トリイ・ヘイデンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「テーマ:ひまわり#7」です
初の海外作品で、そしてなんとトリイ・ヘイデンです!
トリイ・ヘイデン知ってます?
知らない?ふーん
さて本編です(トリイ・ヘイデンの説明しないんかーい!)
主人公は十七歳の娘レスリー、父母と九歳の妹ミーガンとカンザスで暮しています
このレスリーの視点で物語は進むのですが、母のマーラは大戦中アーリア人種の外国人であったために、ナチスに子どもを産ませるために監禁されレイプされ続けられるという少女時代の体験によって「壊れて」しまっています
そんな母の存在によりレスリーは常に家族のために犠牲を強いられた生活を余儀なくされています
そんな中さらに母は悲劇的な事件を起こ -
Posted by ブクログ
著者のノンフィクションはほとんど読んでいる。
今回はトラウマによって無言を貫き通す子供たちの話。
彼女の専門が児童虐待によって心を閉じた子供ばかりなので、核心に触れた時どうしても重い気持ちになるが、こういう症例となって表れるのだという勉強にはなる。
とにかく子供たちとのかかわり方がすごい。
瞬時に相手の気持ちを察し、あらゆる方法で固く閉ざされた心の扉を開き、隠されたものを引きずり出していく。
応用力や発想力もさることながら、腫れ物に触るようなことは決してしない。ダメなものはダメだという勇気。
操作しようとする子供に巻き込まれないようにする強さ。
あまりにも難しい症例に果敢に挑んでいくのは、子供 -
Posted by ブクログ
トリイヘイデンで読んでいないのはこれだけかも、と思いすごい久々に読んでみた。
相変わらず重い…。
他の作品と比べても特にヘビーだったような。
3つのケースに同時に関わり、どれもが全く改善を見せない。
でも、トリイが格段にレベルアップしてる。
シーラとかケビンの頃のトリイのイメージが強かったけど、いつの間にか鉄の女になってる。
昔のトリイなら泣き出してそうな恐ろしい事態でも無表情を貫いて冷静に観察するトリイはもう遥か遠い所に行ってしまったよう…。
いや、昔からトリイは強かったけどね。
感情移入できないレベルにいってる(笑)。
何年もこんなケースにばっかり関わってたらそうなるかもね。。
治療法 -
Posted by ブクログ
高校生の主人公の母は精神を病んでいた。第二次世界大戦時、ナチスにひどい目にあっていたからだ。母は裕福な家庭で育ち、美人で優秀だった。何ヶ国語も話せる母は英語が得意ではなく、家ではドイツ語やハンガリー語などを話していたため、少女は語学に優れていた。そんな母の病だいが悪化し、事件を起こしてしまう…
少女の妹がワガママで、癇癪持ちで…読んでいて少し気分が悪くなるほどだった。ただ、この家族は愛に溢れていたと言うのが読んでいて凄い伝わった。幼いながらに家族を支える主人公の姿、事件後に心に傷を負った後の発言、行動や思いに胸を打たれた。長編でかなり読み応えのある作品。最後の締めが少し納得いかなかったのが残