【感想・ネタバレ】「働きたくない」というあなたへのレビュー

あらすじ

ネットの人気コラム「おとなの小論文教室。」で大反響を巻き起こした、大人の本気の仕事論。「働くってそういうことだったのか!」働きたくない人も、働きたい人も今一度、仕事を生き方を考えたくなる本。

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Posted by ブクログ

本の内容は山田ズーニーさんの“「働きたくない」といううあなたへ“のコラムに対して、読者がおたよりで呼応するかたちではじまり、“働くこと“についてズーニーさんが、寄せられた読者の声で深く考察していくというもの。
社会人経験20年越えの私が長年ふわふわと感じていた気持ちを代弁してくれているような、共感を越えて、思いを明確化していただいたことに感謝が芽生えた一冊です。

“「仕事」は、あなたと「社会」をつなぐ「へその緒」になる。“

“たくさんの方の「ありがとう、頑張ってね」の言葉を背に、今、活動できています。うまく言えないのですが、全力でやって、自分とも周囲とも本気で向き合って初めて何かを得られるのだと思います。それなりの仕事をそれなりにする、それもいいでしょう。でも、そこからは何も得られない。1日のほとんどを持っていかれる仕事に、それはもったいないような気がするのです。“

“私は、経済基盤のすべてを他人に預けている状態は、人生を他人に預けているのと同じだと感じていて、それって自分の人生なのかしら?と思っています。なんというか、自分の人生を自分で受け止める、その自信というか、そういう物は自分の稼ぎで生きていける基盤があることが重要な気がするんです。“

“体は熱を作り出して動き、気持ちは熱を伝え合って動きます。そしてその熱は、与えあって増幅するものだと気付かずにはいられません。社会から温めてもらうには自分が社会を温めようという気持ちが必要なのだと働く中で気付きました。人と人も、企業と人も、温めあうことで互いに活性化する。温めてもらうことだけ求めれば、その人は熱を奪う存在となってしまいます。発熱することを止めた体を温めるのはまるで死体を温めるようなもので、そうそう温まるものではないのは確か。温めてもらうには自ら発熱し続けるしかなく、発熱し続けるためには歩き続けるしかない。“

ズーニーさんのコラムも、寄せられた声の主の方々も、働くことについてしっかりと向き合い、持っている言葉の深さと重みに感銘を受けました。
良くも悪くも経験を積んで、仕事に対しての自分語りもなんだか気恥ずかしくて、働く意味について『生活のためだよ』なんてつい言ってしまうんですが、こちらを読んで、働くことについてもっと熱く語れる自分でありたいと思いました。

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2025年11月10日

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特に第1章。今の自分にはなかなか重みのあるパンチだった。働いてしんどい思いをする意味の一つの解がこの本にはあるように思う。

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2025年02月23日

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意見を求めても、打てど響かずな後輩ちゃん。意見がないってことはないでしょう、私に遠慮をしているのかな、と思っていましたが、理由が分かりました!「考える」ということをしていなかったんだね。全くできない、やる気がない、あるいは放棄しているかは分からないけど。でも大事なこと全てを人の意見に任せてしまうのはどうかな?自分で決めることで、責任を持ちたくないのだろうか?森博嗣先生の本で、インターネットネイティブの世代は、分からないことはすぐに調べてしまうから、「考える」機会があまりなく育ってしまう的なことがあったのを思い出した。時代のせいかもしれないけど、なんとももやもやするのです。

グレーゾーンの住人について
職場では必要最低限のコミュニケーションでいいや、と思って過ごしていた。だけど、ちょっとしたコミュニケーションが仕事を円滑にすることが分かり、自分から進んでコミュニケーションを取るようにしていた。が、必要以上に踏み込んでくる人が厄介で。でもそういう人は、寂しい人なんだな。自分にもそういうタイミングがあるなぁと思った。

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2022年03月02日

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ネタバレ

就活の時に、「働きたくない、遊んで暮らしたい」と思っていました。高校生までは与えられた課題をこなして、なんとやくなってきました。大学生からは、自分で考える、と。いきなりどうしたらいいの…すごく困惑したのを覚えています。
なにがしたいか分からなくて、大学生4年生の2月まで就職が決まりませんでした。やっと決まった会社は、辛すぎて2ヶ月で辞めてしまいました。その後、2年間アルバイトをして、今の会社で働くことになり、今も続いています。私に必要だったのは、考えることと覚悟を決めることかな。
高校生の頃から専業主婦になりたかった私。仕事は大変だけど、人のためになる。スキルアップや心が成長できた。働いてみてよかったなぁと思っています。

【心に残ったところ】
・就職=自分と社会をへその緒を繋ぐ
・行く場所、帰る場所
・束縛されている、拘束されている→全う出来る
・楽しく生きる、生きることを楽しむ
・グレーゾーンの人に救われる

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2021年02月24日

Posted by ブクログ

何気ないワンフレーズが言葉に刺さりまくった。
誰でも一度は「楽したい」「働きたくない」と思ったことがあるはずだ。
読者からの意見も交えながら、著者の考えを一方的に押し付けるわけではないので、とにかく読みやすいし共感できる箇所が数えきれないほどあった。

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2021年02月14日

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自分に合った答えを見つける。
あとがきで記されたテーマ通りの内容。自分はどうだろう? と考えたくなるような筆者の意見や、読者の意見が満載で読んでいて何度も自身の身体をなにかで貫かれた思いになった。

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2016年07月03日

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働きたくない、という学生に対して、読者の投稿も利用したコラム。働く意味とは。社会とつながる、居場所を作る、成長する。母にとっては家庭が戦場。逆に男は仕事を外ですることが当たり前と思われている。女性は依存して生きるのが良い。と矯正を受けてきた。。様々なテーマが働きたくない、楽して生きたい、という若者に対して語られる。読むのは一度で良いが、色んな人の意見が読めて面白かった

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2024年07月15日

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ほぼ日刊イトイ新聞の連載から、働くことやグレーゾーンという人間関係について書籍化

著者が意見を出し、色々な読者の投稿を取り上げながら展開されていくという、昔のラジオの青春番組のような本。
様々な意見が取り上げられていて、自分としての考えを促される。

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2024年05月08日

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思いのほか良かった。働くとは何か?どういうことか?これから社会に出る人はもちろん、社会人生活の長い人にもオススメ出来る一冊。

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2021年04月25日

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ネタバレ

はじめは就活生向けの本か、と思っていたが、社会人十数年目にもグサグサとくる考えさせられる視点がたくさんあった。仕事と家庭と社会と自分と、どう捉えて良いか悩むことが多い時期だったので考えるきっかけをたくさんもらえた。

・「行く場所」と「帰る場所」
・仕事は「前向きな自己拘束」
・「楽しく生きる」ではなく「生きることを楽しむ」
・グレーゾーンの人間関係を楽しむ
・まっとうな答えや絶対的な答えでなく「自分にあった答え」を探す

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2020年07月25日

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就活生、できれば大学生になって少し落ち着いた頃に読んでおいてほしいような本(もし自分がその時期にこの本に出会っていたらどうなっていただろうか・・・?)。

本の中には社会人の先輩たちの話がたくさん出てきますが、私自身もうまくいかない時期を経て、社会に出て数年がむしゃらにやってきたからこそ共感できるものが多く、終始「そうだよなあ」という感じ。
やっぱり社会人が読むのと学生が読むのとでは全然違う印象を持つ本になりそう。

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2023年08月28日

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この本を読んだ当時不労所得で生活しており、仕事はあなたと社会を繋ぐもの(だから大切)という著者の考えに反発した記憶がある。社会と繋がる手段は働く以外にも色々あるのでは、と。
お金は人を自由にし、お金を稼ぐための手段が働くことだと自分は思う。働かずして自由を得ており周囲の人間にも恵まれ認められ、老後まで生活できる資金のあてがあり自分の生活に満足しているのであれば特に働く必要性も無いかと。
ただそんな人間はほんの一握りなので大抵の人間は働かざるを得ないのでは。

何にせよ仕事、社会、そして自分の生き方について考えさせてくれる良書でした。

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2019年01月07日

Posted by ブクログ

今働いているけど、
・仕事への向き合い方を見直せる
・つまづいてる事も、頑張ってみようと思える

本でした!

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2018年11月20日

Posted by ブクログ

「働きたくない」というあなたへと銘打って、働くとはどういうことか、仕事とは何か、社会とどう繋がっていくか、など多岐にわたっての意見が書かれている。読者からのメッセージをもとに大変わかりやすく書かれており、時には共感し、時には胸に刺さる言葉に出会い、とても楽しく読むことができた。
読んだ後、なんだか心が前向きになり、生きていこう!と思えたし、自分の将来について考えるのが楽しくなったという気がする。

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2017年10月21日

Posted by ブクログ

ほぼ日連載、2008.2〜2010.4より編集。素直な良い学生で能力もあるが、働く気がない。これまでと同じ、なんとなく、ではなく、その先に進むために、諦めずに。あなたには潜在力がある。自分で考えてきめる。

種となる自らへの問いかけと答え。たくさんの真摯な考え。「自分に合った答え」を見つけるためのトレーニングジム、なるほどです。

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2017年07月16日

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