あらすじ
特効薬ではありません。でも、自分の考えを引き出すのによく効きます!自分らしい進路を切り拓くにはどうしたらいいか?「ほぼ日」人気コラム「おとなの小論文教室。」から生まれたリアルなコラム集。
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Posted by ブクログ
本書は問題解決の特効薬でもなければ、指南書でもない。著者の思いや考えに触れて、自分で考えることを促される。読んでて頭熱で頭がいたくなるし、恐らく著者の伝えたいこと何割も理解できていないだろうと思う。でも、そうやって繰り返し考えることの大切さは十分に伝わった。
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タイトルに「教室」と入ってはいるものの、進む道を教えてくれるわけでもなく、問題を解決してくれるわけでもない。方法論が書かれているわけでもない。
著者や読者と一緒に考えたり、感じたりしてみると楽しめる本だと思います。
私は、何かにぶつかったときにこの本を読み返すことが多いです。
そして、「生きていくってこういうことなのかもしれない」となんとなく思って次の日に向かいます。
自分の心が少しだけ前に向けられる…そんな本です。
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「おとなの」とあるけど、大学3年就活真っ只中のわたしにとても刺さる内容だった。
選択肢が多いからこそ、「ただしい」選択ができているのかとても不安になっていたけど、最初から正解なんてなくて、常に手探りで自分の人生を自分が思う「ただしい」ものへと作り上げていく、ということなんだとおもった!
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2018.1.14
ほぼ日で知った山田さん。文章がわかりやすく、自分に語りかけてくるものがある。「働くこと」についていろんな方向から考察されていて、ご自身の経験も踏まえ書かれている文章は説得力がある。なんとなく働き方についてうやうやしている今、自分のことに置き換えて、いろいろ考えてみたいと思った。
「特効薬ではありません。でも、自分の考えを引き出すのによく効きます。」まさしく。
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またまた山田ズーニーさんの本
この歳になって自分の進路とか
仕事観とか考えさせられる本でした。
自分がまともだとは全く思ってないけど
なんとなく、間違ってないかな? これでいいのかな?
ずーーと思いながらの日々に
多少なりとも答えが出そうな
そんな感じで読むことができた。
それにしても またしても山田ズーニー
外れなかった。
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いまを生きるということ。
それは、自分という個の個性・アイデンティティを外に向けて表現するということなんだろう。
個性。
アイデンティティ。
そう表現すると小難しいことのように聞こえてしまうけれど、それは自分の好きなものと向き合うということ。
好きなものを突き詰めるということ。
僕は自分の好きなものにチャレンジ出来ているのだろうか?
後ろからズーニーさんに背中を押されているような、背中を蹴られているような感覚に陥る。
もっともっと自分の枠に挑み、そこを押し広げていかなくてはならない。
頑張ろう。
そう思える一冊。
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勉強と仕事の違いとは。
自分は何を実現したくて働いているか、
伝わる相手にしか伝えないのではなく、自分自身の枠を広げる大切さを考えさせられる。
★心に刺さった言葉
・「使う当てのない武器の習熟度が上がったって、何の意味があるのだろう?やはりアウトプットして、他者との繋がりを実感出できなけば生き苦しいと思う」
・「職業名」×「テーマ」×「実現したい世界観」
・人間という仕事に定年はこない。自分という仕事は一生現役である
・「自分はどこに立っているか」を知っている人間は強い
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文章のプロなので当たり前かもしれませんが、言葉づかいが巧みで文章を通して胸を打たれた感じがしました。
物事を深く考えるきっかけとなるテーマが詰まっていて、何度も読みたい!と思わされる本でした。
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三宅香帆さんの本で紹介されてて気になったので読んでみた。
仕事との向き合い方、自分にとっての仕事とはなにかを考える手がかりが得られた。
また、なにかを表現するときに立脚点=自分がどこに立ってどこからものを言うのか、を明確にするということが重要でアウトプットに影響するという話が印象に残った。
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会社を辞めてフリーランスで働き、ものにしてきたズーニーさんだからこその実感の籠った進路相談。なりたい職業名×マイテーマ×実現したい世界観で、仕事を決める。
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現在、30代序盤の私。仕事もひと通りこなせるようになって、育休も終盤にさしかかり、なんとなく人生の波を越えたなと思う(このあと仕事家事育児で地獄を見るであろうことは置いておいて)。
この本は「おとなの」進路教室ということだが、作者が高校生の小論文の講師とのことだったので、高校生にも伝えられる何かがあるかもしれないなと思って手にした。結論から言うと、「おとなの」ための本だった。もちろん高校生が読んでも、得るものは多いと思うが。
小中高ときて、大学へ進む進路とは違う。
大学から新卒で就職するのともちょっと違う。
自分の生き方やその原点に立ち返るための本だと思った。だから、読んでいて身に覚えのあることも多くあったし、耳が痛い言葉もあった。
タイトルからして、転職を考えている人が手に取りやすいと思うけれど、30代の人たちに等しく読んでもらいたい作品だった。
私たちの人生は、今まで生きてきた分の倍以上もあるはずだ。まだ見ぬこれからの進路を考えるために、この作品を読めてよかった。
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読んでいて、痛みを感じることが多い本でした。
「教室」というタイトルに反して、何かを与えられる感じはまったくせず、気づけばただ自分を、周りを省みている、というような内容でした。
少し失礼になりますが、たぶん、著者は文章がそれほど上手くないんですね。だから、読んでてあちこちで引っかかります。でも、その引っかかりがあるから考えるきっかけになるというか。この本を読んで得たのは内省だなと思います。
特に痛みを感じた場所
・仕事と勉強の違い。自分は仕事をしているのか?勉強しているのか?
・外を見ないと自分は見えない
・選ぶ自分はどこにいる?
・自分の立脚点(一貫したスタンス、のようなものと解釈)
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「一番底を知った人間は明るい」、「ものはひらいた手でしかつかめない」、「選ぶ自分はいるのか?」、「生身の自分ひとつで、仕事をして、5千円稼いでくる」、「他者に目を向けなければ、自分は見えてこない」、「いつかより強くなって…という視点は、その真の課題に向き合う億劫さから、目をそらすのに、使われやすい」、「立脚点」
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仕事で日々もやもやとして過ごしていたので手に取る。
私は働くということの本来の意味を忘れてしまっていたようで。そうだよ!人に喜んでもらったり、役に立ったりすることだったよ!
自分に振られる仕事をいかに効率よく右から左へ流すか、みたいなことしか考えていなかった。効率は大事だけど、もっと周りを見ないと。だからひとりよがりでもやもやとしていたのかもしれない。
もやもやしていないで、自分はもっとできると手を挙げてアピールしなければ。思っているだけでは伝わらない。
もっともっといろんなことをやる、やらせてもらう。いろいろな人と関わる。それで自分が見えてくる、らしい。きっといろいろ大変だとは思うけど、大きなものを得られるはず。自分から動け〜!!
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似たようなビジネス書ばかり読んでいて少しマンネリしてきたので、手を伸ばしてみました。
答えを示すような本では無いので、これっ、という印象もないですが、作者含むいろんな人の考え、悩みに触れる機会は、自分の考えや悩みを整えてくれれような効果も多少あったかなと思います。
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こういう本があるのか、と衝撃を受けた。いわゆる自己啓発本にあるような「まっとうな答え」を示すのではなく、「自分なりの答え」を探す問いかけにいちいち読む手が止まる良著。
・ 勉強は怖い。化粧みたいなもので、等身大の自分と向き合うことをおろそかにさせる
・ヤドカリではなくスパイダーになれ。まず一本の他人との絆。自分探しではダメ。自分を中心とした他人との絆のネットワーク=アイデンティティーを作り出す。
・自分にないものは「ない」、あるものは「ある」。その自己認識が大事
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仕事と勉強のシリーズがよかった。
お給料を貰っているのに、学ぶものがないとかって文句を言うのはなんか違う。
仕事に行き詰まると勉強に逃げるのも、違う。
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<メモ>
2.希望のある日々
自分のこれからを決めるとき考える3つの要素
・やりたいこと(want)…海外で暮らしたい、もっと面白い仕事をしたいなど→未来
・できること(can)…小論文指導、編集など経験・能力を積んできたこと→過去
・やるべきこと(must)…親の介護、受験勉強など人生の岐路で嫌でも出くわす、自明なこと→現在
canはほっといても太る。wantにアプローチする。
4.やりたいことを発見する方法
「やりたいことは自分の中にある」のではない。人とのつながりの中に見つけていくしかない。人とつながりたいなら、自分の中にあるものを出して、表現するしかない。自分の中にある感情や想いを、言葉なり行動なり生き方なり何かの手段で形にして、人に見せる必要がある。人の反応によって引き出される自分、その延長線上に見えてくる「やりたいこと」は自分の意思とも、他人とも、ひいては社会ともつながっている。
8.自己実現難民?
就職活動「やりたいことがみつからない」からダメなのではない。会社は自己実現の場ではない。
問題は、その答えを拒んだり、いつまでもそこにうずくまったりしてしまうこと。答えが出ない時、「働くとはどういうことか?」「自分でどうやって生計を立てていくか?」から考える。
12.勉強?それとも仕事?
自分が迎えている仕事の壁を勉強不足のせいにして、勉強することで乗り越えようとしている。勉強ではなく仕事をするとはどういうことか?
14.サービス
今から外に出て、五千円稼いできてください
五千円分、勉強してきてください
この身体感覚の差は、「今自分の行いは仕事になっているか?」をチェックするときの一つの目安。
その行為でお金が取れるかどうか?まず一人の人間を「お金を払いたい」と思わせる域まで喜ばすことができるか。
18.内に向く関心
自分へのダメ出しも含めて内向するよりも、関心をもっと外へ。他者に目を向けなければ自分は見えてこない。
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今、もやもやとしたものから抜け出せないでいる。10年周期位で来るもやもや病は、10年周期で来る精神的好景気で治まり、でも根治はしていないので精神的不景気が来るとまた発病してくる。そろそろ根治をはかりたいと思い、友人の薦めでこの本を読んでみた。やりたいこと、できること、やるべきことの中のやりたいことの大切さ。立ち止まって考える。偏差値よりも、どれくらい距離感のある人間と、何人くらい、どう関わってきたか、という経験値がものを言うのがコミュニケーション。仕事のゴールと、そこにどうやって到達するか、時間を刻んだ全手続きが戦略とマスタースケジュール。なりたい職業×マイテーマ×実現したい世界観。好きの中身を掘り下げる。情報ではなく、自分自身に立脚点を置く。覚えておきたい文章の数々。この人の話を直接聞いてみたい。
Posted by ブクログ
働く上で、他者の存在は無視できない。
いかに好き嫌いを超えて、気心も知れていない他者に向き合い、自分を通用させていくか。
自分も好き嫌いの私情を挟みがちだが、
そこを超えて他者と向き合うことで初めて自分が見えてくる。
内向きにばかり考えていても、答えはでない。
もっともっと他者と交流して自分を高めたいと思いました。
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フォトリ57冊目。
迷った時、わからなくなった時、何を基準に方向を見いだすか?
自分を掘り下げる方向〜ぶれないために必要
人と繋がる、関わる〜仕事の本質=人のために何かをしてお金をいただくから、新しいものは自分の枠の外にしかないから必要
自分をなくしても
孤立しても
行き詰まるってことでしょうか?
でも、結果として前進を続けるとしても、
モラトリアムの時間も必要と言ってくれる懐の深さが素敵な本です。
「見聞をひろげてもっといい仕事をするためにお金を」というエピソードにも、グッときました。
Posted by ブクログ
自分の考えを引き出すのに役立つコラム集
目新しい意見が書いてあるわけでもなく、この手の自己啓発本にありがちなもの
ただ、自分ならどう答えるか?どうするか?という問いと共に読み進めれば何か得るものがあるかも
want、can、mustは、似たようなことを娘に話したなぁ
自分がしたいこと、できること、お金になることで、それぞれ何にあたるのかという事をわかりやすく例えたんだよね
趣味、夢、天職、仕事等々についてはtwitterでも見た気がする
ここでは
want:将来像
can:過去からの積み重ね
must:現在取り組むべきもの
という感じの説明になってる
他にも
「職業名」×「テーマ」×「実現したい世界観」というのも、考えを具体化するために有効
職業だけを思い浮かべても何をしたいのかは漠然としているしね
モデルケースとなる既存の存在があればいいけど、そこに至るまでの考え方としてわかりやすい
ちょっと異論があるのは、仕事と勉強について
個人的には、仕事で勉強してもいいと思う
それ込みで採用しているのが日本型の雇用では?
こんなスタンスは意識高い系の人たちにまかせておけばいい
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こうすれば正しい選択だ!ということは書かれておらず、「ちょっとした違う視点の考え方」を見せてくれる本。
大きなことでも小さなことでも今悩んでる方は、
心が軽くなるので、読むといいと思う。寄り添ってくれる友達みたいな本。
ただ、「仕事は勉強とは違う」というところあたりから、著者の考えには納得がいかないところがあった。
仕事でもインプットは大事であって、新人さんの中にはそのインプットの対象だったりやり方を分からない方、手段を持たない方はいる。
読者の方からのメールを多く掲載している本著。
仕事を辞めたいと新人から相談を受けた上司の方のメールを見て、あぁ、こんな上司なら辞めるだろうなあ…と思った。案の定、彼は辞めたらしい。
インプットしたこと、自分の軸に固執して、新人さんのことを決めつけ、きちんとフォローも出来ないのは誰なのか?
新人さんが夜も眠れないというのは既に限界にきている証拠であり、辞めたいという相談は合図であり。
いくら自分がこうして、本だったりセミナーで思考力や知識を身につけたと思ったところで
目の前の人間をフィルターをつけて見て、ちゃんとコミュニケーションがとれないなら、なんの意味もないのだと思った。
Posted by ブクログ
いい話が多いし面白くも感じるけど、どうも自分の求めてるものと違う。
と思ったら帯を見て理由がわかった。「~、導きあうようにして作られた感動作」と。
そう、いい話だ。だから面白い。けどまとまりが感じにくく自分の好きなものではなかった。
自分のこれからを考える時に、この3つを考える。
WANT:夢・憧れ、やりたいこと:未来
CAN:経験・能力でできること:過去
MUST:人生の岐路でやるべきこと:現在
やりたいことは、人とのつながりの中で見つける
転職とは、内側の準備と外側の機会が一致した時に見つかる。
仕事は他者のためにある。勉強によると意識が内向きになる←技術者では違う
やりたいこと、「職業名」×「マイテーマ」×「実現したい世界観」
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ズーニーさんのアドバイスは、スキルを上げるとかそういうことにあくせくするのではなくて、人と関わる自分という、1人の人間の人間力をあげていくことに繋がるのだと気づいた。
決して背伸びではなくて、今の等身大自分のまま、人と関わっていこう、社会で生きていこうと思える。
Posted by ブクログ
特効薬ではありません。でも、自分の考えを引き出すのによく効きます。テーマについて自分の頭で考えることを楽しくさせるには、エラい人の完成された見解より、複数の人の切実な問題意識を投げかけた方がいい。
「まるで鉛筆のように、その身を削って教える先生がある。本気ってのは、ほんとに強い」ホント、この表現、うますぎ、すごすぎ。だけど、恐ろしくて読み返せません。
Posted by ブクログ
キャリアに悩む若手へ薦めた一冊。
キャリア論が述べられているわけではないが、最近の若者が悩む本質をとらえていると思う。
読みやすいが、とても考えさせる良著だと思う。
若手にお勧め。
Posted by ブクログ
著者が学生向けに活動していることが多いからか、紹介されている人物像に学生のことが多かったり、学生向けかな?と感じる部分もありましたが、「おとな」でも読んで損はないと思います。
いわゆる就職のための進路だったり、現状の不満からの転職だったりはオススメしていない内容でした。
多方面からの進路、人生観のようなものが読み取れて参考になりました。