山田ズーニーのレビュー一覧
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親の老いを知り、青春の終わりを感じる。
護られる方から護る方に移るとき、次のステージに行くのかな。
そして護るべきものが巣立って、また自分が護られる方になって。
今まで見てみぬフリをしていた人生の次のステージに、腰を据えてぶつかろうと思える本だった。
読者のメールも本文に負けず劣らず考えさせられる...続きを読むPosted by ブクログ -
―――あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように、私の人生の終わりに少しだけ付き添ってほしい(樋口了一/手紙)―――
他人に許せることが、なぜ身内だと許せないのか。
何度も同じ話をすることが許せなかったり、自分と同じことができない親を否定的に思ってしまう。
たとえば、パソコンやDVDの操...続きを読むPosted by ブクログ -
結局、自分の考えや思いがないと周りと気持ちよく関わることはできないことを実感。他者をただ迎合するのではなく、相手の世界を正確に理解し、自分の思いを乗せることで、「つながった!」と実感できるコミュニケーションができる。コミュニケーションは安易な技術でできるようになるものではないなあ。Posted by ブクログ
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小論文の基礎的な文法や知識やルールというより、
テーマや問いなど
自分自身の目線や角度、姿勢などについて描いています。
文章や言葉にすることで、
自分の考えや価値観を客観的に見ることができます。
「目には見えないけど、あなたの中に、
感情があり、想いがあり、意志がある。」
「想いは、どうして...続きを読むPosted by ブクログ -
良い本を読んだ後は、「読んで良かった」という気持ちになる。とても良い本を読んだ後は、「もっと早くから読んでおけば良かった」という気持ちになる。この本は、まさに後者のような本だった。
最近、blog の記事執筆で行き詰まりを感じてきたので、文章の書き方を改めて考えてみようと思い、読んでみた本。
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何かの本に紹介されているのをみて読んでみました。
大人にも大人なりの悩みがあって、
ひょっとすると、似たようなことをみんな考えているのかもしれない。
前半は特に、質問が投げかけられるので
一緒に考えながら読んでいきました。
新しい考え方の発見がありました。
読む人それぞれで、きっと気になる部分...続きを読むPosted by ブクログ -
ほぼ日刊イトイ新聞の連載から、働くことやグレーゾーンという人間関係について書籍化
著者が意見を出し、色々な読者の投稿を取り上げながら展開されていくという、昔のラジオの青春番組のような本。
様々な意見が取り上げられていて、自分としての考えを促される。Posted by ブクログ -
「Y先輩の話」が印象に残る。
本当ににやりたいことなんて、やってみないことにはわからない。
学生の頃はやりたい仕事を関心や適性を考えて選んだが、働いてわかったことは、やりたいであろう記号を選んでいたに過ぎないこと。そして、職業という記号は選べても、仕事は選べないこと。仕事にはやりたくない仕事や適...続きを読むPosted by ブクログ -
どうしたら誤解されずに想いを伝え、読み手の気持ちを動かすことができるか
小論文のエキスパートが、よい文章を書くための戦略をアドバイスする書です。
①意見 あなたが一番いいたいことは何か
②望む結果 だれが、どうなることを目指すのか
③論点 あなたの問題意識はどこに向かっているか
④読み手 読...続きを読むPosted by ブクログ -
「勇気を出す。失敗を経験して恐れへの耐性をつくる。」、「便利で手軽には手に入らないものを、リスクをとって手に入れる習慣を養う。」、「心の火種をどうやって発見するか?消さないか?」、「要約おかん」、「外を見る、要約する、動機を創る」、「コンビニの商売敵は冷蔵庫」、「志」、「表現したいという気持ちは、生...続きを読むPosted by ブクログ
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『その文章を書く目的は何なのか』という問いかけが大切なのだと筆者は言う。
小論文なら相手は何故この文章を書かせるのか、何を伝えてほしいと願っているのか。
メールならそれを送ることで何を得たいのか、どうなれば自分は満足なのか。
論点・論拠・意見を伝える。例えば子供が微熱があるという学校への連絡にしても...続きを読むPosted by ブクログ -
想いが通じるための5つの基礎は
1)自分のメディア力を上げる
2)相手にとっての意味を考える
3)言いたいことをはっきりさせる
4)理由の説明をする
5)自分の根元の想いにウソをつかない
人の持つメディアの性質でまったく同じ発言が違う意味で捉えられる。「宇宙人出現」が東スポの見出しと朝日の見出しで...続きを読むPosted by ブクログ -
「自由を勝ち取るための戦いの記録」
文庫版の後書きにはこんな言葉が書かれているが、まさしくその通りだと思う。
人は、自分以上に見られても、自分以下に見られても、機能だけで部分的に切り取られても傷つく。それ以前に、外側だけで「おまえは何者か?」と値踏みされるような行為自体に傷つく存在だ。
だからこ...続きを読むPosted by ブクログ -
「あなたの理屈は正しいとわかった、しかし、あなたという人間は嫌いになった」
「他人を批判したり非難したり小言を言ったりすることは、どんな馬鹿者にもできる。そして馬鹿者に限ってそれをやりたがる」デール・カーネギー 人を動かす より
コミュニケーションにおいて私がやるミスは、上記の文章に全て表されて...続きを読むPosted by ブクログ -
話を聞いてもらうには、内容よりもメディア力、これが腑に落ちた。同じ文章でも、立場の違う人や、信頼度の違う人が言うと、人々の聞く注目度が違う。
普段からありのままの自分を伝えておき、悪いことしか言わない人、というレッテルを貼られない。過去の自分と未来の目標を繋げる。
題名が読む人を限定するだけで、面接...続きを読むPosted by ブクログ -
「書くためには考えることが必要だが、書くのが苦手な人はそれがうまく出来ていない」という問題意識の下、「考えるための方法論」を伝えることを目的とした一冊。
タイトルから予想されるような「文章の書き方」に留まらず、文章を書く目的は?それを達成するために必要な視点は?自らの根本思想とはどう向き合うべきか?...続きを読むPosted by ブクログ