あらすじ
二十五歳にしてキスさえ未経験の童貞、職業・ポルノ作家の弘文は、所用で帰郷したはずみで幼馴染みの柊一に再会。七年前、ずっと片想いしていた柊一を諦めるため故郷を離れた弘文。しかし穏やかに優しい声で「お帰り」と言われて、封じていた想いがあふれ出す。そんな弘文の想いになど気づく気配すらない柊一は、引っ込み思案で真面目な弘文を何かにつけて気にかけてくれるのだが…。ある日、担当編集と体位の実践をしているところを柊一に見られてしまい――。
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二人共可愛い
攻め、受け
両方の目線で書かれてて、お互いにそれぞれ悩みながらも寄り添っていくのが良かったです。
担当編集者の倉重さんがちょい役だけど
面白くて良い人でした
Posted by ブクログ
王道中の王道BL。ノンケ×ノンケなのかな?分からない。
十数年来の幼馴染の二人が恋を成就させるお話。二十歳を越えていい年した二人なんだけど初々しくてキュンとする。
二宮悦巳さんのイラストも初々しい二人が可愛く描かれていて良かった。
Posted by ブクログ
ネタバレですが、最初から弘文がポルノ小説家だってばれててそれをいて欲しいがために知っている事を隠す処からきゅんと来ました。
終始胸キュン要素があって、担当の人と柊ちゃんと三人鉢合わせになった後のとこも、もしかしたらまた何も言わずいなくなるかもって危惧したときの表現とか胸が締め付けられました。
Posted by ブクログ
二宮さんの挿絵に魅かれて購入
さっくり読めそうだし期待せずに読んだんだけど、うっかり萌えました!!
内気で真面目な受けが可愛くて可愛くて…!
始終きゅんきゅんさせられっぱなしでした~
王道バンザイですw
Posted by ブクログ
幼なじみの再会もの。王道パターンだし、ネタも出尽くしてさほど目新しさもないジャンルだけど、タイトルに惹かれて手にとって、読み始めたら文句なしの面白さでした。
海野センセすばらしい。
25歳でポルノ作家の弘文は大学進学を機に上京して以来、7年ぶりに帰郷してずーっと好きだった幼なじみの柊一と再会します。
弘文がポルノ作家になったいきさつが、悲壮感ありながらもちょっととぼけていて、彼の性格が浮き彫りになってます。DTなのに知ったかぶりで一生懸命エロシーンを書いていたりするので、弘文は恥ずかしくて柊一にはもちろん、誰にもポルノ作家であることを打ち明けられません。しかも、こっそり柊一がモデルだったりするのでよけいに後ろめたかったりするのです。
柊一の店の常連に、原稿取りに来た編集の倉重が借金取りだと勘違いされて心配されたりとか、夏なのに雪景色のように寒い締め切り直前の画面とか、仕事に関するネタが笑えます。BL作家さんともカブるかんじで、執筆中の苦労が生々しく伝わってきます。
いい男の編集倉重さん、いろいろ誤解されて大変です。でも、仕事熱心で性格もよさそう…
二人の視点で交互にうまく描かれているので、相手に対する心情がわかりやすくなっています。さらに回想シーンも入っているので過去の二人の関係がしっかり把握できるのもいいところ。かわいい回想シーンに胸がキューンとなっちゃいます。
このシーンがいいので、現在の二人がくっつくことを願わずにはいられなくなるんです。
DTでエロ作品を書いている弘文の苦労には、同情したり笑わせられたり、ストーリー展開で飽きることありません。
そして、そんな一途でせつない弘文の気持ちに柊一がいつ応えるのか、興味津々期待でどんどん胸ふくらんだところで…とても萌えな展開が用意されています。
Hシーンは多くないんですが、ポルノ作家で柊一相手にした妄想作品書いてるから萌えポイントは大量。これは弘文じゃなく、海野センセの手腕を大いに感じさせます。
「お前、俺のことが好きなんだな」のキメゼリフ、笑いながらも腰砕けです…ありがちな俺様攻の名セリフ!ドッキューンときました。
「秘密の私小説」は初H後の二人の話。弘文の仕事とプライベートの混同をおそれる気持ちと、ちょっとした嫉妬が、王道ながら面白いです。DTだったのに色気も充分そうな弘文と、期待どおりにどエロな柊一のその後も読みたくなります。続き、プリーズ。
途中まで最高だったのに
前半は100点超えの素晴らしさ。
ただ後半にでてくる、アキ(攻めの母方?のいとこ)がうざすぎる。
攻めも攻めで、なぜ恋人よりも従妹を優先する? 従妹のお願いは突っ撥ねて受けを大事にして欲しかった。
登場から退場まで漏れなく嫌われる要素満点の女だった。ああいうのは、攻めか受けどっちかがもっとガツンと言って痛い目にあって欲しい。
ぽわわ〜ん
初めての作家さん、めちゃ癒やされましたぁ。弘文の、ともするとイラっとするほどの鈍さも絶妙な按配で可愛いなと思える範疇。言葉足らずでやや無骨な柊一もツンツンまでいかずこれまたイイ按配で男っぽく魅力的。7年ブランクがあった設定は意味があったか若干疑問ではありますが、「親友に片恋=報われない悲恋」がうまーく描かれてて、柊一目線でも書かれてるのでおおよそ無体な事にはならない予想がつくのにイチイチ弘文に同調して切なくなっちゃいました。大きな波乱や過剰なドラマティックさはないですがじんわりと温かい何かが流れ込んでくるよーな可愛らしいお話でした。
Posted by ブクログ
幼馴染もので、経験値ゼロのくせにそんな作品を書いてる青年が受け。
弘文くんは性格的にもそういった職に就いてるのが意外な感じなんだけど、そこに至った過程を聞いたらすごく「らしいな」という…自分にできる事を全力でやるのは実は難しいことだし、「いい男」って柊一が言うのも納得です。
柊一はそんな弘文の最大の理解者なんだけど、肝心なところで外しちゃったり。
微笑ましくて可愛らしい作品だと思いました。「純情」成分が圧倒的!(笑)
Posted by ブクログ
作者じゃないけれど、王道バンザイ!です。弘文の超内向性格も、パターン上等の、ストーリーも、全部OK!です。さすが海野幸。弘文と柊一のグルグルする胸の内には何度も大笑いさせてもらいました。編集の倉重氏の、喋ると少し残念なキャラも良いです。読み終わってスッキリしました(^ ^)。
Posted by ブクログ
面白かった〜!!王道大好きです。しかも受けが健気一途いじらしい…!萌えツボすぎる。あの性格で、よく東京で生活できてたな〜と思うほど大人しすぎるけど、でもただそれだけじゃなく、ちゃんと芯の強さを持ってるのがいい。そんな彼の性格を全部わかってて受け止めてくれる柊一がまたかっこいい!人と関わることが苦手で、そういう仕事も無理だと早々に判断して小説を書きはじめ、それを本当に仕事にしてしまうっていう弘文すごい(笑)でもジャンルがポルノになってしまった経緯はまぬけ(笑)
Posted by ブクログ
思いがけずポルノ小説家になってしまった受が、ずっと好きだった攻にそれを隠そうとすることから起こる誤解とその顛末。
普通に楽しく読めました。ただおろおろワタワタする受に対して、早々に両視点で攻の心境がわかってしまうのでその点での物足りなさはありました。また、受の極端な自信のなさは可愛いと言えなくもないかもしれませんが、それ以外の長所については攻の言葉でしか表されていないので、魅力不足なところも。攻視点での子供時代のエピの受はとーっても可愛かったので、それが現在の受にも生かされていればもっと好感を持てたと思う。攻は最初から最後まで男前でした。
Posted by ブクログ
ストーリーも幼馴染というシチュエーションもベッタベタの王道。作家さんが後書きで述べている通り、ラストの想像がついてしまう。で、想像通りのエンディングを迎えるとカタルシスを感じてしまうっていう。すごくわかる。そういうストーリー読みたい時って、絶対にある。疲れている時とか。これも、本当に期待を裏切らない、気持ちのよいハッピーエンドです。
Posted by ブクログ
主人公の幼馴染×童貞ポルノ小説家
25歳、キスも未経験。童貞でありながら、ポルノ小説を書いてくらしている主人公。恋心を抱きながらも伝えることのできない相手をモデルにして、ハードな小説を執筆しているが、離れていた故郷に帰省したところ「おかえり」と優しく迎えられて帰るつもりもない故郷に戻ってくるハメになる。
しかし、職業は相手に知られるわけにはいかない…。
…必死で隠していますが、お約束の「相手はとっくに知っている」というパターンです。
タイトルがちょっと手にとるのを躊躇させますが、内容は特にドギツイものではありません。
むしろ、主人公がヌケているというかテンポのズレた男性なので、キツくなりようがないというか。
文章もするすると読めて楽しかったです。
特に最後、主人公がよっぱらって「物事に対する考え方」を語るシーンがあるのですが、心に響いてきます。
特に日々テキトーにすごしてきている自分としては、ぐっさりきました。いい意味でね。
Posted by ブクログ
題名が買うのを躊躇させました。あまりに生々しい。
内容は幼なじみの柊一に弘文がずっと片思いをしていて、大学は故郷を離れて東京に出て二度と故郷へ戻らぬつもりが、うっかり帰郷した時に駅でうっかり柊一に出会い「お帰り」と言われただけでそのまま帰れなくなっしまったという。。。
弘文は25歳で童貞でそしてポルノ作家なのです。
本人はやっと発売になった自分の作品がポルノ小説のコーナーに売っていたのを見て驚愕した様ですけれど(笑)
柊一は父親と小料理屋をやっている愛想は無いけれど男前です。
弘文を心配して食事に来る様に誘います。
帰り際、タッパーにお土産の煮物なんか入れて持たせたり☆
肩肘張らずにさらさらと読めるお話でした。
疲れている時などいいかもしれませんね♫〜
Posted by ブクログ
この人のは二作目かなあ?
キャラクターに結構魅力有り。
受が健気で胸キュンあって・・・
ちょっと疲れててやさぐれた気分の時に読みたいBLってこういうのだわ。
あまり重要人物でもないけど、担当の倉重さんがいい感じだわ。