安田夏菜のレビュー一覧

  • 6days 遭難者たち

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    イッキ読みしてしまった。
    登山部顧問のトガちゃんは正しかった。
    そして今は亡きおじいちゃんありがとう!
    おじいちゃんに救われたと言っても過言じゃない。
    読み終わって、あなたは山に登りたいと思いますか?
    それとも登山は怖いからしたくないと思いますか?

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    2025年12月04日
  • むこう岸

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    ネタバレ

    Audibleにて。
    これも一つのタワマン文学と言えるのだろうか?
    生活保護受給家庭で母親と妹の世話に忙殺され将来に希望を持てない女の子。
    熾烈な中学受験を突破し、難関私立中学に入学したものの、ついていけずに転校した男の子。
    まったく環境の異なる二人が、ぶつかり合いながらもお互いの悩みを理解し、尊重しあっていく様が心に沁みる。

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    2025年09月23日
  • 6days 遭難者たち

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    ブク友の皆さんのレビューで読んでみたいなぁと思っていたら今年の推薦図書になってる!
    そして、カバーの新聞記事の日付は去年の今日…
    これは今日読まねば!と一気読み。

    まだまだ初心者向けの登山をメインに楽しんでいる私。
    仲間と一緒の登山では、隊長におんぶにだっこで、頼りっぱなし。
    でも、この本はどれだけ山を舐めると危険なのかがリアルに伝わってくる。

    低山ハイクでも高校生くらいの若い人達は軽装備だったり、ふざけて転落しそうになったりするのを見かける。
    若さ故になんとかなってしまうのだろうけれど、やはりこれから登山をしんでほしいからこそ、登山は危険と隣り合わせであることを知ってほしい。
    課題図書に

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    2025年08月19日
  • 6days 遭難者たち

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    久々の一気読み。「迷った時には苦しくても登れ。楽して下るとドツボだからな」の山岳部顧問の言葉が重い。高校生3人の道中の心の声がメインになってるので、ぶれず、濃く読めた。

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    2025年07月13日
  • むこう岸

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    ネタバレ

    登場人物皆それぞれ思い出したくないような過去を持っていてそれが自分以外に当てはまってしまってたから敵対視していたため、なかなかお互い理解し合えなくてもどかしかった。だけど、居場所が共通してたおかげでだんだんと互いのことを知ろうとしていた様子は今までの勘違いや偏見を見直すきっかけになっていたのでお互いのためになったなと思った。人それぞれ悩みがあってそれを当の本人ではない他者が理解するのは難しい。だけど問題を理解しようとする姿勢が一番大切なんだなと考えさせられる作品だった。読みやすさも込んで素晴らしい小説だと思った。

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    2025年07月13日
  • おはなしSDGs 貧困をなくそう みんなはアイスをなめている

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    児童文学でSDGsを学ぶおはなしSDGsシリーズの一冊。テーマは『貧困をなくそう』

    小学6年生の兄視点で話は進む。
    TVで飢餓の子どもを見た妹が「うちは貧乏じゃない」という。
    でもそうかな?
    給食費も払えないのに?

    絶対的貧困と相対的貧困について、子どもにも分かりやすい具体的なお話で描かれている。
    子どもが満足に食事が出来ない描写が辛くて、読みながら涙が出た。
    何度も「生活保護受けて!」と思った。

    大人が読んでいても、
    ①栄養の偏った貧しい食生活では逆に太っていく=太っている子が飢えていないわけではないこと。
    ②単にお金がないだけではなく、親の目が行き届かないため、虫歯や知識の習得困難な

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    2025年07月04日
  • むこう岸

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    フォロワーさんの感想を読んで、読みたいと思った本。読んでいくうち、この話、知ってる!となったので、調べてみたら何のことはない、ドラマで見てた

    ヤングケアラー、生活保護受給家庭、受験の親ハラ?、外国人‥。一冊に社会問題を詰め込んでいる。が、二人の目線で書いているため、わかりやすかった。

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    2025年07月03日
  • むこう岸

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    第59回日本児童文学者協会賞
    貧困ジャーナリズム大賞2019特別賞

    厳しい貧困生活の中にも希望が感じられる作品だった。
    生活保護に限らず、複雑でわかりにくい制度は多すぎる。
    知識がないことで損をするのが当たり前なことには納得がいかない。
    ヤングケアラーや学べる環境がなく学力が低い人にはより不利なのに、頼りになるはずのケースワーカーは不勉強で多忙で真摯な対応をしてくれない。
    憤りを感じる話だったけど、樹希が生活保護や支援を「施しではなく、社会からの投資」と知るところがとてもよかった。
    また、中学生の和真が「生活保護は権利なんだ」と樹希に言ってあげたのにも胸が熱くなった。
    和真の母親が生活保護に

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    2025年03月02日
  • むこう岸

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    超難関校で挫折した中学生の男の子と、ヤングケアラーの女の子の話。
    昨年NHKでドラマ化し、そのドラマが最近とある賞を受賞したそうで、読んでみた。
    とても、とてもよかった。静かで強い勇気をもらえた気がする。

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    2025年02月20日
  • セカイを科学せよ!

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    ネタバレ

    三十七兆個の細胞がこの感想を書いている今も、私のために協力して働いてるんだと思うと、胸がいっぱいになる。生きる気力が湧いてくるような物語。

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    2025年02月01日
  • 6days 遭難者たち

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    ネタバレ

    遭難の怖さと3人それぞれの力強さを感じた。
    みんなの心情の描写がすごく丁寧で、とても読みやすく、リアリティがあった。

    自分が山に登った経験があるからこそ、作中で危険な選択をしているのが分かってとてもハラハラしたが、そういう状況下では正常性バイアスが働いてしまうのもすごく分かった。

    登場する高校生3人それぞれが、いろんな思いを抱えていたが、遭難という生と死の狭間で生き抜くことで、正直な自分の気持ちと覚悟というのが強く滲み出ていたように感じた。

    トガちゃん優しい。
    由真もんは親が100悪い。それでも自分なりに考えているのがすごいし、そのタフな心が印象的だった。

    遭難することが分かりきってい

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    2025年01月17日
  • 6days 遭難者たち

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    3人の女子高生が山で遭難した!遭難から帰還までの6日間の物語です。恐怖や不安が文章からすごく伝わってきて実際に私も遭難したような焦りが出てきてしまいました…
     よくテレビ番組でもありますよね。このような遭難した出来事に基づいたドラマ。やっぱり、百聞は一見にしかずなのでテレビで見たほうが断然リアルですけど、文章でしか伝わらない何かがありました…

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    2024年12月17日
  • 6days 遭難者たち

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    児童文学とは思えないくらいのリアリティ。しかし、その中に10代の気持ちのゆらぎや心情が丁寧に書かれた作品でとても面白くグイグイ読めました。
    主人公ごとに視点が変わっていくのも良かったです。

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    2024年12月04日
  • むこう岸

    購入済み

    美しい国

    新自由主義が跋扈し、自己責任という言葉が国民の首を絞め始めて久しい。
    しかし、そろそろ限界か
    格差が分断を生み、今後は益々の治安悪化は否めない。
    苦難を抱える人が暮らしやすい社会は誰もが暮らしやすい。
    自分の分け前だけに執着する数%の人間から舵を取り戻すべきだ。

    #深い #泣ける #感動する

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    2024年11月03日
  • 6days 遭難者たち

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    膝を痛めるまで山に登っていた私。
    あまりにもリアルで怖い小説だった。
    本当にフィクションなのだろうかと思えるくらい。
    生と死は紙一重なんだと改めて思う。
    「冒険とは、死を覚悟して、そして生きて帰ることである」
    そう言った植村直己さんはマッキンリーで消息を絶った。
    「大自然の中に放りだされたわたしたちは、ただの小動物だった。水がなければ渇き、食料がなければ飢え、寒さに震え、闇におびえる。」
    低山だからと甘くみたのが悪いのか。いや私も同じような体験をしたから、深く共感する。ちょっとした判断の甘さが命取りになりかねないのだ。
    だからと言ってなにもしないのでは人生はつまらない。
    じいちゃんが言っていた

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    2024年10月22日
  • 6days 遭難者たち

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    267ページ
    1500円
    9月15日〜9月16日

    タイトルから6日間遭難することは想像できるのだが、1日目、2日目の焦燥感や3日目の絶望感など、リアルで続きが気になりすぎて一気読みしてしまった。過酷な環境でこそ人間の真価が問われたり、本当にやりたいことが見えたりするのだろう。日常では気づかないことを気づかせてくれる登山が描かれていたが、私は山には登りたくない。

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    2024年09月17日
  • むこう岸

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    生きる力をもらえる本だと思う。
    私も行政の仕事をしていたので、制度を利用するのは難しいし、知らないと損するというのは本当にそうだとわかる。

    助けが必要な人にどう届けるか、どうやったら適切に助けを求めることができるのか、いろいろと考えさせられるのに、読みやすく続きが気になるとてもよい本だと思う。

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    2024年09月05日
  • 6days 遭難者たち

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    一気に読み終えた

    それぞれの視点から書いたのって、すごい読みやすい!

    山岳救助の本を最近読んでたからか
    うわー、それは遭難するぞーとかって思いながら読んだ

    女子高生3人が、日帰り登山のはずが
    2人がソフトクリームだの温泉に行きたいだの言い出したために遭難
    下山ルートを変えちゃダメだー!
    救助隊だって登山計画書見て救助しに行くんだし…

    山を甘く見ちゃダメだ
    いくら日帰りだからと軽装もダメ

    登山は怖いわ

    私もよく、ジーンズで
    暑寒別岳登ったなぁ
    今となっちゃ、大反省

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    2024年08月24日
  • むこう岸

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    2024/08/21
    むこうぎしが何をさすのか。
    読んでみて、想像したこともない人たちの立場の人が実際にいる、ってこと。
    中学受験して私立に行った人には学習がわからず、教えてもらえもしない、学びたいのに学べない人のきもちはわからない。その逆も。
    しかし、話すことで関わることでその人の立場も知るようになる。知ることで考えるようになる。知りもしない世界ではなくなる。
    知ることの大切さを感じたように思う。

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    2024年08月21日
  • 6days 遭難者たち

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    遭難するとわかっているのに、遭難しないでと願わずにはいられない。スピード感があって一気に読んでしまった。

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    2024年07月10日