リリー・フランキーのレビュー一覧

  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・みうらじゅんとリリーフランキーの会話形式の本。
    ・会話形式の本や文章に傍線が振ってある本が苦手だ
    が、2人の視点が面白くていい意味での緩さが男ならクスッと笑ってしまう。時に「こんなこと言ってもいいのか?」と思うようなもあるけど、示唆に富んだ発言の方が多くて参考になる。
    ・特にみうらじゅんの造語とリリーフランキーの譬え話の引き出しが秀逸だと思った。

    以下覚書、内容含むため、ネタバレ注意。
    ・安定って不安を感じるための装置。
    ・金持ちは金がなくなることを心配しているうちは、冬枯れの人生だ。シェークスピア
    ・満足することはない。あなたは幸せですか?って聞くのと同様に、満足という言葉は不安を植え付

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    2024年02月01日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    みうらじゅんとリリーフランキーのゆるーい対談集。というか、二人でお喋りしているだけ。
    ほぼ雑談なのだが、時折禅哲学的な深いコメントが飛び出てくるので油断できない。
    くだらないことで飯を食い続けることも高スキルが必要。長くクリエイティブで生き残っている二人だけに学びも多い。

    <アンダーライン>
    ★★★★★ひとりでずーっと引きこもってて、「オレ、いまタイミング的にいいんじゃね?」って誰も思わないですよね?何か他人との接触があって初めて出る言葉ですよね。
    ★★★★調子悪くてあたりまえ。あるかわからない自分の「絶好調」を目指すからストレスになる。
    ★★★★★完璧に治らないという前提で生きているのと、

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    2024年01月11日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    古本屋さんで見つけた時に、スナックラジオでリリーさんが言ってそうなタイトル名に思わずレジダッシュしていました。

    エロくてユルいけど、身も蓋もない程の真理を語るお二人の話が心地良い。
    教養と知識の話や、「げ」がついてしまうと・・・の話など、「人生」や「人間関係」、「仕事」、「生と死」にまつわることをいろいろと気付かせて貰いました。
    ときどき読み返したくなる1冊です。

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    2023年10月31日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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     人生を逆算すれば「不安」よりも「すべきこと」が見えてくるはず。
     しなくていい予想で不安になることが一番のムダ。
     何に対して怒るかということで、その人が大切にしているものがわかる。
     今が一番大切。死ぬことは変えられないし、老いることもかえられないけど、どんな年寄りになるかということは、ある程度自分で決められる。

     みうらじゅんさん、リリー・フランキーさんが、人生にまつわるさまざまなことについて語り合う。不安とは?満足とは?親子とは?友情とは?やりがいとは?場所は都内の居酒屋だったり、箱根の旅館だったり…。なるほどなぁと考えていると、いきなり下ネタやダジャレ。(番外編として収録されている

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    2022年11月26日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    リリー・フランキー
    「それで結局、人間とは?」
    「ららら…ですよ、拓郎的には(笑)」

    みうらじゅん
    「それで結局、仕事とは?」
    「人生の「本業」ではなく、あくまでも生きるための手段である」

    すげぇ。
    こんな珠玉の言葉が散りばめられた、対談集。

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    2021年12月17日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    予想は当たるかわからない。しなくていい予想で不安になることが一番のムダ。

    先のこと考えるなんてバカバカしい。今まで想像通りの未来なんて一度もないから。

    生きる目的は、死ぬまで生きること。

    気楽になれたかな。人生なんて死ぬまでの暇つぶしなのか。だからそんなに意味ないし、とりあえず生きてりゃなんかあるよ。

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    2021年10月19日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    みうらじゅんさんとリリーさん、お二人の軽い感じの会話の中に、やっぱり思ったとおり、深い言葉がいくつもちりばめられてました。たくさん刺さる内容があったので、今後とも読み返していきたいと思います。

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    2021年10月18日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    佐野洋子の対談集。本書の発行は2011年2月。佐野さんが亡くなられたのが2010年11月なので、佐野さんの死後の発行であり、人生の最晩年の対談。対談の相手は、西原理恵子とリリー・フランキー。佐野さんを含め、3人ともが武蔵野美術大学、いわゆる「むさび」のご出身。リリー・フランキーとの対談では、佐野さんはベッドでということだったようなので、体調も相当悪くなっていた時期だったのだろう。ただ、対談内容は、佐野さんの他の対談集と変わらず愉快なものであった。
    西原理恵子は、デビュー作の「まあじゃんほうろうき」をたまたま愛読していた。とても面白い漫画だったし、何よりも作品中に出てくる本人が面白かった。その後

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    2021年06月06日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    10年前の単行本文庫化ですが、全く古びず真っ当なことをエロと笑いでコーティングしニヤニヤ笑いながら「死ぬまでただ生きるだけ」がスッと入ってくる。
    死ぬまで枕元に置いておきたい聖書みたいな一冊。

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    2021年05月05日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    同じような内容からスタートしても、対談相手によって全然内容が変わってくるのはおもしろい!
    願わくばリリーフランキーさんとの続編読みたかった!

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    2020年12月10日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    「臓器移植してまで助けるのは貧困や飢餓でバタバタ死んでいる子供たちへの差別ではないのか」資本主義への危険な問いかけ。『100万回生きたねこ』は「さいご猫が死んでかわいそう」ぐらいが子供の感想だがどんなに多く転生を繰り返しても“死を受容する”一回しか人生はない“時間の有限”をさりげなく示すストーリー。自ら体現して「余命2年とわかってジャガーを買った」佐野洋子さん。西原理恵子も夫の死に直面。愛するものがいるということは生き甲斐だが、失って嘆き悲しむ対象があることでもある。リリー・フランキーは母のことを書いて…

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    2022年05月29日
  • がんばれ自炊くん! ビギナー編

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    これは単身赴任時代に読みたかった。結構いろいろやってたけど、これ読んでればもっと豊かな(?)自炊生活がおくれたなあ~ 今は縁がないので、子供たちに紹介 ^_^

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    2014年05月25日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    飄々として自由でザクッとした佐野さん。
    どこまでもたくましくでも母性を感じる西原さん。
    そして、率直でかっこいいリリーさん。

    三者三様、みんな違うけれど、どこか近くて。
    とても自然体で、芯がぶれずに自分の姿でシャラッと生きている人って見ていて気持ちがいい。自分が変われないことなんかもとっくに受け入れて、自分なりの生き方で長いようで短い時間を気負わずに生きる。

    こんな大人の人達がいてくれると
    なんだか勇気がでるなあとおもった。

    リリーさんがお母さんを東京に呼んで一緒に住んでからの話はなんだかとっても幸福感に満ちていた。さらにすきになっちゃった、リリーさん。

    そこまで生に執着しないと言い切

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    2014年04月21日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    3人3様の人生話が面白かった!凡人の凡人から見ると、この3人のどこが平凡なの? と思ってしまうけれど。特に前半のサノさんサイバラさんの対談がすごい。サイバラさんの壮絶な(一般的には)経験を「あなたすごいわねー」とこともなげに受け止めるサノさん。すごいっす。自分の人生も、ちゃんとしなきゃ、とかあまり大上段に振りかぶって考えることもないのかな?と思いました。

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    2014年01月13日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    佐野洋子の対談集。
    西原理恵子、リリーフランキーという対談相手も魅力的。

    深い悲しみと怒り、恨。

    でも、佐野洋子は飄々としている。その飄々と心の深淵を衝く佐野洋子の言葉にぐっとくる。

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    2013年09月15日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    怒りが根本にある西原さんと佐野さん。いくつになっても性格はかわらんものですね。自分の人生を笑いなく赤裸々に語る西原さんが珍しい。

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    2013年09月01日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    この対談集を読んでいたら、世の中にはいろんな人がいていろんな人生があって、今私が悩んでいることなんて「ちっせぇ〜なぁ」と笑い飛ばしてしまえるような元気さをもらった。
    平凡な人生を全うするのは、至難の業だと思うのね
    働かないで食うなんてありえないです
    女には、なかなか折れない強さがあるよね
    息子をニートにしない。娘を売春婦にしない。
    金と命を惜しむな
    という言葉にはなるほど〜と思った。

    私をいちばん変えたのは、出産だと思うね
    にはそのとおり!と深く頷いた。

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    2013年05月16日
  • 女体の森

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    みうらじゅん、リリーフランキー良すぎる。
    下手に写真など使わず、二人の対談を再構成することでこの二人のグラビアに対する熱い想いを上手く読ませている。

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    2013年02月13日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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     「おじさんのかさ」って佐野さんの作品だったんですね。「100万回生きたねこ」も子供の頃読んだきりで何もわからなかったけど、また読んでみよう。
    3人とも壮絶な人生なのにカラッと語られていて引き込まれる。会話がかみ合っていない気がしたけど(笑)

    佐野さんの無欲ぶりにびっくり。私はどうあがいても西原さんだなー。

    話の内容は覚えていなくても楽しめた飲み会みたいな本。現実を大きく包む充足感が残った。
    締めがリリーさんで良かった。

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    2012年10月03日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    佐野洋子と西原理恵子、佐野洋子とリリーフランキー、それぞれとの対談集。
    本来の性格でもあろうが、がん再発の状況下で何に対するこだわりもない著者が、人生と格闘中の西原や、浮遊感のあるリリーと自然体で語り合った対談集。
    彼女の本を読むとなぜか励まされる。

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    2012年03月10日