山田ズーニーのレビュー一覧
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モーニング娘。のオーディション番組でのワンシーンは特に興味深かった。その番組を見ている側は俯瞰して見ているため、チャンスがあることに気付けるし、チャンスを掴むべきだと感じ取れる。だから、彼女らに憤りを感じてしまう。でも、当人たちはチャンスがあることにすら気付けていない。だから、うまく反応できずどう立ち回ったらいいのかも分からなくなってしまう。
こういう場面はドラマや映画でもよく描かれている気がする。
ただイライラしながら見るのではなく、もう一歩踏み込んでみるとまた景色が変わるのかもしれないと思った。
その他にもいろいろなポイントで言葉が沁み入ってきた。
定期的に読み返したくなる本だった。 -
Posted by ブクログ
本の内容は山田ズーニーさんの“「働きたくない」といううあなたへ“のコラムに対して、読者がおたよりで呼応するかたちではじまり、“働くこと“についてズーニーさんが、寄せられた読者の声で深く考察していくというもの。
社会人経験20年越えの私が長年ふわふわと感じていた気持ちを代弁してくれているような、共感を越えて、思いを明確化していただいたことに感謝が芽生えた一冊です。
“「仕事」は、あなたと「社会」をつなぐ「へその緒」になる。“
“たくさんの方の「ありがとう、頑張ってね」の言葉を背に、今、活動できています。うまく言えないのですが、全力でやって、自分とも周囲とも本気で向き合って初めて何かを得られるのだと思います。それなりの仕事をそれなりにする、それもいいでしょう。でも、そこからは何も得られない。1日のほとんどを持っていかれる仕事に、それはもったいないような気がするのです。“
“私は、経済基盤のすべてを他人に預けている状態は、人生を他人に預けているのと同じだと感じていて、それって自分の人生なのかしら?と思っています。なんというか、自分の人生を自分で受け止める、その自信というか、そういう物は自分の稼ぎで生きていける基盤があることが重要な気がするんです。“
“体は熱を作り出して動き、気持ちは熱を伝え合って動きます。そしてその熱は、与えあって増幅するものだと気付かずにはいられません。社会から温めてもらうには自分が社会を温めようという気持ちが必要なのだと働く中で気付きました。人と人も、企業と人も、温めあうことで互いに活性化する。温めてもらうことだけ求めれば、その人は熱を奪う存在となってしまいます。発熱することを止めた体を温めるのはまるで死体を温めるようなもので、そうそう温まるものではないのは確か。温めてもらうには自ら発熱し続けるしかなく、発熱し続けるためには歩き続けるしかない。“
ズーニーさんのコラムも、寄せられた声の主の方々も、働くことについてしっかりと向き合い、持っている言葉の深さと重みに感銘を受けました。
良くも悪くも経験を積んで、仕事に対しての自分語りもなんだか気恥ずかしくて、働く意味について『生活のためだよ』なんてつい言ってしまうんですが、こちらを読んで、働くことについてもっと熱く語れる自分でありたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
伝えなきゃ、伝わらない。
わかってもらえないと思うとき、落ちこんだり、相手を恨んだりする前に、2つ自問してみよう。分かってもらうために、自分はどんな事をしてきたか?自分は人のことを分かろうとしてきたか?
自分というメディアを知って、自分にしか言えないことを伝えることが大切。
「自分の聞いてもらいたいことを聞いてもらえるメディアになる。」ということが大切。
自分の偽らざる内面のうち、どの面を見せ、謳っていくかだと思う。
「メディア力」を作るものは、時代性とか、運とか、どうにもならないものもある。だが、自分の営みによって結果的に形成されていくものがほとんど。
日頃の立ち振る舞い・ファッション・表情。人への接し方、周囲への貢献度、実績。何を目指し、どう生きているか、それをどう伝えているか?それら全ての積み重ねが、周囲の人の中にあなたの印象を形づくり、評判をつくり、ふたたび「メディア力」として舞い戻っていく。動きやすくするのも、にくくするのも自分次第。
「これはこうだ」と結論で通じあえなくても、「これはどうなんだろう?」なら通じあえる。魅力ある「問い」であれば相手を巻き込める。
正論を言うとき、自分の目線は、必ず相手より高くなっている。
自分の身の丈を超えた物言いは、自分というメディアの価値を下げる
言葉は、相手から見た意味を考える。自分が思っている意味の言葉は相手から見るとそうではない!!
まず相手の問いを受ける。意見を共有するのは難してくても、「問い」なら共有でき、信頼感も増す。
発言の根っこには、その人を発言に向かわせている動機・想いがある。これを「根本思想」という。
根本思想は言葉の製造元。だから、根本思想に着目すれば相手の発言のあっちをつまみ、こっちにこだわり、とするよりも、ずっと的確に相手を理解できる。
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ネタバレ
中学や高校時代に、
授業中に思わず前のめりになるような、
おもしろい話しをする先生に出会った経験は、
誰にでもあると思う。
ズーニーさんの本を読んでると、
その感覚に近いものを呼び覚まされる。
久しぶりの感覚。
なんかの「心の奥のボタン」が押され、
新しい感覚が芽生えるというか…。
「なぜ」が小論文の核心。
小論文とか何か?の問いの答えの最大公約数。
「なぜ」は小論文のはじまり。
「なぜ」を考え、「なぜ」を書く。
小論文と書くから固く聞こえるが、
結局は、
文章を書くことは、発信すること。
意見を。考えを。
自分の根本思想。
「根本思想」を深く掘り下げ、
分け入って分け入って「自分の核」を見いだす。
これだ。
104ページの根本思想の章は、心に響く。
引用
想いに忠実であること
文章で大切なのは、自分の根っこにある気持ちや生き方にうそをつかないことだ。
嘘をつけばバレる。言い切れないから。
文章は、この点で甘くない。自分の生き方にうそのない文章を書くことは、実は最も有利な戦略なのだ。
*
「考える」
自分の頭で、本気で「考える」
これをやっていない人が多く、そう言う人の文章は、何も伝わって来ない。との事。
確かに。
この「考える」を、本気でやり切っているか?
出し切っているか?
迫ってくる。
多角的に考える、問題を多角的に見る方法
これも参考になったので、ここに書き留める。
1.自分の体験、見聞を洗い出す
2.必要な基礎知識を調べる
3.具体的事例を見る
4.別の立場から見る
5.海外と比較して見る
6.歴史を押さえる(背景)
7.スペシャリストの視点を知る
本書は、
生きる戦略の本でもある。ビジネス社会で、上司を説得するとか。部下を導くとか。
にしても、
ズーニーさんにすっかり魅了されてしまった。
小説も書いてみて欲しいなぁ。とも思った。
ちょっと探してみても見当たらない…。
あるのかなぁ?
僕らの人生は、常にリハーサルであり、本番だ。
本番ばかりを意識すると緊張したり、臆したりで前に進めない。
逆にリハーサル気分で、本気にならないと勝負にならない。
リハーサルの気持ちで、
バンバン練習のような挑戦をし、本番の生きる。
僕らは、どこまで行っても途中。
一瞬、「できた」完成、達成感を味わうこともある。でも、ほんの束の間。
やっぱり、基本、途中を生きている。
読んでいて、
そんなことを感じさせてもらいました。
その他、上司への説得文、お願い文、議事録、ビジネスメール、お詫びのメールの書き方など、
実践的な内容もわかりやすく書いてある。
とてもわかりやすい。さすが小論文のプロ。
生きる上で、
文章を書く場面は、誰にでもある。
SNSもそう、ビジネスもそう。
だから、誰もが、読んだ方が良い。
伝えることを学べるから、
上手に話すことにも繋がると思う。 -
Posted by ブクログ
良書 人に何かを伝えることのむずかしさが実感されます。本当に人に何かを伝えることは非常に難しいことだと思います。
「壁にぶち当たったとき、希望も近づいている」、そうなれば、その人がいたら、きれいごとではなく、希望はすぐそこまでにきている。と表現しています。
巻末には、本書は、「自由を勝ち取るための戦い」の記録とある。
「通じない」にであったことは、幸運なこととして、自分のコミュニケーションの方法を今一度振り返り、本書をもとに、見直してみるもよいと感じました。
気になったのは以下です。
■プロローグ
・何を言うかよりも、だれが言うかが雄弁なときがる。
ついに宇宙とコンタクト これを、日経新聞がいくのと、東京スポーツがいうのではかなりちがう。同じことをいっていても、違う意味に見えてしまう。
・あなたを、信頼のおける人だと思っている相手なら、少々言葉がたりなくても、通じる。しかし、あなたのことそうは思っていない相手だとしたら、あなたが、ねえねえと話しかけた時点で相手は、よくないことだと警戒し、フィルターをかけて聞くだろう。もし、疑われているとしたら、何をいってもダメ、信頼回復が先だ。
・どうしても、自分では太刀打ちできないことなら、自分に代わって、相手が信頼している人間うぃ語らせるという奥の手だってある。
・想いが通じる5つの基礎とは
①自分のメディア力を上げる どうしたら、あなたという人間への信頼・共感をたかめながら相手に言いたいことを伝えるか
②相手にとっての意味を考える あなたの話は相手にとって、どんな意味があるのだろう。人は自分に関係ない、意味のない話はなかなか聞こうとしないものだ。
③自分が一番言いたいことをはっきりさせる 言いたいことはあるんだければ、自分でもはっきりしない という状態で切り出すと相手までもやもやさせてしまう
④意見の理由を説明する 言いたいことだけぶつけても、相手との間に橋はかからない。自分がそう考える理由を説明することだ
⑤自分の根っこの想いにうそをつかない 表現は何を言うかより、どんな気持ちで言うかが大切、その人の根っこにある想い・発言の動機、これを根本思想という
■コミュニケーションのゴール
・自分の想いで人と通じ合う、それが私のコミュニケーションのゴールだ。
・うそで相手を操作してよい、とおもった時点で、すでに相手への尊敬はない、相手の感覚を尊重していれば、簡単にうそはつけないものだ。
・内面で関われないとき、人は傷つく。通じ合おうと努力し、通じ合えないと傷つく自分がいた。
・「伝わらない」と傷つくとき、あなたに必要なのは、妥協なんかでは決してない。必要なのは、ちょっとした技術だ。自分の言いたいことをはっきりさせる思考法、それを、相手に伝えるための表現技術。技術を磨けば、自分をいつわらなくても、何とかやっていける。
・伝えなければ伝わらない。
・表現されない自己は無に等しい。そんな言葉を聞いた。そんな時代に自分は生きている。
・あの人なら間違いない と言われるメディア力があれば、自分のいうことは早く、影響力をもって伝わる
・コミュニケーションというのは、人と人との間に、橋を架けるような作業だ。
・重宝しそうなのが、論理という橋だ。この橋を渡りきった先のゴールは 説得 だ。考えが違う人と 私はこう思う。僕はこう思う。と言い張っているだけでは、一生橋はかからない。だから、二人にとって公平な根拠を探してくる。データとか、客観的事実とか。それをまるで詰将棋のように、筋道立てて並べていく。
■説得
・自分がいちばんいいたいこと(意見)をはっきりさせ、なぜそう言えるのか(理由)を筋道立てて説明していく。ゴールは相手に なるほどと思ってもらえること、つまり説得だ。
・意見は自分の中にあるもので、そのままぶつけても、他人には理解されない
・理由や根拠を示すことで相手は好き嫌いを超えた視野であなたの意見を聞くことができる。
・「なぜ」を考え、「なぜ」を伝える
・自分の内面で人や社会とかかわっていきたいなら、まず自分のいいたいこと(意見)をはっきりさせることが必要だ。「もやもやして、自分でも言いたいことがわからない」では伝えようがない。
・自問⇒自答⇒自問⇒答えがでない⇒調べる⇒答えがわかる⇒さらに疑問が生まれる⇒自問⇒自答⇒自問⇒自答⇒自問・・・ これを粘り強く続けることが「考える」作業だ。そうして「あ、そうか」という発見、何かがすとんと腑に落ちる感じ、「わたしがいいたかったのは、まさにこれだ」というのがみつかったら、それがあなたの「意見」だ。
・論点:文章でも、会話でも話全体を貫く一つの大きな問い、問題意識、これが論点だ。
・自分と相手が「論点」を共有していないと、会話はすれ違う
・どうやって「問い」の視野をひろげるか
①時間軸 過去⇒現在⇒未来
②空間軸 身の回り⇒日本⇒世界
③人の軸 自分とは⇒人間とは
・考える力の基礎力
①問題発見力 問いを発見する力
②多角的考察力 さまざまな角度から問いが立てられること
③論理的思考力 問いと問いを筋道立てて配列する力
・論理的に聞く 要は意見となぜだ。
①意見:相手がいちばんいいたいことはないか
②なぜ:相手は、何を根拠に、あるいはどんな理由で、そういっているのか
・論理的に話す ⇒ 問いを共有した上で、「意見となぜ」で話す ようは、「決め」だ
①論点をきめる
②自分の意見を打ち出す
③根拠を決める
④話の構成をきめる 問い⇒意見⇒なぜ 感覚で通じあえないときは、修飾語禁止で話してみる、修飾語にたよると、どうしても事実関係が甘くなる
⑤人を決め、時間を決め、お金を決める
・説得の筋道をつくる 論点⇒なぜ⇒意見
・説得力はどこからくるのか 根拠の配列
①初級:自分の論理で伝えてみる 現状⇒問題発見⇒原因分析⇒解決への提案
②中級:相手が知りたいことから伝える 提案⇒提案理由⇒提案内容⇒採用効果
③上級:多角的に説得する 目標⇒課題⇒提案⇒反論想定⇒採用効果
■正論
・情報は先に入った方が、あとの情報を規定する
・正論を拒むのは、人間の本能かもしれない。正論は強い。正論には反論できない。正論は、人を支配し、傷つける
・理性よりも感情の方が、ずっとコミュニケーションスピードが速い。
・相手は、あなたを「自分を傷つける人間だ」と警戒する。
・正論をかざすことで、あなたの相手に対する「メディア力」は低下する
・日頃のコミュニケーションはなぜ大切か。
・ミスやトラブルは、いちはやく、つつみ隠さず上司に報告する必要がある。ミスやトラブル報告は絶対に減らせないし、減らしてはいけない。だとすると、上司からみて自分のプラス情報の割合を上げていくしかない。成果報告をまめにきちんとやることだ。
・相変わらず謙虚な人は人気が高い。アピール下手な人は、無理をせず、「謙虚」という自分のメデイア力をうたっていく方がずっといい。
・部下ってけっこう身勝手だ。上司に「わかったくれ」とは言うが、上司を「わかってあげよう」とは言わない
・日頃のコミュニケーション
①相手の発信にリアクションする。人の発信には100%、心をこめた早めのリアクションを心掛ける これをずっと続けるだけで周囲のあなたへの理解が増す。受け止めて、理解してリアクションの達人となる。
②頼まれたこと、聞かれたことに誠実に対応する 結果的に自分がどんな経験をもっているか、どんな仕事をしているか知ってもらう好機にもなる
③他人のことなら自慢できる 後輩がこういう取り組みをしています。こういう点が優れています
■共感
・ほんの短いメールでさえ「この人いいな」と思われる出だしと、「この人なんかいやだ」と思われる見出しがある
・情報は配列が命、相手が知りたい情報を先に、その後で、自分がいいたいことという順序で言っていこう
・共感を得るメッセージを先にいうこと。そのほうがスムースだ。
・反感をもたれるメッセージを伝える⇒共感を得る との流れではもったいない。見切りの早い人には最後まで読んでもらえないかもしれない。
・ちゃんと読め、ちゃんと聞けではなかなか問題は解決しない。
・相手の読解力に問題がある場合は、相手にもう一度読ませることは、はたして得策だろうか。
・相手にもう一度読め ではなく ⇒ 自分の方がもう一度読む
・相手の読解力に頼る ではなく ⇒ 自分の読解力に頼る方が確実だ
・相手との目線に注意しよう 共感の橋を架けたいなら、目線が肝心だ。
・相手にとっての意味では、 批評もしくはアドバイスだ これではどうしても高いところから相手を見下ろす感じになってしまう
・相手にとっての意味から、自分の考えを聞いてもらうへ。 同じ目の高さになった。
・問題は言いにくいことをはっきりという、いわない。ではないし、相手を傷つける、傷つけないでもない。問題はメッセージをどう伝えるかだ。
・共感の方法とは、外から見た自分を知り、相手の気持ちを想い、自分と相手の関係を考え抜くことだ。
■信頼
・言葉が通じないのは、通じるだけの信頼関係がないからだ。
・言葉は信頼関係の中ではじめて力をもつ
・短いやりとりだけで、この人は信頼できるとわかってしまうのはなぜだろう。好かれるではなく、どうやったら、信頼されるか。
・理解力とおもった。自分が理解していないものは、人に伝えられない。お互いのお互いに対する理解度が重要だ。
・重要なのは、相手理解を前面に押し出したコミュニケーションだ。
・根本思想をつかむ。 極力短く、自分の言葉でいってみるトレーニングが効く。 ⇒ それを 要約 という
①意見:相手がもっともいいたいことはなにか
②論拠:その理由とは何か
③問い:どういう問いに基づいて話しているのか
会話の要所でこの3つを押さえ、脈絡をつけて、自分の言葉でまとめ相手に返してみよう
目次
プロローグ 想いが通じる5つの基礎
第1章 コミュニケーションのゴールとは
1 通じ合えない痛み
2 自分のメディア力を高める
3 信頼の絆をつくる
第2章 人を「説得」する技術
1 論理で通じ合う大前提とは
2 考える方法をならったことがありますか
3 いい「問い」をどうやって見つけるか
4 どうやって「問い」の視野を広げるか
5 筋道立てて話し・聞き・人とつながる技術
6 説得の筋道をつくる
第3章 正論を言うとなぜ孤立するのか
1 関係の中で変わる意味
2 正論はなぜ人を動かさないのか
3 等身大のメディア力をまとうために
第4章 共感の方法
1 情報は配列が命
2 共感を入り口にする
3 何を言うかより、どんな目線で言うか
第5章 信頼の条件
1 言葉が通じなくなるとき
2 はじめての人に自分をどう説明するか
3 信頼される自己証明の条件
4 短いやりとりで、なぜあの人は信頼されるのか
5 信頼の危機にどう対処するのか
エピローグ 通じ合う歓び
自由を勝ち取るための戦いの記録 文庫版のためのあとがき
ISBN:9784480422804
出版社:筑摩書房
判型:文庫
ページ数:256ページ
定価:520円(本体)
発売日:2019年01月20日第22刷 -
Posted by ブクログ
文章を書くということを通して、その奥にある、心の部分について、逃げずに向き合って、考えて考えて考え抜いている、自己啓発本の類のよう。でも、〜すべき、〜しよう、などと提示する風ではなく、一緒に悩んで寄り添ってくれて、考える力とヒントをくれる。
自分に思い当たる節があると、自分の器の小ささとか、弱さを、面と向かって、グサっと、指摘されているようで、苦しくて、涙が出る。でも、著者のズーニーさんも、その声に応えている他の読者の方々も、似たような気持ちを経験していて、皆それぞれ、向き合っているのだ。そうか、わたしも踏み出さなきゃ、と思う。
別に、答えが見つかるわけではない。というか、答えというものがあるかもわからないし、あったとして、人それぞれ違うだろう。カズレーザーが、“成功者と同じ道を歩んで成功することはできない”というような事を言っていたと記憶する。それを大前提として、ズーニーさんは、自分で考える大切さを、ここで解いているように思う。
自分のやりたい事を探している人、人間関係に悩んでいる人に読んで欲しい。