二宮悦巳のレビュー一覧
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ノーモアベットの曲者社長と頼れる先輩あっさんのスピンオフ。
ノーモアベットはこれのための前哨戦? という感じで今作の方が好みでした。
懐かない猫である雪と、そんな彼に執着にも似た深い愛情をそそぐ藤堂社長。家族との関わりを軸に、螺旋を描くように彼らの想いが長い長い時間をかけて絡み合っていく様にぐっと引き込まれました。
なんというか、off you goに文章のトーンが似てる気がします。
巧みにするすると引き込まれる人間模様とドラマ、行き来する過去と現在。
ただのイチャイチャのエロではなく、感情にぐっと深く迫る描写の深さと濃密さ、魅せるドラマとしてのめり込ませてくれるお話でした。
ノーモアベット -
Posted by ブクログ
もう完結なのだろうか・・?でも別にそういう感じで終わってもないし…と思いながら待ってました!待ってた!新刊を!!マジで!
龍兄・明信の「花屋の店番」と、勇太・真弓の「子供はわかっちゃくれない」と大河・秀というか秀がふらふらしているだけのような…な「大人のおつかい」の3編+初回限定ペーパーSS。
竜頭町には変わらない空気が流れていて、どれもよかったです。
菅野さんは秀を「前はあまり理解できずに書いていた」とのことですが、理解された結果キャラが立ってきたのかなんなのか…今までで一番宇宙人っぽかったかつ人間臭かった気がする。
まゆたんの話は、もっと同世代に近いときに読みたかったなぁ、と思わんで -
Posted by ブクログ
十二の厄災がどういう因縁だったのかということが、今回明らかになりました。
ご先祖様の二人が切ない!きゅーんとさせられました。子供から年頃へと成長して、いつしか強い絆で結ばれあった白夜と成鷹です。
二人で同じ運命を生きることはできる。
強い決意が感じられる言葉ですね。しかし、まさかこの後代々受け継がれることになるとは思わなかったはず。
…まあ、子孫がいる、という事実もよく考えれば違和感。まだまだ重大な何かがあるようです。
結局、第3の厄災はまだなんですよね~ドキドキする。
2冊に1回のペースになるとか?それとも十二全部あるとは限らないのでしょうか…
しかも、はっと気付いた(遅い)のは、まだ全然