山田ズーニーのレビュー一覧
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本の内容は山田ズーニーさんの“「働きたくない」といううあなたへ“のコラムに対して、読者がおたよりで呼応するかたちではじまり、“働くこと“についてズーニーさんが、寄せられた読者の声で深く考察していくというもの。
社会人経験20年越えの私が長年ふわふわと感じていた気持ちを代弁してくれているような、共感を越えて、思いを明確化していただいたことに感謝が芽生えた一冊です。
“「仕事」は、あなたと「社会」をつなぐ「へその緒」になる。“
“たくさんの方の「ありがとう、頑張ってね」の言葉を背に、今、活動できています。うまく言えないのですが、全力でやって、自分とも周囲とも本気で向き合って初めて何かを得られる -
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伝えなきゃ、伝わらない。
わかってもらえないと思うとき、落ちこんだり、相手を恨んだりする前に、2つ自問してみよう。分かってもらうために、自分はどんな事をしてきたか?自分は人のことを分かろうとしてきたか?
自分というメディアを知って、自分にしか言えないことを伝えることが大切。
「自分の聞いてもらいたいことを聞いてもらえるメディアになる。」ということが大切。
自分の偽らざる内面のうち、どの面を見せ、謳っていくかだと思う。
「メディア力」を作るものは、時代性とか、運とか、どうにもならないものもある。だが、自分の営みによって結果的に形成されていくものがほとんど。
日頃の立ち振る舞い・ファッション・ -
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ネタバレ
中学や高校時代に、
授業中に思わず前のめりになるような、
おもしろい話しをする先生に出会った経験は、
誰にでもあると思う。
ズーニーさんの本を読んでると、
その感覚に近いものを呼び覚まされる。
久しぶりの感覚。
なんかの「心の奥のボタン」が押され、
新しい感覚が芽生えるというか…。
「なぜ」が小論文の核心。
小論文とか何か?の問いの答えの最大公約数。
「なぜ」は小論文のはじまり。
「なぜ」を考え、「なぜ」を書く。
小論文と書くから固く聞こえるが、
結局は、
文章を書くことは、発信すること。
意見を。考えを。
自分の根本思想。
「根本思想」を深く掘り下げ、
分け入って分け入って「自 -
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良書 人に何かを伝えることのむずかしさが実感されます。本当に人に何かを伝えることは非常に難しいことだと思います。
「壁にぶち当たったとき、希望も近づいている」、そうなれば、その人がいたら、きれいごとではなく、希望はすぐそこまでにきている。と表現しています。
巻末には、本書は、「自由を勝ち取るための戦い」の記録とある。
「通じない」にであったことは、幸運なこととして、自分のコミュニケーションの方法を今一度振り返り、本書をもとに、見直してみるもよいと感じました。
気になったのは以下です。
■プロローグ
・何を言うかよりも、だれが言うかが雄弁なときがる。
ついに宇宙とコンタクト これを、日経新 -
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文章を書くということを通して、その奥にある、心の部分について、逃げずに向き合って、考えて考えて考え抜いている、自己啓発本の類のよう。でも、〜すべき、〜しよう、などと提示する風ではなく、一緒に悩んで寄り添ってくれて、考える力とヒントをくれる。
自分に思い当たる節があると、自分の器の小ささとか、弱さを、面と向かって、グサっと、指摘されているようで、苦しくて、涙が出る。でも、著者のズーニーさんも、その声に応えている他の読者の方々も、似たような気持ちを経験していて、皆それぞれ、向き合っているのだ。そうか、わたしも踏み出さなきゃ、と思う。
別に、答えが見つかるわけではない。というか、答えというものがある