山田敏弘のレビュー一覧
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「い抜き言葉」とはなんだろうと思ったら、「書いてます」、「歩いてく」のように「い」を抜かした言葉とある。「いぬき」で浮かんでくるのは、設備や家具などを付けたまま売るあるいは貸す「居抜き」だ。
著書には、「脇にずらしたくなる日本語の癖」とあり、読んでいくとフムフムと思った。それは、はっきり言わないで、著書でも述べられているように「ほど」などを使ってもやもやさせる。理由としては、日本語ははっきり言わないとある。脇にずらすとはなかなかうまい表現だな。
日本語文法は、西洋語はっきり言えば英語の影響を受けているとよく言われる。その影響の1つに著者が挙げているのが、「た」に関する用法だ。過去、完了、状態を表すのが「た」の働きとされている。しかし、学校で教えられていない「た」の用法があるとして次の2つを取り上げている。
1.事態成立が認識されたことを示す
例 お、バス来たよ。
2、連続した事態の叙述において、突然、電車の警笛が鋭く鳴った。
例 夜が明けた。
「た」があるからと言って、パブロフの犬のように過去や完了で理解すると大変な場合があると改めて認識した。「た」1つにもいろいろな使い方がある。外国語荷役する際には、注意が必要になる。
著書を読み進めていくと、日本語を使うことの難しさを痛感させる。助詞1つ使うにも注意が必要だ。 -
Posted by ブクログ
とっても参考になる。普段、自分でも英会話をするうえで、考えていることが書かれている。
英語で話す際に、日本語をそのままの文章構造で英訳するのは難しく、一度、”日本語訳”しやすい日本語文にしてから、英語にすると訳しやすいのである。
しかーし、そんな事をいちいち頭の中でやっていては、当然間に合わない。話しながらSVOの順番に自然に頭のなかで構築しているのである。いわゆる英語で考えている状態になる。
この本では、日本語っぽい表現をいかに英語で表現するかを提示している。とにく日本語の助詞の意味によるニュアンスを英語表現するときのロジックを提示している。英語の出来る人が、なるほどとと思わせる本だと思う。英語でのニュアンスの違いが例で示されていて参考になりました。
でも、結局、どんどん話して慣れるしかない。 -
Posted by ブクログ
タイトルから、日本のお粗末な機密情報管理体制を英米と比較して説明しているのかと思って楽しみで読み始めたが期待外れだった。英米の体制MI6/CIA)は他本でも分かるので必要ない話。
日本ではどんな情報が何処からどの様に盗まれているのか、タイトルからすれば、何がどのように、どれくらい、”食い物にされているのか”、が例示されているのかと思ったが、そういう事例もなく、ではどうすれば良いのか全くわからない、提言もない。
考えてみると、それが分かればこの本は発禁になる可能性もあるはずで、発禁されなかったこと自体が、この著者も含めて日本全体がまだどんなに食い物にされているのかが全く分かっていない恐ろしい状況にあるということが逆によく分かった。 -
Posted by ブクログ
TBS系日曜劇場『VIVANT』(2023年9月現在)公安監修者・元公安警察官の勝丸円覚による前作『警視庁公安部外事課』(光文社)に続く待望の最新作。スパイ取材の第一人者である山田敏弘(国際ジャーナリスト)が構成として参画。スパイ業界最強のタッグが放つ「スパイ本」の決定版!!
勝丸さんの著作は何冊か読んだので、だんだん目新しい内容が少なくなってきた。一刻も早くスパイ防止法を成立させるしか日本が生き残る道はないと思うので、政治家にもぜひ読んでほしい一冊。スパイと分かったということを敢えて相手に伝わるように尾行したりとか、目的は達成してるにせよ、逮捕できないのがもどかしいなと思う。 -
Posted by ブクログ
長らく公安に携わってきた著者。
某国の大使館に出てからは身元オープンになったこともあって仕事も変わったようだが、その分?各国の情報機関のカウンターパートともなって、そんな話も語られる。
これまでもいろんな本はあったが、この本においては、「そうは言っても俺たちは頑張ってできることをやって来た」。
組織の援助が受けられないところでも、個人が使命感からリスクを背負って動く実態もあるらしい。
いやはや。
やはり、スパイ防止法と、情報機関がないのが如何にもまずい。
隣国が、あれとそれとこれなんだから、どう考えてもまずい。
経済安全保障の議論が俎上に乗ったので、スパイ防止法も検討されるんじゃないかと言う著者の見立てだが、どうだろうか。非常に心許ないようにしか思えないのだが。
必要でしょ。今。