山田敏弘のレビュー一覧

  • ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する

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    いまそこにあるセキュリティ危機の観点からも、フィクション部分の読み物としても興味深い内容。インターポールのセキュリティ担当のエースに日本人がいるとは知りませんでした。

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    2019年06月12日
  • その一言が余計です。 ――日本語の「正しさ」を問う

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    ネタバレ

    まずは、タイトルに惹かれた。
    「行けたら、行くけど」「コーヒーでいいです」など、そこにその一言(あるいは一文字)付けなきゃいいのに、という「余計な一言」あるよなー、と。
    で、その例がたくさん載っているのかと思ったけど、単なる列挙じゃなく、文法的に、言葉の歴史的に、なぜ、そういう言い方になっているのかを丁寧に分かり易く解説してくれている。
    さらには、そうした言い方に対して、どのように注意する、あるいは受けいれる、相互に気持ちよく過ごせるには、どうすればよいかを提案する。実に、ケアが手厚いのだった。

    “はじめに”にある本書の目的、
    “「余計な一言」に対する双方の言い分を聞いて、調停していくことで

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    2019年02月27日
  • ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する

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    サイバー戦争やサイバー攻撃について国レベルのマクロ視点で一通り描かれている。
    先進的なアメリカ、イスラエルの破壊的サイバー攻撃スタックスネットの全貌や、第三の勢力、北朝鮮、イランのならず者国家の動き。エドワードスノーデンの暴露からアメリカ大統領選のロシアの動きとトランプ爆誕について。その中でもタメになったのは我が国日本の最弱っぷり。サイバー攻撃が憲法9条に引っかかり武力行使できない解釈は新しい考えだった。

    全体的には知ってることがほとんどだったのと、歴史ディテールが細かすぎて読んでいて眠くなった。
    眠気に勝って一読したい本ではあった。

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    2017年06月10日
  • ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する

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    ネタバレ

    サイバー戦争がどんなものかを一般の人向けに書いた本。一般の人には十分過ぎるほどの情報量。

    「来たるべき大きな混乱の時代を生き抜くために必読の一冊です。」と謳うなら恐怖を煽るだけでいいのか?
    この本読んでも生き抜けないと思う。

    恐怖を煽るという目的には関係ないのだが,細かな間違いがかなり多い。技術の本質を理解していないからだろうと思われる。

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    2017年04月11日
  • ハリウッド検視ファイル―トーマス野口の遺言―

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    ネタバレ

    概略は聞き知っていましたが、こうやってまとまってとらえるとまた印象が変わりますね。
    モンローやケネディの話は聞いていましたが、ベルーシの死にも関わっていたとは知りませんでした。

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    2015年01月04日
  • 日本語から考える! 韓国語の表現

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    日本語の先生が書いた、日本語独特の(あるいは典型的な)表現に、各国語の先生が訳文をつけ解説するというシリーズの韓国語版。

    なんだけど、うーん。
    この本が対象としている読者って誰なんだろう??

    日本語部分はどう見ても日本語学習者向けで、日本語母語話者には不要な解説が多すぎる。
    この本に求められているのは「日本語では同じ表現だけど実は意味が2通り以上ある(例:~たら)」とか「似た表現だけど意味の違いはよく分からない(例:~みたい、~らしい)」とか「日常使っているけど意味を聞かれると答えに詰まる(例~ぜ。)」ものをうまく切り分けて示すことであって、「日本語はこれこれこういう言語なのです」というま

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    2014年01月10日
  • その一言が余計です。 ――日本語の「正しさ」を問う

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    本のタイトルから、想像していた内容と大分違っていたが、
    ただの言葉指南本では無かったため、最後まで読めた。
    日本語は非論理的・最後まで聞かないとわからないとのうわさは、
    言語的特徴でしかないとのことで、
    そう思っていた側からすると、なるほどと思わされた。

    各章のおわりにある、著者の考える「余計な一言」についての対処法は、
    やわらかで、日本語に対する温かみに溢れていると感じた。

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    2013年11月15日
  • 日本語から考える! イタリア語の表現

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    日本語の微妙な表現をイタリア語ではどのように表現するかを説明している本。類書に他言語もあるので、興味がある方は是非読んでみてください。

    内容的にはかなり文法に寄っている印象。各セクションの内容をもう少し柔らかくすれば、かなり一般向けになったのではないかと思う。4セクションごとにコラムくらいに。
    そもそも、誰を対象にして書かれた本なのだろうかなあ。イタリア語を趣味でやってる人?イタリア語初修者?唯一思いつくのはイタリア語通訳の人かなあ。

    とはいえ、日本語の特徴はいろいろわかった感じ。「あの人は、あの人が」でニュアンスが変わる言語は個人的にはかなり好きです。

    2013.7.17(水)

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    2013年07月17日
  • その一言が余計です。 ――日本語の「正しさ」を問う

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    間違った日本語について解説するような本ではなく、「どうしてそうなったのか」や「どうすればよくなるのか」を考えさせてくれる本でした。

    「寛容に」という表現が多く登場したように感じますが、確かに著者の言いたいことはわかります。ただ「じゃあ誰がどう正すの」と考えたときに、ちょっと呑気かなと思いました。
    だって、正す側がやっぱり「正しい言葉」を身に付けておく必要があると思うからです。「寛容」という発想になるのも、学者さんだからかな~と考えたりしました。
    著者は長い目で見た「国語科教育」の必要性を訴えていました。同感です。正しい言葉遣いや敬語を人に指摘する前に、自分が実践の場で使えるようになることが何

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    2013年06月16日
  • 中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック

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    同じシリーズの「初級を教える人~」があって、初めて役に立つのでは、と(失礼)。
    正直なところ、私自身の力不足もあってか、これ一冊では少し扱いにくいと感じました。

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    2010年05月06日