山田敏弘のレビュー一覧
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「い抜き言葉」とはなんだろうと思ったら、「書いてます」、「歩いてく」のように「い」を抜かした言葉とある。「いぬき」で浮かんでくるのは、設備や家具などを付けたまま売るあるいは貸す「居抜き」だ。
著書には、「脇にずらしたくなる日本語の癖」とあり、読んでいくとフムフムと思った。それは、はっきり言わないで、著書でも述べられているように「ほど」などを使ってもやもやさせる。理由としては、日本語ははっきり言わないとある。脇にずらすとはなかなかうまい表現だな。
日本語文法は、西洋語はっきり言えば英語の影響を受けているとよく言われる。その影響の1つに著者が挙げているのが、「た」に関する用法だ。過去、完了 -
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とっても参考になる。普段、自分でも英会話をするうえで、考えていることが書かれている。
英語で話す際に、日本語をそのままの文章構造で英訳するのは難しく、一度、”日本語訳”しやすい日本語文にしてから、英語にすると訳しやすいのである。
しかーし、そんな事をいちいち頭の中でやっていては、当然間に合わない。話しながらSVOの順番に自然に頭のなかで構築しているのである。いわゆる英語で考えている状態になる。
この本では、日本語っぽい表現をいかに英語で表現するかを提示している。とにく日本語の助詞の意味によるニュアンスを英語表現するときのロジックを提示している。英語の出来る人が、なるほどとと思わせる本だと -
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TBS系日曜劇場『VIVANT』(2023年9月現在)公安監修者・元公安警察官の勝丸円覚による前作『警視庁公安部外事課』(光文社)に続く待望の最新作。スパイ取材の第一人者である山田敏弘(国際ジャーナリスト)が構成として参画。スパイ業界最強のタッグが放つ「スパイ本」の決定版!!
勝丸さんの著作は何冊か読んだので、だんだん目新しい内容が少なくなってきた。一刻も早くスパイ防止法を成立させるしか日本が生き残る道はないと思うので、政治家にもぜひ読んでほしい一冊。スパイと分かったということを敢えて相手に伝わるように尾行したりとか、目的は達成してるにせよ、逮捕できないのがもどかしいなと思う。 -
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長らく公安に携わってきた著者。
某国の大使館に出てからは身元オープンになったこともあって仕事も変わったようだが、その分?各国の情報機関のカウンターパートともなって、そんな話も語られる。
これまでもいろんな本はあったが、この本においては、「そうは言っても俺たちは頑張ってできることをやって来た」。
組織の援助が受けられないところでも、個人が使命感からリスクを背負って動く実態もあるらしい。
いやはや。
やはり、スパイ防止法と、情報機関がないのが如何にもまずい。
隣国が、あれとそれとこれなんだから、どう考えてもまずい。
経済安全保障の議論が俎上に乗ったので、スパイ防止法も検討されるんじゃないか -
Posted by ブクログ
ネタバレ書名の通りロシアと中国が民主主義諸国に対抗すべく、サイバー攻撃や技術上幇の盗み、情報技術インフラ技術の輸出(情報を盗むため)、要人の抱き込みなど敵対行為を行っているかが網羅的に描かれている。
報道されているように米国大統領選もロシアによるサイバー攻撃(情報操作等)が行われ、トランプの当選を後押ししてしまった事実には背筋が凍る。
しかし、これは始まりであって、今後、サイバー攻撃技術の進展により、我々がサイバー上の攻撃を受け個人資産を含めとんでもない損失を被ること、また、民主主義体制を揺るがされてしまう日がくることが現実のものとなっても不思議ではないと感じた。 -
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CIAで日本語を教え、多くのスパイを育て上げというキヨ・ヤマダ。教え子たちは数々の対日工作に関わり、キヨ自らも秘匿任務に従事していたという。彼女の数奇な人生。
40半ばすぎてからCIAの世界に入ってゆくというのも、そしてその仕事で力を発揮する、すごい才能の持ち主だったのね。極秘に関わることも多いでしょうし、あまりキヨさんのことは深く描かれず。その時代のことやCIAのことが織り交ぜられ、わりにさっと読めてしまった。
『戦場のアリス』でもそういったスパイがいたんだと初めて知ることでしたが、今回もキヨさんのことを初めて知り、興味深く。この本の内容がどこまで真実か謎だし、もっとハードな内容もあったかも