二宮悦巳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ母譲りの美貌で、男女問わず、手玉に取ってきた珠希。
男癖の悪い母親に呆れて、勝手に家を出た珠希は、ボロアパートに一人暮らしをしていて、生活がかかっていたのだ。けれど、決して売春をしているわけでなく、恋人にちょっとしたお小遣いや食事をおごってもらう程度だった。
そんな珠希がバイトしているコンビニに、まったくコンビニ慣れしてないサラリーマン・杏藤がやってきた。彼は、店員として当たり前の接客をしただけなのに、どういう訳だか、すっかり珠希のことを気に入ってしまったようで、ついには珠希に告白してくる。
当然、珠希はそんな変なやつ、お断りするつもり満々だったが、彼が大企業の御曹司だと知り、付き合いを始めることにした。
けれど、超がつくほどの箱入りであった杏藤は、信じられないほど純粋で、珠希もいつもの調子が出せない。
汚れきった自分を優しいと言い、大切なもののように扱ってくれる杏藤に次第に珠希も惹かれていく……
という話でした。
なんというか、早々に家を出ざるを得なかった珠希は、かなりすれてしまっていて、恋だとか愛だとかを信じるつもりもまったくなくて。
一時しのぎだと思っているから、適当な付き合いをして、適当に別れてきたけれど、まったくそうではない杏藤と付き合ううちに、大切にされることの喜びを覚えて、次第に杏藤に惹かれていく、という話でした。
まぁ、あらすじだけはこんな感じなんですが。
珠希が変わっていく過程の中で、珠希が珠希の母親に自分の本音をさらけ出して、ぶつかり合って、ぎこちなく再び二人の間の距離を作り直す描写があるんですが。
なんていうか、そういうところがこの小説はすごいなー……と感じました。
二人だけの恋愛話じゃなくて、周りがいるからこそ、その二人がいるわけなので、例え恋愛が原因であっても、その人が変わり始めると、それが回りに影響を及ぼすのは当然のことなんだけど、それをなかなか当然にかけている小説はあんまりないので、すごいなー……と思いました。
そんな感じで、思春期のすっぱさも閉じ込めた優しい小説なので、ちょっと苦いけど甘い小説が読みたい方にはぜひ、オススメです。 -
Posted by ブクログ
主人公の幼馴染×童貞ポルノ小説家
25歳、キスも未経験。童貞でありながら、ポルノ小説を書いてくらしている主人公。恋心を抱きながらも伝えることのできない相手をモデルにして、ハードな小説を執筆しているが、離れていた故郷に帰省したところ「おかえり」と優しく迎えられて帰るつもりもない故郷に戻ってくるハメになる。
しかし、職業は相手に知られるわけにはいかない…。
…必死で隠していますが、お約束の「相手はとっくに知っている」というパターンです。
タイトルがちょっと手にとるのを躊躇させますが、内容は特にドギツイものではありません。
むしろ、主人公がヌケているというかテンポのズレた男性なので、キツくなりようがないというか。
文章もするすると読めて楽しかったです。
特に最後、主人公がよっぱらって「物事に対する考え方」を語るシーンがあるのですが、心に響いてきます。
特に日々テキトーにすごしてきている自分としては、ぐっさりきました。いい意味でね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「スラムフィッシュ」の続編です。
煮え切らない、甲斐とリー・リンがすっげぇ、ウザイ……。
でも、最初この本、読んだのって中学生くらいで……今になってそのときわからなかったいろいろがわかってきたような気もする……(苦笑)
皆、皆が、精神的世界が複雑すぎてわっかんねぇんだよっ!!(爆)
おまけに、私、最初の一回は恐ろしいくらい、さらーっと読み飛ばしてしまう人なので……(殴)
というわけで、難しい精神世界がお好きな人はどーぞ♡
僕、そこまで精神的マゾヒスティックじゃないんで……
点数的には70点かな。
そろそろ、物語的に煮え切らなくなってきた……(爆) -
Posted by ブクログ
ネタバレ終わっちゃったよー。
この話、すっごく好きだったから、終わっちゃってすごく哀しかったです……。
でも、もう1回読み直してみて、ようやく。
これでラストでいいんだ……ってことがようやくわかった。
何で、那智が最後にあんなことしたのか、よくわからなかったんだけど……。
結局、あれでよかったんだろうね。うん、きっと。
本当の正解なんて何処にもないんだ。
とも、思うよ。
それにしても那智……そんなことやっちゃってたのか……。
私の読解力が、いかに昔はいまひとつだったのか、今になってよくわかる……(汗)
点数的には70点……。
低いのは、番外編でもいいから、ついうっかり続きを期待してしまうから。