リリー・フランキーのレビュー一覧
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ネタバレ・みうらじゅんとリリーフランキーの会話形式の本。
・会話形式の本や文章に傍線が振ってある本が苦手だ
が、2人の視点が面白くていい意味での緩さが男ならクスッと笑ってしまう。時に「こんなこと言ってもいいのか?」と思うようなもあるけど、示唆に富んだ発言の方が多くて参考になる。
・特にみうらじゅんの造語とリリーフランキーの譬え話の引き出しが秀逸だと思った。
以下覚書、内容含むため、ネタバレ注意。
・安定って不安を感じるための装置。
・金持ちは金がなくなることを心配しているうちは、冬枯れの人生だ。シェークスピア
・満足することはない。あなたは幸せですか?って聞くのと同様に、満足という言葉は不安を植え付 -
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みうらじゅんとリリーフランキーのゆるーい対談集。というか、二人でお喋りしているだけ。
ほぼ雑談なのだが、時折禅哲学的な深いコメントが飛び出てくるので油断できない。
くだらないことで飯を食い続けることも高スキルが必要。長くクリエイティブで生き残っている二人だけに学びも多い。
<アンダーライン>
★★★★★ひとりでずーっと引きこもってて、「オレ、いまタイミング的にいいんじゃね?」って誰も思わないですよね?何か他人との接触があって初めて出る言葉ですよね。
★★★★調子悪くてあたりまえ。あるかわからない自分の「絶好調」を目指すからストレスになる。
★★★★★完璧に治らないという前提で生きているのと、 -
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人生を逆算すれば「不安」よりも「すべきこと」が見えてくるはず。
しなくていい予想で不安になることが一番のムダ。
何に対して怒るかということで、その人が大切にしているものがわかる。
今が一番大切。死ぬことは変えられないし、老いることもかえられないけど、どんな年寄りになるかということは、ある程度自分で決められる。
みうらじゅんさん、リリー・フランキーさんが、人生にまつわるさまざまなことについて語り合う。不安とは?満足とは?親子とは?友情とは?やりがいとは?場所は都内の居酒屋だったり、箱根の旅館だったり…。なるほどなぁと考えていると、いきなり下ネタやダジャレ。(番外編として収録されている -
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佐野洋子の対談集。本書の発行は2011年2月。佐野さんが亡くなられたのが2010年11月なので、佐野さんの死後の発行であり、人生の最晩年の対談。対談の相手は、西原理恵子とリリー・フランキー。佐野さんを含め、3人ともが武蔵野美術大学、いわゆる「むさび」のご出身。リリー・フランキーとの対談では、佐野さんはベッドでということだったようなので、体調も相当悪くなっていた時期だったのだろう。ただ、対談内容は、佐野さんの他の対談集と変わらず愉快なものであった。
西原理恵子は、デビュー作の「まあじゃんほうろうき」をたまたま愛読していた。とても面白い漫画だったし、何よりも作品中に出てくる本人が面白かった。その後 -
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飄々として自由でザクッとした佐野さん。
どこまでもたくましくでも母性を感じる西原さん。
そして、率直でかっこいいリリーさん。
三者三様、みんな違うけれど、どこか近くて。
とても自然体で、芯がぶれずに自分の姿でシャラッと生きている人って見ていて気持ちがいい。自分が変われないことなんかもとっくに受け入れて、自分なりの生き方で長いようで短い時間を気負わずに生きる。
こんな大人の人達がいてくれると
なんだか勇気がでるなあとおもった。
リリーさんがお母さんを東京に呼んで一緒に住んでからの話はなんだかとっても幸福感に満ちていた。さらにすきになっちゃった、リリーさん。
そこまで生に執着しないと言い切