文月あつよのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
辻本さん最高
シリーズ4作目。今回はなんといっても辻本さん(還暦をすぎたいい男)が大活躍してくれてうれしい一冊だった。この人のしゃべり方(言葉遣い)とかふるまいはそんなに好きな感じでもないんだけど、なぜか愛嬌があって憎めなくて許したくなる。この辻本さんが弘に手を出すも、残念ながら未遂に終わってしまった。。。もちろん本作は弘と前原の恋愛話が主軸なのだから、未遂に終わってよいのだけれど、私は辻本さんになし崩しにされる弘が見たかった。。。今までのストーリーの流れや、弘の性格を考えたら、どんなことがあっても弘が辻本さんに流されてしまうはずはないのだけれど、やっぱりそんな弘を私は見たかった。そしてそのことで苦しむ前原を見たかった。かなうはずもない私の妄想が膨らむばかりの一冊となった。今後も辻本さんの活躍を願うばかりだ。
本作で好きだったやり取り:
【その一】弘が前原に対し、自分と前原の立場の違いから、今後も仕事上どうしても君には言えないことが出てくるだろうけれど、それについては許してほしいといい、それを理解する前原。どんなに愛し合っても仕事で馴れ合いたくはないと思う二人。またしても読んでて耳が痛かった。
【その二】弘が前原に対し、自分と前原が男同士で付き合っていることを、前原のお母さんに申し訳なく思うと言い、それに対し前原は、自分は弘の両親に申し訳なくは思わない、ただ生んでくれてありがとうって思う、と答える。前原かっこいいね!
4作目は前原と弘の嫉妬のしあいが楽しく、いいシーンがいろいろあって読んでよかった。 -
ネタバレ 購入済み
まぶしい
シリーズ3作目。今回は渇水と台風の問題が工場を襲う。シリーズ3作目、前原と弘の物語を引き続き読めるのがうれしいことには変わりはないけれど、工場に降りかかる問題⇒それに一丸となって立ち向かう、の流れに私がちょっと慣れてしまったところがあったのと、弘が前原に対して、完全に恋人としての感情を自覚してしまって、くっつく前の、くっついたようなくっついてないような緊張感が好みの私としては、少し寂しい気持ちになったので★4に。
今回弘は、今まで自分にとって前原との関係があくまで仕事上での前原とのつながりを前提としていて、単純に恋愛感情に基づくものではなかったのに、ここにきて、同僚という関係では満足できなくなってしまった自分に気づく。この辺の弘と前原のやり取りがぐっときた。そもそも仕事がなければ前原との関係なんて意味ないと思っていたと言い切った弘、なんか新鮮に感じた。ほんとここまで仕事にベクトルが向いてる受け最高。でも結局は弘自身にも恋愛感情が育ってしまったんだから、BLとしてはめでたしめでたしなんだけど、私としては少し寂しい。
それにしても前原と弘はほんと真面目でひたむきで努力をいとわない。こういうのは自分と違いすぎてまぶしくて、ほんといい。困難を前に誰かに安易に甘えることなく自分で何とかしようと懸命に立ち向かう。ほんと自分と違いすぎて読んでて耳が痛い。そしてエロ重視な私が今回もエロ以外の部分の方を楽しんで読めたのは自分でも意外だった。3作も続けて仕事ばかりしてる攻めと受けの話を読むなんて、このエロ脳の私が耐えられるのか、と思ったら耐えられるどころかすでに4作目もはやく読みたいと思ってしまっている。 -
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おもしろかった
シリーズ1作目。仕事に一生懸命な攻めと受けの組み合わせが好きなので本作を読んでみようと思ったのだが、仕事メインの話すぎて、薬品の話なんか出てきたらエロ重視のわたしは読み飛ばしてしまうんではないかと読む前にはちょっと不安もあったけれど、結局は、ほぼほぼ仕事の話でしめられているのに、世の中の理系全般まるでわからない私でも、小難しく感じられた単語も読み飛ばすことなく強くひきこまれて読んでしまった。作品全体に、この社会がいろんな人の仕事で成り立ってるんだなという爽やかさみたいなものが充満してて読んでて気持ちよかったし、尊敬しあえる相手と一緒に仕事できる幸せみたいなものも感じられて、くされリーマンの自分には眩しくて心が洗われた。要所要所で前原(攻め)と弘(受け)がくっつく前のぎりぎりの緊張感みたいなものも感じさせてくれて、自分でも意外なほど夢中で読んだ。エロもちゃんと盛り込まれてて、前原の強引な感じと、弘の迷いながら拒絶しながら結局行為に夢中になってる感じはすごくよかった。それにしてもまだ20代の二人が、今の職場に骨をうずめるような覚悟でいることが新鮮だったというか。自分は最初から転職することしか考えていなかったし、前原が同じ会社に30年後もいるつもりで話をしていること、そしてそれをごく当たり前のことのように考えていることが妙に感慨深かった。 はやく続編読みたいぐらいおもしろかったけど、★4にした理由:前原のセリフが時々BLのあるあるなセリフで私の好みじゃなかったり、弘のあえぐ感じが好みじゃなかったり、最初作品の文体みたいなものに慣れなくてちょっと違和感を感じたりなど非常に些細な理由。文体は読み進めると気にならなくはなった。こういった細かいことがひっかかったけど、お話はとてもおもしろいしとても好きな二人。
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Posted by ブクログ
シリーズ物は開始巻または、最終巻のみの登録にしようと思ってたのですが、ガッツリこのシリーズに嵌ってしまってたので、早く次!という願いを込めて最新刊のレビューも書きます。
最新刊といっても、このシリーズ第6巻が出たのは2009年です。
2010年には7を執筆中という情報があったらしいのですが、その後全く流れてきません。いくら何でも時間がかかり過ぎ、、、もしかしたらこのまま出ない??とかなり心配しています。
7で最終巻、、という予定ですから、ここはどうしても頑張ってもらいたい。
6巻でまいた種がまだ刈り取られていないのです。あっちもこっちも、、、
それまで比較的1巻で何とか収まりがつく感じでシリーズが進んでたのに、ここに来て撒きっぱなしの種だらけ、、、これはきっと一気に最終巻になだれ込む流れでしょう!?ってとこで、執筆ストップじゃファンが焦れて暴れそうです。
話を作るのがとても上手い作者さんだと思います。
専門用語がうるさくない。
臨場感があるので、普段接することのない人達の日常に、自分が日常としてすんなり入り込める舞台。
そこにさりげなく挿入された愛情、BLのお約束。
更に濡れ場が綺麗です。「麗しい」という意味の綺麗ではなく、濡れ場の入れ方、表現の加減がとても素直で綺麗なのです。
1冊の中にいろんなエピソードががんがん詰め込まれているわけでないです。
1つの事件に連鎖して起こる事を、しっかり受けて何とか解決していって、しっかり愛情を確かめてまた日常に立ち向かっていく、、そんな話の積み重ねで巻が進んでいきます。
いろんな問題があっても、キャラがいつも前向きだし、基本2人は想いあってるしで、安心して問題解決まで読んでいけます。毎回どこかにあるお笑い場面ではつい声をあげて笑っちゃって、そうだよねー、どんなに落ち込んでてもこうやって笑える場面があるのが、生きてるってことだよねー、、なんて、素直にほっとできます。
「男の子たち」以外のBLを読みたい人には、ぜひお勧めしたいと思います。
ところで、それなりの歳の主人公の話をBLで括るのもどうかなぁってことを以前書いたのですが、MLって言葉もあるんですね。
今回このシリーズの最新刊を探そうと、あちこちサイトをまわっていて見つけました。(というわけで、カテゴリをBL ,MLにしてみました。MLだけだと mailing listとか Meta-Languageの略になっちゃう?という余計な心配したので、BLとひとくくりに、、) -
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シリーズ始まって初苦戦!
ISOなんて私の人生に直に接する機会もないのに本作読んでかなり色々勉強になちました(注:ただし既に記憶にございません。汗)。「ガッツリ仕事とドップリ恋」に生きる男たちを描いている本作、もちろん分かって読んでいますが、、今回のISOに関してはちょっと頭から湯気で正直キツかったな〜。読み飛ばして後々話が見えなくなるのもイヤなので頑張りましたが。。そしてその難関ISO取得に向けての見解の相違や突然の前原・父の登場で弘と前原がギクシャク。。が、仕事で方向性が食い違って距離を置いたり2人の関係がバレて思い悩む(弘だけだけど)、山や谷がありつつ離れている時間にお互いを想う気持ちが着々と募って愛がしっかり育まれてます。今作で弘と前原の間に仕事と恋愛双方において確固たる信頼が根を張ってお互いを尊敬の念を持って尊重し合えるまでに至った感じです。前原の性的な暴走っぷりはもお恒例のお約束でしたが(笑)