山田ズーニーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ【感想】
・論点だけでなく「論拠」を意識することによって、自分がなぜそのことについて述べたいのかをを意識することができそう。人と話す時にブログを書くときなど、自分でも何の為に話したり書いたりしているのかわからなくなる、というようなことがなくなり、目的を持った会話ができたり、文章が書けそう。
・大人になると、自分の感情や意識を押し殺すような場面が多いけれど、自分に正直に、自分の考えで人と関わっていくためにも、表現力を磨いていこう。
言葉でしか人と考えを共有できない以上、この不自由な道具の中で、自分にあった言葉を探し、関わる人と考えや感情を共有したいという思いは、非常に共感できる内容だった。
【その他メモ】
・何かをメモるとき
なぜ自分がそのことに対して興味を持ったのか、結論は何なのか。
このあたりを意識してメモしていきたい。
・文章の7つの要件
意見、望む結果、論点、読み手、自分の立場、論拠、根本思想
・読み手からどんな反応をもらいたいのか、相手を意識して文章を書こう。
・意見を出すには良い問が必要。
思考停止ポイントが自分にはあるはず。そこから抜け出すためにも以下を参考に考えを深める。
問いの広げ方参考
→時間軸 過去、今、未来
空間軸 自分、自分の身の回り、会社、社会、世界
・問題を多角的に見る
自分の体験、基礎知識、具体事例、別の立場から見る、海外と比較、歴史を抑える、専門家の視点を知る。
・文章には根本思想が出る!思いに忠実に、自分の生き方にあった言葉を探す!
・人に思いを伝える。
相手と自分が関わる中、自分にしか言えないこと、その相手だからこそ言いたいこと、というのにもっと忠実になっていい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・この本、単に「伝わる・揺さぶる!文章を書く」ことを目指しているにとどまらず。ズーニーさんご自身が羽化する過程をたどることによって、読者が眠りから目覚める効能効果を秘めた自己啓発書でもあります。2010/9/28に購入し、読み終えるまでに7年!かかってしまったのは、決して面白くなかったということではなく、私の準備ができていなかったからだと思います。
この本を読んで思ったことは、伝わる・揺さぶる!文章とは、相手を説得しようとする文章ではなく、相手が自ら納得する文章なのだということです。相手が自ら納得する文章を書くためには、書く者が、先ず自分自身に問いを投げ、次に問いに応える意見を持ち、更に意見を支える論拠を構築しなければならないということです。そうすることで、相手と自分との間に納得が拡がるのです。
私が初めて山田ズーニーさんの本に出逢ったのは、2010/10『おとなの小論文教室』でした。ズーニーさんは、ベネッセの小論文編集長として高校生の考える力・書く力の育成に尽力し、2000年独立後、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍されています。ズーニーさんの本には、ご自身が必死に考え、交わった人たちに真摯に接することによって確立された哲学があり、どの作品も多くの方々に安心してお薦めできる良書です。
小論文のゴールは説得とのことですが、私たちが仕事で文章を書かなければならない時のゴールは、理解と納得なのはないでしょうか?理解と納得を得るために、先ず事実を客観的に分析し、そこから問題(課題)を抽出する。次に、その問題(課題)を解決するための手段を提案し、更に論拠を示して、その手段の妥当性を裏付ける。この本は道筋だけではなく、心構えについても言及しています。
小論文のゴールは説得とのことですが、私たちが仕事で文章を書かなければならない時のゴールは、理解と納得なのはないでしょうか?理解と納得を得るために、先ず事実を客観的に分析し、そこから問題(課題)を抽出する。次に、その問題(課題)を解決するための手段を提案し、更に論拠を示して、その手段の妥当性を裏付ける。この本は道筋だけではなく、心構えについても言及しています。
伝わる・揺さぶる!文章を書くためには、先ず、その文章を伝える相手、揺さぶる相手のことを知らなければなりません。相手に分かる言葉で、相手にとって興味の持てる内容を、相手のメリットも考えて伝えなければなりません。自分の文章が伝われらないと思った時、自分の都合だけを相手に押し付けていないか?考えてみる必要がありそうです。
相手のことも大切なのですが、もちろん自分も大切です。そして、相手と自分が同じ部署や組織の所属しているのなら、その組織の方針も大切ですし、延いては社会との関係も大切です。伝わる・揺さぶる!文章を書くためには、個人から社会まで、背景の把握と共有が必要なのです。
山田ズーニーさんは、他の著書で「私たちは、会社(組織)を通じて(間接的に)社会と係わっている。」というような意味のことを書かれています。この本を読むと、その社会と上手く通じる手段が、『伝わる・揺さぶる!文章を書く』ことなのだということが良く分かります。
私は、品質保証という仕事がら、毎日、お得意先様やお客様にお読みいただく文章を書いているのですが、うっかりすると、自分で読んだ時に納得できないような文章を書いてしまっている時があります。ズーニーさんのように、自分から社会へ、過去から未来へと視野を広げ、視点を高めて、繋がりが分かるような文章を心掛けないとダメですね^^;
ズーニーさんは、「自分の根っこの想いに忠実か?根本思想は、短い文章にも、ごまかしようなく立ち表われてしまう。人に対して温かい思いを持っている人の文章は、さりげない書き方をしていても温かさが伝わってくる。また、生き方が後ろ向きな人は、何を書いても、どう書いても、やはり後ろ向きな印象が伝わってしまう。“根本思想”を変えないかぎり、話題を変えても、読み手への印象を変えることはできない。」と書いています。怖いですね^^; -
Posted by ブクログ
<メモ>
2.希望のある日々
自分のこれからを決めるとき考える3つの要素
・やりたいこと(want)…海外で暮らしたい、もっと面白い仕事をしたいなど→未来
・できること(can)…小論文指導、編集など経験・能力を積んできたこと→過去
・やるべきこと(must)…親の介護、受験勉強など人生の岐路で嫌でも出くわす、自明なこと→現在
canはほっといても太る。wantにアプローチする。
4.やりたいことを発見する方法
「やりたいことは自分の中にある」のではない。人とのつながりの中に見つけていくしかない。人とつながりたいなら、自分の中にあるものを出して、表現するしかない。自分の中にある感情や想いを、言葉なり行動なり生き方なり何かの手段で形にして、人に見せる必要がある。人の反応によって引き出される自分、その延長線上に見えてくる「やりたいこと」は自分の意思とも、他人とも、ひいては社会ともつながっている。
8.自己実現難民?
就職活動「やりたいことがみつからない」からダメなのではない。会社は自己実現の場ではない。
問題は、その答えを拒んだり、いつまでもそこにうずくまったりしてしまうこと。答えが出ない時、「働くとはどういうことか?」「自分でどうやって生計を立てていくか?」から考える。
12.勉強?それとも仕事?
自分が迎えている仕事の壁を勉強不足のせいにして、勉強することで乗り越えようとしている。勉強ではなく仕事をするとはどういうことか?
14.サービス
今から外に出て、五千円稼いできてください
五千円分、勉強してきてください
この身体感覚の差は、「今自分の行いは仕事になっているか?」をチェックするときの一つの目安。
その行為でお金が取れるかどうか?まず一人の人間を「お金を払いたい」と思わせる域まで喜ばすことができるか。
18.内に向く関心
自分へのダメ出しも含めて内向するよりも、関心をもっと外へ。他者に目を向けなければ自分は見えてこない。 -
Posted by ブクログ
今、もやもやとしたものから抜け出せないでいる。10年周期位で来るもやもや病は、10年周期で来る精神的好景気で治まり、でも根治はしていないので精神的不景気が来るとまた発病してくる。そろそろ根治をはかりたいと思い、友人の薦めでこの本を読んでみた。やりたいこと、できること、やるべきことの中のやりたいことの大切さ。立ち止まって考える。偏差値よりも、どれくらい距離感のある人間と、何人くらい、どう関わってきたか、という経験値がものを言うのがコミュニケーション。仕事のゴールと、そこにどうやって到達するか、時間を刻んだ全手続きが戦略とマスタースケジュール。なりたい職業×マイテーマ×実現したい世界観。好きの中身を掘り下げる。情報ではなく、自分自身に立脚点を置く。覚えておきたい文章の数々。この人の話を直接聞いてみたい。
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Posted by ブクログ
大いに揺さぶられる本。
義務教育が終わっても
一人暮らしを始めても
初任給をもらっても
独り立ちしたという気分がなかった
わたしは親に甘えていたんだなと思う
祖母が老いて、
お見舞いに何度となく行くようになり、
親とも家族とは少し離れた視点で話すようになった
これまで気づくことの出来なかった、
素直に受け取れていなかった、親からの愛情を
しっかり受け止めてかみしめる時間となった
これまで、何かになりたい、なりたい、と願いながら
いつも半歩先を小走りで駆けていたわたし
過去を脱ぎ捨てて、足跡をつけることにやっきになって、そうすれば自分自身のことをいつか好きになれると思っていた
でも、いつも「いつか」に先送りしていたのは私だった
それは、私を幸せにしてくれていたのかな?
わたしにとってのありのままは、
「したいことを、したいときに、する。」
こと。
後ろめたく思ったり恥ずかしく思ったりしなくてもいい。だって、どんな選択肢でもわたしが決めたことだから。どちらが偉いとか優れているとかはないのだから。今はそう思えるようになった。