リリー・フランキーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ自己啓発本のようなものをよく読むことがあるけれど、
こういう対談集でそれぞれ歩まれた人生を語りながらの
価値観や文化、思考を知るっていうスタイルは
意外にいいもんですね。受け取りやすい。
語り手が見えすぎているから、説得力がある。
しかも、この3名という豪華さ。
面白かったです。
佐野さんのお話では、命に関する価値観が興味深かった。
小さい頃から兄弟や時代のせいもあって死を間近で
見てきた佐野さんにとって、飢えて死んでしまう子供の命と
今の臓器を売り買いするような命は違うということ。
死ぬということには、自然な摂理があるということ。
タバコを吸いながら、健康とか長寿、お金に関しても
執着がないという佐野さんの人生観って素敵だなぁと
思いました。
絵本を描く人のイメージが、この3人によって大きく
変わる気が(笑)
人間味があって、自由であまりルールなんかに縛られて
ない感じが、うらやましいです。
リリーさんとのエロに関する話とかもされる予定だった
ようだけど、その前に佐野さんは去年亡くなられてしまい、
残念です。もっと続きが読みたかったなぁ。 -
Posted by ブクログ
元サイトのほぼ日は知っていたので、一度紙面で読みたいなと思い借りた本。ビギナー編は読んだことがないのですが、このグルメ編の方はかなり本格的なレシピが揃っておりました。自炊=手抜きメニューってわけじゃないのね、と失礼なことを感じたり。
おだしをしっかり取ってみそ汁やうどんを作ったり、多彩なスパイスを使ってカレーを作ったり、私よりずっと手が込んでいる。フライパン一つで料理を、ってところではぱらぱらなチャーハンとかあったし。
写真はなくひたすらテキストだけど、レシピが単純なせいか割と印象に残りやすいお料理本。ただし写真がないためか、一つ一つのレシピが頭に残りにくい。実際に作るか、必要な箇所をメモる必要があります。
この本を読んで具体的なレシピが身についたというより、だしはちゃんと取ろうとか、合わせ味噌が以外と美味しそうとか、そういう基本的なところだったです。 -
Posted by ブクログ
リリー・フランキーさんとみうらじゅんさんの対談集。ラジオを聴いているような感覚で軽快に読める一冊。
下ネタやダジャレの中に、人生の大先輩おふたりが考える真理。
「人は必ず死ぬ。その事実から逆算すれば、悩みはもっと軽くなる。」
"そもそもよく知らない
自分の「絶好調」を目指すからストレスになる"
ほぼ下ネタだけど(笑)
時折クッとくるものが。
思考がグルグル止まらない
ネガティブな自分がやだ〜となりながら
家にあった一冊を手に取り、
桜が咲き始めたピクニック中や
お風呂(大好きなはまっている薬湯に浸かりながら)時間で読んだ。
前向き、ポジティブになる必要ないけど
なんか、もっと自分の人生だから
主人公わたしなんだから、色々受け入れて
過ごしたいとか壮大なことを思ったりした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本作は、みうらじゅん氏とリリー・フランキー氏による雑談集。
人は必ず死ぬという絶対的な真理を出発点にして、人生・人間関係・仕事生死に関するトピックについて、思い思いの考えを述べていく二人語り。
なお、みうら氏の肩書は「イラストレーター」(公式サイトより)。リリー氏は「マルチタレント」(wikipediaより)。
読後の印象は、二人ともただのアホなおっさん笑(いい意味で)。
・・・
あまりお二方のことはご存じなかったのですが、おちゃらけた、テキトーな感じは常々感じておりました。
ただ、今回はスタートポイントが死ですから、ひょっとしたら深遠な何かが語られるのでは、と期待して読んでみました。
むう。
結論は、おじさんの居酒屋でのとりとめもない話、のような内容でした笑。
一瞬、話の切り出しは真面目なのですが、最終的にエロに収まるというか笑。まあ素敵なおっさんたちだと思いました。
・・・
とは言え、かように振り切った人生を送っている方なので、節々に光るものがあります。
例えば、彼らの世間のしがらみからの自由さ。自由業の看板にまごうことがない。むしろ、その看板に忠実たろうと「俺たち自由でないとダメじゃん」と、うっかり仕事しすぎて焦っていることもあるそうで、微笑ましいです。
本人たちも、自分たちの仕事内容から、良くこれで生きてこれた・食えて来たと驚くわけですが、彼らの強味は、今でいうところの「マインドフルネス」であるかもしれません。
生とか死とかはたまに考えるけど、そういう事柄にかかずらわず、「今に没頭する」ということを続けてきたと。その「今」というのは、エロだったのかもしれませんし、絵だったり、飲酒だったりするのかもしれません。ただそれらは、何か他からの逃走ではなく、それ自体として選び取られたものであったこと。これが大きいのだと思います。
もう一つ。
自分探しと適材適所について書かれた箇所がありました。
「自分を探すんじゃなくて、自分の居場所を探せばいいんだけど」(P.212)
これはいわゆる「本当の自分」っていう話。実は、そういうのはないとお二方とも仰っています。また、他人との比較もなくならないと仰る。というか他者があっての自分なんだと。だから、唯一の自分の個性みたいないのを探すんじゃなくて、自分のテイストや好みを自分自身認知して(時々人と比べつつ)、自分にフィットした場所(会社、組織、コミュニティ)を探そう、といっているように感じました。
本人たちはもう少しふんわり喋っているので、そこまで意図していたのか分かりませんが。でも鋭いなあ、と感じ入ったものです。
・・・
ということで、みうら氏とリリー氏の雑談集でした。
ある意味で理想ですよね。そこそこ年がいっても飄々と仕事し、時に酔っ払い、キれつつ、何しろ楽しそうに生きる。大成功でもなくても、まずまず食べられる。いいですよね。
とにもかくにも、この精神的自由さは学びたいと思いました。
好きなことをしてみる。したいですよ。
…まあでも嫁さんの意向を聞かずにそんな好き勝手、できないですよねー。そのあたりのテクニックは、語られませんでした笑(「嫁を抱いてりゃあ、分かるよ」みたいな話はあったかもしれませんが…) -
Posted by ブクログ
単なる夢日記ではつまらない、ということで一ひねりした企画もの。
細野晴臣が見た夢37編と、その中から10編を基に朝吹真理子、リリー・フランキー、塙宜之の3名が短編を創作している。
遊び心を楽しむ本なのでしょうが、土台が夢なので支離滅裂でエログロも混ざって気色悪い面もある。
物理学者のファインマンさんも、確か見た夢を記録していた時期があったはず。
皆同じことを考え、実行しているのですね。
私も目が覚めた時に見ていた夢をどこまで思い出せるか挑戦することがある。
同じような設定の夢をよく見ていると感じる。
以前の夢と同じ場所で同じように困った状況に追い込まれたりする。
たいてい予期せぬことが起こり、何とかせねばともがいていることが多い。
楽しい夢はほぼ無いが、いい夢もたまにある。
私は夢でよく走るのだが、先日ついに市民マラソンで優勝した。
記録は2時間23分と微妙だが、現実では絶対にあり得ないまさに夢のようなタイムだ。
確かに一番でゴールしたのだが、気が付くと誰もいないし他のランナーも帰ってこない。
ここで目覚めたのだが、長年夢で走り続けた成果が出たのだから良しとしよう。
細野晴臣さんの見る夢はバラエティーに富んでいる。
自分の見る夢はほぼパターンが決まっていて、マンネリ化している。
実際の生活も変化に乏しいから経験値が低く、さらに想像力の貧弱さが夢にも現れているのだろう。
皆どんな夢を見ているのでしょう。
イヌやネコも夢を見るらしいが、魚や昆虫も夢を見ているのでしょうか?