【感想・ネタバレ】CIAスパイ養成官―キヨ・ヤマダの対日工作―のレビュー

価格 1,595円 (税込)
4.5
2件

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年11月04日

【私はCIAで、ガラスの天井を突き破ったのよ】(文中より引用)

戦後間もなく英語を学習するためにアメリカに渡り、その地でCIAのスパイに日本語を教える養成官となったキヨ・ヤマダ。謎のヴェールに包まれた彼女の足跡をたどりながら、CIAと日本の関係についても踏み込んだ作品です。著者は、『ゼロデイ:米中...続きを読む露サイバー戦争が世界を破壊する』などで知られる山田敏弘。

一人の女性の数奇な人生を通じて国際情勢の機微を垣間見ることができるだけでなく、往時の女性が置かれた立場と社会の関係についても示唆が得られる作品。年齢を重ねるに連れて自身の秘密を吐露していく様子に、彼女の抱えていたものの大きさが感ぜられました。

複雑すぎる人生だったと言って過言ではないかと☆5つ

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Posted by ブクログ 2019年11月19日

日本にいるCIAの工作員を養成していたのが実は日本人女性というのは驚きだったけど、そういう社会派ものというより、CIAからメダルを授与されるほどの活躍を見せ、本人も「ガラスの天井を破った」というほどの成功をおさめた、ひとりの女性の生き方を描いた本といったほうがいいかと。もっともその輝かしいキャリアの...続きを読む裏には、いろいろな葛藤もあったりするわけで、そのあたりもしっかり描かれるので、単なるすごいキャリアウーマン(死語)の話になっていないのがよいところ。読んだあと、彼女の人生とはどんなものだったんだろうと、ちょっと考えてみたくなる。

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