posted by ブクログ

    2022中学生 課題図書。外国人に間違えられる見た目のせいで嫌な思いをした為、目立たないようにしている男の子のクラスに転校してきた、見た目がアフリカ系の葉奈。蟲に夢中の葉奈にクラスも科学部電脳班のメンバーも面食らうが、真っ直ぐな葉奈にだんだん考えが変わっていく。差別と区別は違う、そうだなぁ、この本面白かったなぁ。

    0
    2022年06月28日

セカイを科学せよ! の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文学の扉
  • タイトル
    :
    セカイを科学せよ!
  • タイトルID
    :
    1021539
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年10月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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