あらすじ
年間約17万人――高齢化が進む日本では、孤独死など病院外で死ぬ「異状死」が増え続けている。そのうち死因を正確に解明できるのは一部に過ぎず、犯罪による死も見逃されかねないのが実情だ。なぜ、死ぬ状況や場所・地域によって死者の扱いが異なるのか。コロナ禍でより混迷を深める死の現場を赤裸々な証言で浮き彫りにする。
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Posted by ブクログ
【どんな時代になっても、結局、人間は誰しも、生まれた以上は死ぬ運命にある。どんな死に方をしようとも、専門家がその死体の尊厳を守ってくれる。それも、目指していくべきではないか】(文中より引用)
なかなか表立っては見えてこない法医学者の仕事。その内幕を覗いてみると、日本社会に広がりつつある「死体格差」とも言える状況の中で、孤軍奮闘するひたむきな人々の姿があった・・・。著者は、インテリジェンスやサイバー分野についての作品も世に送り出している山田敏弘。
日本社会の盲点とも言える分野に鋭くメスを入れた一冊。ドラマで見て知ったつもりになっていましたが、法医学の世界の奥深さを感じることができました。それにしても、ここまで個人の力に頼り切る状況になっていたとは・・・。
見えないところに光を当てることって本当に大切☆5つ
Posted by ブクログ
死体の取り扱いの問題点を明らかにしている興味深い本だ.死因が明らかでない異常死の物体をどのように扱うかは、日本の各地で非常に異なっている由.監察医制度が機能しているのは、東京23区、大阪市、神戸市だけ、さらに司法解剖制度、調査委解制度もあり、入り乱れている感じだ.先駆者や現に活躍している人々を取り上げているが、あまり知られていないのが実情だ.考えさせられる点が多いと感じた.
Posted by ブクログ
仰天ニュースで知ったトリカブト事件を解決に導いた法医学者の大野耀吉さんや北海道の女性の法医学者など、いろいろな人の思いを知ることができてよかった
Posted by ブクログ
世界で最も有名な日本人法医学者・トーマス野口
日本は警察に権限与えすぎ
コロナー法導入した方がいいんじゃん
医者が圧倒的に足りないんだから、解剖専門の技術者?ちゅーか専門職でも作ったらもう少し解剖できる数も増えるっしょ
医師免許なくても、人体の構造とか仕組みとかの知識つければ、解剖専門職としては十分機能して、死因究明に貢献できるんじゃね
横浜監察医務研究所
1人で解剖をどんどん引き受ける(悪い意味で)
解剖の商業化 ¥88,000/体
解剖費用を遺族に支払わせる横浜市、いかれとる