リリー・フランキーのレビュー一覧
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ネタバレ自己啓発本のようなものをよく読むことがあるけれど、
こういう対談集でそれぞれ歩まれた人生を語りながらの
価値観や文化、思考を知るっていうスタイルは
意外にいいもんですね。受け取りやすい。
語り手が見えすぎているから、説得力がある。
しかも、この3名という豪華さ。
面白かったです。
佐野さんのお話では、命に関する価値観が興味深かった。
小さい頃から兄弟や時代のせいもあって死を間近で
見てきた佐野さんにとって、飢えて死んでしまう子供の命と
今の臓器を売り買いするような命は違うということ。
死ぬということには、自然な摂理があるということ。
タバコを吸いながら、健康とか長寿、お金に関しても
執着 -
Posted by ブクログ
元サイトのほぼ日は知っていたので、一度紙面で読みたいなと思い借りた本。ビギナー編は読んだことがないのですが、このグルメ編の方はかなり本格的なレシピが揃っておりました。自炊=手抜きメニューってわけじゃないのね、と失礼なことを感じたり。
おだしをしっかり取ってみそ汁やうどんを作ったり、多彩なスパイスを使ってカレーを作ったり、私よりずっと手が込んでいる。フライパン一つで料理を、ってところではぱらぱらなチャーハンとかあったし。
写真はなくひたすらテキストだけど、レシピが単純なせいか割と印象に残りやすいお料理本。ただし写真がないためか、一つ一つのレシピが頭に残りにくい。実際に作るか、必要な箇所を -
Posted by ブクログ
ネタバレ本作は、みうらじゅん氏とリリー・フランキー氏による雑談集。
人は必ず死ぬという絶対的な真理を出発点にして、人生・人間関係・仕事生死に関するトピックについて、思い思いの考えを述べていく二人語り。
なお、みうら氏の肩書は「イラストレーター」(公式サイトより)。リリー氏は「マルチタレント」(wikipediaより)。
読後の印象は、二人ともただのアホなおっさん笑(いい意味で)。
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あまりお二方のことはご存じなかったのですが、おちゃらけた、テキトーな感じは常々感じておりました。
ただ、今回はスタートポイントが死ですから、ひょっとしたら深遠な何かが語られるのでは、と期待して読んでみました -
Posted by ブクログ
単なる夢日記ではつまらない、ということで一ひねりした企画もの。
細野晴臣が見た夢37編と、その中から10編を基に朝吹真理子、リリー・フランキー、塙宜之の3名が短編を創作している。
遊び心を楽しむ本なのでしょうが、土台が夢なので支離滅裂でエログロも混ざって気色悪い面もある。
物理学者のファインマンさんも、確か見た夢を記録していた時期があったはず。
皆同じことを考え、実行しているのですね。
私も目が覚めた時に見ていた夢をどこまで思い出せるか挑戦することがある。
同じような設定の夢をよく見ていると感じる。
以前の夢と同じ場所で同じように困った状況に追い込まれたりする。
たいてい予期せぬことが起こ -
Posted by ブクログ
一般論ではなくお三方の"人生のきほん"が語られている。
まず、自分が西原さんを苦手だというのを再認識。辛口だとか言いたい放題という面ではなく(それはむしろ好ましいくらい)、暗く黒い自分、怒りから離れられない自分、病んでいるかもしれない自分を認めながら(そこも良いと思う)それを売りにできてしまうところが嫌なのだと気付いた。もちろん見誤っているだけかもしれない。何しろこれだけ受け入れられている方なのだから、本質はそうではないのかもしれない。ただ私は、毎日かあさんを知人に贈られても一読したのみで数年経っても再読したいという気にならないし、まぁ単に相性が悪い、または同族嫌悪的なもの